今年2022年3月にアルムナイ(退職者)特化型クラウドシステム『Official-Alumni.com』を導入し、退職後も企業と関係を継続するアルムナイ・ネットワークを立ち上げた横河電機株式会社。
9月29日、アルムナイを交え「アルミライ共創ワークショップ」を実施しました。同社は6月にアルムナイとの交流会をオンラインで開催。今回は2回目のアルムナイとの交流の機会となりました。
会社・組織の垣根を越えて共創的につながる
今回のワークショップに参加したのはアルムナイ6名と社員5名で、社員は「未来共創イニシアチブ」のメンバーです。
未来共創イニシアチブとは、社外との共創的ネットワーク構築や社会課題解決に関連する価値創出、次世代リーダー育成の取り組みを進める社長直轄の組織横断バーチャルチームです。若手が描いた未来シナリオをもとに、現在、多様な業界90法人以上の経営者や有識者との共創的対話を重ね、すべてのステークホルダーとの共創を推進しています。横河電機のアルムナイ・ネットワークが発足してからわずか約半年で、未来共創イニシアチブとのコラボレーションが実現しました。
横河電機がアルムナイ・ネットワークを設立した目的の一つに、アルムナイとの協業の活性化があります。そこで会社とアルムナイが仕事でつながっていくことを主眼に置き、「横河電機アルムナイの未来を共創する」をテーマに、アルムナイ・ネットワークの可能性についてディスカッションを行いました。
>>横河電機のアルムナイ・ネットワーク導入インタビューはこちら
「自分のため」ではなく「仲間のため」というカルチャーがある
ワークショップでは、まず2つのグループに分かれ、アルムナイとどのように連携・共創ができるといいのか、アルムナイ・ネットワークで実現したいことなどについて、約25分間のアイデア出し、意見交換を行いました。その後全体で30分間、各グループの議論の内容を共有していきました。
参加したアルムナイからは、「社内に対してアルムナイの情報を共有する必要があるのでは」「ビジネス協業以外に会社の課題の深掘りをする」といったアイデアから、「横河電機の体制がこういう風に変わればいいのではないか」と横河電機の未来にまで話は展開しました。
また、「自分のためではなく仲間のためというカルチャーがあるので協業する上で安心感がある」「恩返しする気持ちで、横河電機で学んだことを元に、現役社員やアルムナイと一緒にビジネスをしていきたい」など、アルムナイ活動への期待を伺い知ることができました。
「新しいことを始めるとなかなか根付かないことも多い。ぜひアルムナイ・ネットワークはうまくいくまで継続ほしい」と激励の声も。
横河電機への想いや愛着があるからこそ、アルムナイから忌憚のない意見が飛び交い、ディスカッションは大変盛り上がりました。
様々な視点の交錯から共創へ繋げたい
参加した未来共創イニシアチブのメンバーからは次のような感想が寄せられました。
「アルムナイは横河電機のナカの視点もソトの視点も持ち合わせている。アルムナイが横河電機をどう考えているか、知ることができて勉強になった」
「アルムナイといっても、横河電機を退職してからのキャリアは人それぞれ。一人一人違う視点から意見を出し合えたのが面白かった」
普段とはまた異なる視点で意見交換ができたことで、刺激になった様子が伺えます。
一方、アルムナイからは「とても刺激になった」「自分の意見をはっきり言える若手がYOKOGAWAにいることが嬉しかった」という感想も。
ワークショップ内でリアルイベント開催についての話題も上がり、今後、アルムナイの知見や経験を共有する機会を設けることも予定しているそうです。
横河電機とアルムナイの皆さんとの間にどのような「共創」が生まれるのか、これからの活動に期待がふくらむワークショップでした。
※こちらは過去に横河電機へ在籍していた方専用のネットワークです