さまざまな企業のアルムナイをその想いとともにご紹介していく連載「ALUbum」。今回は野村ホールディングスアルムナイの劉 瑩さんにご登場いただきました!(在籍期間:2002年〜2018年)
劉 瑩(りゅう えい) さん
野村ホールディングスに勤めていた当時の仕事内容
入社から退職まで一貫して投資銀行業務に従事していました。最初はECMやDCMのドキュメンテーション業務を行うIB業務部にいました。そこから企業情報部へ異動して、M&A業務に携わっていました。その後は日本を離れて上海・香港と渡り歩き、M&AなどのIB業務に取り組んできました。
現在のお仕事内容
2018年の年末に中国の華泰証券に転職しました。野村でずっと取り組んできたM&Aのアドバイザリー業務を担当しつつ、現在はクロスボーダー・ファイナンス業務にも取り組んでいます。特に最近は、日本のマーケットが中国のクライアントからも非常に注目されていることから、日本市場に関連する業務も担当しています。
現在の仕事に活きていると感じる野村ホールディングスでの経験
現在も近い領域の仕事をしていることもあり、野村の投資銀行業務で培ったスキルや経験は毎日の仕事に活かされています。それと同じくらい活かされているのが、野村時代の「仕事のやり方」です。顧客との信頼関係の作り方やチームで最大の成果を出す働き方などは退職して他国で働く今でも役に立っています。
特に野村でレベル高く徹底されていたのが「顧客第一」です。顧客を第一に優先するって普通のことに聞こえますが、他の市場も経験した上で、改めて野村ではその意識が本当に徹底されていたのだと感心しました。またアジア発のグローバル金融プレイヤーの在り方についても、野村で経験したことを振り返って、考えさせられたことが多いです。
アルムナイネットワークに参加してよかったこと
ーーどのようなきっかけでアルムナイネットワークに登録しましたか。
野村がアルムナイネットワークを始めたというニュースリリースを見て参加しました。そもそも私は大学卒業後に入った中国の銀行のアルムナイとも今でも関わり続けており、馴染みがありました。そのため、野村でもアルムナイネットワークができたと知った時にはとても嬉しくて、すぐに登録しました。
ーー退職後の野村や野村アルムナイとの繋がりを教えてください。
対会社、という観点では退職後も私が野村のカウンターパートとして関わりがあったし、一部の同僚とは、公私ともに交流を続けています。ただ、かなりの同僚とは長らく連絡を取れていなかったり、連絡先がわからなかったりと、距離が遠くなっていました。特に私は上海や香港で仕事をしていたので、野村の日本の社員やアルムナイと気軽に会うこともあまりできなかったというのもあります。
野村公式のアルムナイネットワークがあれば、当時の知り合いに気軽に声をかけることもできるので、再会しやすいですね。
ーーありがとうございます。実際に野村時代のお知り合いと再会されたのですか?
実際に何名か全く連絡が取れていなかった方々と再会することができました。
2024年の1月に日本出張があったので、せっかくだから元同僚の方々に会いたいと思い、アルムナイ事務局へ連絡してみました。そこで、事務局にご協力いただきながら、思い切って野村アルムナイネットワークの中で交流会を募集してみることにしました。そうしたらアルムナイの方から「ちょうど企業情報部のアルムナイが30名くらい集まる新年会を開催する」と教えていただき、私も参加させていただきました。
20年ぶりにお会いする方もたくさんいて、非常に楽しい会でした。様々な分野で活躍されているアルムナイを見て、東京という国際金融センターの一部を支えている野村の人材層の厚みに改めて感心しました。皆さんを心から応援したいですし、自分も勇気づけられたと感じました。
所属企業やアルムナイの皆様にPRしたいこと
私は野村を辞めてからより一層、野村のファンになりました。個人的な話ですが、日本出張が増えているので、様々な場面でアルムナイのみなさんと対面でもお会いできれば嬉しいです。