
日清食品ホールディングスは、アルムナイとその家族も含めてファミリーとして日清食品を知り、日清食品のファンであっていただき、日清食品と繋がり続けていただくことを目的に、これまでにない、新たな取り組みとして、ファミリー向けのアルムナイイベントを開催しました。会場は「カップヌードルミュージアム 横浜」。当日は、アルムナイファミリー13組40名が参加し、子どもたちも一緒に“日清食品らしさ”を五感で体験する、にぎやかな1日となりました。
※こちらは過去に日清食品に在籍していた方専用のネットワークです
「カップヌードルミュージアム横浜」に集合 子ども向けの工夫も随所に
イベントは、「カップヌードルミュージアム 横浜」に設けられた特設会場からスタート。お菓子やジュースが用意された会場には、アルムナイファミリーが続々と集まり、和やかな雰囲気が広がっていました。参加者にはネームプレートが配られ、子どものプレートには「チキンラーメン」のキャラクター「ひよこちゃん」がデザインされており、小さなゲストたちが自然と笑顔になるような細かな工夫も随所に見られました。
皆さん揃ったところで、初めに開会式であいさつが行われ、当日の企画内容が紹介されました。
世界にひとつ、自分だけの「カップヌードル」づくり
開会式が終わると、子どもたちが心待ちにしていた「マイカップヌードルファクトリー」体験へと移ります。赤いイスと白い丸テーブルが整然と並ぶエリアでは、色とりどりのマジックペンが準備されており、自分だけの「カップヌードル」をデザインすることができます。
カップの側面に自由に絵を描く子どもたちの姿は真剣そのもの。「ママ、見てー!」と嬉しそうに自慢する子もいれば、集中してカラフルなアートを完成させる子もいて、それぞれの個性が光る世界に一つだけの「カップヌードル」が次々と完成していきました。

デザインした後は、ガラス張りのカウンターへと移動します。ここでは、「カップヌードル」がどのように作られているのかを、スタッフの方が実演を交えて丁寧に説明してくれました。最初の工程は麺のセット。カップに上から麺を入れるのではなく、麺にカップを被せて反転させるという“逆転の発想”に、「へえ!」「なるほど!」と驚きの声を上げていました。
続いては、スープと具材を選ぶ工程。スープは4種類の中から1つ、具材は12種類の中から4つ選べます。特に子どもたちには「ひよこちゃん ナルト」が大人気で、笑顔いっぱいに具材を選ぶ姿が印象的でした。次のフタをする工程では、接着剤を使わずに熱と圧力で一瞬でピタッとフタが密着する様子に「すごい!」「どうなっているの?」と興味津々の声が上がり、仕上げのシュリンク包装ではカップがぴったりと包まれていき、子どもたちは目を丸くして見つめていました。

そして最後は、完成した「カップヌードル」をエアパッケージに入れ、ポンプで空気を注入。自分だけの“特別な一杯”を大切そうに手にする子どもたちは、どの子も達成感あふれる笑顔を浮かべていました。
自由時間はクロスワード企画などで、日清食品をファミリーで知る
その後は自由時間となり、各ファミリーが思い思いの時間を過ごしました。
子ども向けのクロスワード企画が用意されており、ミュージアム内の展示エリアからヒントを見つけて、「発明に必要な言葉 」を導き出すという体験型のゲームで、ファミリーみなで一緒に楽しく答えを探していました。
創業者・安藤(あんどう)百福(ももふく) の人生を紹介する「安藤(あんどう)百福(ももふく)ヒストリー」では、壁一面に 年表やエピソードが展示されており、失敗を恐れずに挑戦を続けた姿に、大人も子どもも引き込まれるように見入りながら、クロスワードの答えを探していました。展示は子ども目線に配慮した設計で、ユーモラスなイラストもあり、様々な工夫が随所に施されています。
ミュージアムショップではオリジナルのお土産を選んだり、それぞれのペースで「カップヌードルミュージアム」を楽しむ様子が見られました。
中でも子どもたちに大人気だったのが「カップヌードルパーク」。「カップヌードル」の製造工程を体感できるユニークなアスレチック施設です。黄色いネットを登る「製麺ネット」、“麺”をスープで味付けする工程をボールプールで表現した「味付けプール」、足元の“揚げ油”から泡が浮かび上がってくる「ヴァーチャルフライヤー」など、子どもたちは全身を使って“麺”になりきりながら、存分に遊んでいました。「たのしい!」「もう一回やってもいい?」という声が会場内に響きわたり、大盛り上がりとなっていました。

他にも親子で楽しめる見どころたっぷり
カップヌードルミュージアム横浜には他にも見どころが満載です。たとえば、世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が誕生した研究小屋を再現した「研究小屋」も人気で、「麺が本物みたい」「鍋が熱そう!」といった子どもたちの声が飛び交い、ありふれた道具から世界的な発明が生まれたことに驚く様子が見られました。鍋から「チキンラーメン」が油で揚げられている音や映像が流れ、まるで当時のその場にいるかのような臨場感を味わうことができます。
さらに、「クリエイティブシンキング ボックス」では、子どもたちが頭と体を使って夢中になって遊ぶ様子が印象的でした。「カップヌードルミュージアム」全体が、学びと遊びをつなぐ“体験型食育ミュージアム”として、親子に発明・発見のヒントを届けてくれる場所となっていました。
「お父さん・お母さんの仕事を知る」発表で、子どもたちも真剣に
後半の交流会では、再び5階の特設会場に戻っての「お父さん・お母さんの仕事を知る」発表会です。ここでは、アルムナイの方たちにマイクが渡され、それぞれが日清食品グループでどのような仕事をしていたのか紹介しました。
「商品のパッケージデザインをしていました」「カップヌードルの具材を調整する機械をつくっていました」といった説明に、子どもたちも興味津々で、難しい話も静かに聞いていました。海外展開や宣伝の仕事について話すアルムナイ(保護者)もいて、「世界中で売るにはどう伝えるかを考えていた」「CMで使う表現を工夫していた」といった内容は、子どもたちにとっても印象的だったようです。
クロスワード企画表彰&自由交流
イベントの中盤には、クロスワード企画の答え合わせを実施。子どもたちは元気よく手を挙げて答えを発表し、正解者の中からじゃんけんで選ばれた子には、「世界のカップヌードル詰め合わせ」がプレゼントされました。
その後は、自由交流の時間に。子どもたちが楽しそうに遊ぶ中で、大人たちも旧交を温め合い、あちこちで会話や笑い声が飛び交っていました。最後にはお土産が手渡され、親子そろって笑顔で会場をあとにする姿が印象的です。
笑顔で締めくくる1日
イベントの締めくくりには、人材開発部長の岡村さんが登壇。新卒入社で長年日清食品に勤めてきた自身の経験を踏まえながら、アルムナイとの再会に感慨を込めて語りました。かつては「会社を離れた人=縁が切れてしまう」という思いを抱いていたという岡村さんですが、近年は価値観が大きく変化。「どこかで日清食品とつながってくれていることが何よりうれしい」と語り、別の環境で日清食品グループでの経験を活かしてくれていることに喜びを感じていると述べました。

また、この日は多くの子どもたちの参加もあり、自身の子育て時代を思い出して「もう一度戻りたいような、懐かしくも楽しい一日になった」とコメント。今後も中途・新卒を問わず多様な社員が入社し、転職や退職など、別のキャリアを選択していく中で、こうしたイベントを通じてアルムナイとゆるやかに繋がっていくことの意義を再確認し、最後に「これからも、ぜひよろしくお願いします」と感謝の言葉で締めくくりました。
このイベントは、アルムナイ同士の交流の場としてだけでなく、ファミリーで“日清食品らしさ”を体験できる貴重な機会となり、参加者の心にしっかりと残る一日となりました。
※こちらは過去に日清食品に在籍していた方専用のネットワークです









