
2025年9月12日、三菱UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行が合同でアルムナイイベントを開催しました。昨年に続き2回目となる今回は、「アルムナイと現役社員、そしてアルムナイ同士のビジネスコラボレーション創出」という目的をより明確に掲げ、約50名のアルムナイの皆さんにご参加いただきました。会場では実際に事業連携の話も多数生まれるなど、終始活気ある雰囲気に包まれたイベントとなりました。
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※こちらは過去に三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行に在籍していた方専用のネットワークです
グループCHROが語る、外部人材への期待と人的資本の未来
昨年に引き続き、司会進行役を務めてくださったのは、三菱UFJ銀行アルムナイでフリーアナウンサーの魁生真里さんです。落ち着いたトーンの素敵な声が会場を包み込み、会は和やかな雰囲気で進行しました。
また、開催に先立ち、三菱UFJ銀行アルムナイ事務局の福田さんより、ご自身もアルムナイであり再入社を経てアルムナイネットワークの運営をしていることもお話しいただきました。

会の冒頭、三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下、MUFG)の國行グループCHROが登壇し、「お世話になった上司の方や同僚など懐かしい方々にも会うことができ大変うれしく思います」「MUFGは進化・変革に向けてチャレンジをしています。今は外部で活躍されているアルムナイの皆さんも、引き続き、外からMUFGを支えて応援していただきたいです」等アルムナイの方々への熱いメッセージが贈られました。

続いて、銀行・信託銀行それぞれの新規事業担当者から、新規事業の内容とアルムナイとの協業の可能性についてプレゼンテーションを行いました。
三菱UFJ銀行からは、MUFGグループ内で実施されている新規事業創出プログラム(ビジネスコンテスト)でグランプリを受賞した担当者が登壇。現在取り組んでいる障がい者雇用サポート事業について、その社会的意義や事業の将来性を熱く語りました。
三菱UFJ信託銀行からは、法人新規事業部門から1名、フロンティア事業部門から2名の担当者が登壇。各部門が推進する具体的な事業内容や、アルムナイの皆さんの知見やネットワークをお借りしたい領域について説明しました。参加したアルムナイは、自身のビジネスとの接点を探るように、真剣な表情でプレゼンテーションに聞き入っていました。


活発な情報交換が行われた交流会
イベント後半は、和やかな立食形式の交流会へと移りました。乾杯の音頭をとったのは、三菱UFJ信託銀行の竹山次長です。乾杯前には、今年6月に発行されたレポート「Human Capital Report 2025」をご紹介。「MUFGで働く仲間に焦点を当てたこのレポートを、ぜひアルムナイの皆さんにもお届けしたい」と、その背景に込めた想いを熱心に語られました。

竹山次長の「乾杯!」という声が響くと、会場の熱気は一気に高まります。アルムナイ同士、プレゼンターとアルムナイの間では早速、ビジネスに関する話があちこちで始まっていました。また、テーブルの垣根を越えて名刺交換をしたり、三菱UFJ銀行や三菱UFJ信託銀行時代の仕事、現在の仕事について語り合ったりと、参加者の皆さんが積極的に交流を楽しむ様子が印象的でした。

「具体的な協業の話ができた」アルムナイの声と事務局の思い
イベント終了後のアンケートでは、満足度100%という結果に。多くの参加者から「ビジネスに直結する出会いがあった」という回答が寄せられました。銀行と信託という業態の枠を超えて、社員とアルムナイ、またアルムナイ同士が活発に交流した結果、今後の連携につながる兆しが多数見えました。このイベントをグループ企業として共催した価値が、まさにここにあります。
• 「事業内容として親和性があり、協業含めて検討できそうな方とご挨拶ができ、面談設定に至っています。」
• 「信託銀行の社員の方と連絡先を交換し、製薬・医療機器の関係者に繋いでもらう依頼ができる関係を築くことができました。」• 「多くのアルムナイの方と情報交換ができ、仕事に繋がる可能性がある出会いもあったため満足です。」
本イベントの事後アンケートに寄せられたアルムナイの声
運営を担当した銀行・信託のアルムナイネットワーク事務局の3名に、今回の手応えと今後の展望について伺いました。
「『ビジネスコラボレーション創出』という明確な目的を掲げたことで、参加者の皆さんがより具体的なビジネスの話をされている姿が多く、確かな手応えを感じました。一方で、『もっと登壇者の話を詳しく聞きたい』『懇親の時間を長く』といったご意見も頂戴しております。それだけ、多くの方にこの会をビジネス連携に向けた情報交換に活用いただけているということだと捉えています。今後具体的な連携への発展を期待しています。」
グループ全体の人的資本拡大へ
約2時間のイベントは、三菱UFJ銀行の船本次長による締めの挨拶で幕を閉じました。
「今回は銀行と信託の合同での開催でしたが、ぜひ来年はその他のグループ会社を巻き込んでMUFGとしての交流会を実現していきたい。さらにはネットワーク自体をMUFGで広く展開していくことをめざしたいです」とアルムナイネットワークのさらなる発展を宣言いただきました。

今回は、グループ会社3社の人事担当者もオブザーバーとして参加しており、来年以降は参加企業をさらに拡大していくことをめざしています。このアルムナイネットワークが、MUFGグループ全体の人的資本の価値をさらに高め、MUFGアルムナイにとってもさらに可能性が広がるプラットフォームとなるよう、今後も発展させていきます。この日生まれた新たな繋がりが、未来のビジネスを創り出すことを期待しています。

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※こちらは過去に三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行に在籍していた方専用のネットワークです










登壇者情報
三菱UFJ銀行 デジタル戦略統括部 森さん
社会課題解決をめざす、MUFGの新規事業創出プログラムが生んだ「チャレンジドバンク」
三菱UFJ銀行の森さんは、新規事業創出プログラム「SparkX」でグランプリを受賞した「チャレンジドバンク」の起案者です。この事業は、企業の障がい者雇用における課題解決をめざし、障がいを持つ従業員の育成から戦力化までを一貫してサポートします。森さんの「障がい者雇用をアップデートしたい」という想いから、2024年11月にサービス提供拠点を開設し、本格的な事業化に向け実証を進めています。
三菱UFJ信託銀行 法人マーケット統括部
スタートアップ投資を軸に、新たな事業価値を共創するプロフェッショナル集団
法人マーケット統括部は、スタートアップの技術やサービスと、三菱UFJ信託銀行の顧客基盤や信託機能を掛け合わせ、新たな事業価値の創造をミッションとしています。これまでに累計約50社、総額数百億円規模の投資を実行。脱炭素社会の実現や事業承継問題の解決など、社会課題に資する多様なソリューションを展開し、スタートアップと共に新しい価値を提供しています。
三菱UFJ信託銀行 フロンティア事業開発部
「信託」の枠を超え、社会インフラとヘルスケアの未来を拓く
フロンティア事業開発部は、従来の信託銀行の枠にとらわれず、未来の社会に不可欠な事業領域を開拓する部門です。インフラ事業室では、官民連携事業(PPP/PFI)を推進し、エネルギー・社会インフラの課題解決をめざしています。ヘルスケア事業室では、医療・介護・予防医学の領域で新規事業を開発。社会の根幹を支えるインフラとヘルスケアの両軸で、未来に向けた挑戦を続けています。