アルムナイと社員の「再会」と「再開」~三井住友海上火災保険 アルムナイ・ミートアップ2024 イベントレポート~

2024年11月8日に三井住友海上火災保険株式会社(以下、三井住友海上)のアルムナイ交流会が開催されました。対面のアルムナイイベントとしては2回目のイベントとなる今回。アルムナイと現役社員あわせて50名を超える参加者が集まりました。同社としては初となる試みも交えた交流会の様子をご紹介します。

MとSのポーズで記念撮影!

※こちらは過去、三井住友海上火災保険 に在籍していた方専用のネットワークです

テーマは「再会」と「再開」

運営事務局を務める人事部採用チームの加藤さんと、アルムナイの北河さんのお二人で進行していきます。今回の大きなテーマは「再会」と「再開」。
「再会」と称し、今回は初の取り組みを行いました。参加するアルムナイには、会いたい現役社員を事前にいただき、ご都合がつけば当日のイベントにも参加いただくというもの。
そして「再開」。三井住友海上の現状をお伝えして、いつかアルムナイともまた何かご一緒することができるためのきっかけとなればという想いで当日のコンテンツを準備しました。

司会進行を務める事務局の加藤さんとアルムナイの北河さん

乾杯の挨拶は人事部長 西山さんの「皆さん盛り上がってますか!?」の声で始まりました。

「アルムナイの取り組みは、OBとして外の世界で活躍している皆さんを応援するためにやっています。会社との接点を保っていただいて仕事上のコラボレーションにもつながればと思っていますし、アルムナイ同士の繋がりも会社として大切にしていきたいと考えています。
昨今、損保業界は様々な問題がある中で、生まれ変わろうとしています。そのためには同じ会社にいる人だけでなく外からの視点も大事になっています。今日はアルムナイの人からも貴重な意見をいただきたいと思っています。」

人事部長 西山さんからの乾杯の挨拶

西山さんの挨拶にもある通り、会社のことをよく知りつつ客観的に見ることのできるアルムナイから率直な意見をいただき会社の改善に役立てようと、専門部署によるヒアリングも会の途中で行われていました。外に出つつも繋がりを保ってくれるアルムナイの存在は、退職をされても会社にとって貴重な存在です。

同じ会社で過ごしたからこその距離の近さ

乾杯の挨拶のあとはしばしの歓談タイム。今回は現役社員も参加し、知り合い同士もいることで最初から会場の盛り上がりは最高潮。「実はこんな繋がりがあったんだ」という新しい発見も。在籍時は知らなかった関係性がわかり、人のネットワークが多層化していくのは今回のイベントならではの嬉しい副産物です。
また、初対面でも同じ会社にいたからこその共通の言語や背景があるので、打ち解けるのもあっという間です。在籍時の仕事やお互いの現在の取り組みを紹介しあう場面が会場のあちこちで続いていました。
旧交を温める人も、新しい繋がりを作る人も、思い思いに歓談の時間を楽しんでいきます。

会場のどこを見ても楽しそうな笑顔が溢れていたことが印象的でした

アルムナイと現役社員の繋がりも

会の後半では「再開」を象徴するテーマでプレゼンが行われました。司会を務められたアルムナイの北河さんは、日頃よりアルムナイネットワークの運営に協力いただいているアルムナイサポーターでもあります。(参考リンク

北河さんは、三井住友海上を退職後、地方創生を支援する株式会社MOGITATe(モギタテ)というコンサル会社を立ち上げられましたが、実はオフィスは三井住友海上の卒業生との共同オフィス。実際の事業でも、現役社員・アルムナイと連携した多くの取組を展開されており、三井住友海上との繋がりを密に保って活躍されています。

「三井住友海上の社員やアルムナイの皆さんは本当に素晴らしい。交渉力やリーダーシップがあり、難しい話をまとめてわかりやすく伝え、しっかりとした文章を書くこともできる。こうしたビジネスの力は、地方創生の分野でも必ず活かされる。実際に私が連携するアルムナイのメンバーは地元の発展に貢献している」

と北河さん。
全国各地で多様なお客さまに向き合う三井住友海上のネットワークと、社外に出て新たな人脈や、専門的なスキル・ノウハウを身に付けたアルムナイの力を組み合わせることで、社会に大きな良い影響を与えられるのではないでしょうか――実際に現役社員やアルムナイとともに連携事業に取り組む北河さんならではの熱い想いが伝わる、アルムナイネットワークのこれからの可能性を感じられるプレゼンでした。

北河さんの時にユーモラスな語り口に引き込まれ、会場の参加者は様々な取り組みに対して興味津々でした。

変わっていく会社の現状

続いて人事部人事チーム長の荒木さんから、『三井住友海上の今』というテーマで、会社の仕組みがどう変わっているのかが伝えられました。例をあげると
・役員・社員の呼び方
・出産・育児の支援制度の変化
・昇進の条件
・人事異動の公募制の仕組み
など…10年も経たないうちに会社の仕組みが大きく変わっていったことが伝えられます。退職してから時間の経っているアルムナイからは、会社の変化に感心する声も多く見られました。

社風の変化を伝える中での一場面。少し前では考えられなかったアルムナイ採用も今では当たり前のものに。

今日のアルムナイ・ミートアップが開催できていることも、会社の変化を象徴しているのかもしれません。会社の仕組みがどんどん良くなっていくことで、当時はやむを得ない事情で退職された方とも、またなにかの形で「再開」できるかもしれない――そうした想いが伝わってきます。

イベントを通じて改めて感じた絆

今回、アルムナイからまた会いたいという声をもらったものの参加が叶わなかった現役社員からは、サプライズでお手紙と現在の連絡先を預かっていました。
昔お世話になった人との絆は、時間が経っても無くならないもの。手紙を受け取ったアルムナイからは「嬉しい、すぐ連絡します」との声もあがっていました。このイベントをきっかけに、また縁が紡がれていくことを願うばかりです。

現役社員からの手紙をもらうアルムナイ

また、久々に三井住友海上に戻ったアルムナイからは、当時を懐かしみつつ、在籍時の経験が現在の仕事にも活かされているという声が多くあがりました。会社との繋がりを思い出し、それを今後の人生でどう活かしていくのかを考える良いきっかけにもなったのではないでしょうか。

アルムナイから「再会」の嬉しさを伝える声

「再会」と「再開」――今回のミートアップに込められたテーマにアルムナイと現役社員が向き合う貴重な時間になりました。
退職してしまったとしても、同じ会社で働いてきた絆はかけがえのないもの。今回のイベントは、所属の垣根を超えて同じ会社で育った人同士の繋がりを大切にしていきたいという三井住友海上の想いが伝わる場でした。

2022年の立ち上げから約2年が経った三井住友海上アルムナイネットワーク。事務局を務める人事部のメンバーがアルムナイサポーターのとともに試行錯誤しながら、アルムナイと会社の双方にメリットが生まれるような場にしようと運営しています。
会社とともにそのアルムナイネットワークがどのような発展を遂げていくのか、これからも楽しみにしていてください。

※こちらは過去、三井住友海上火災保険 に在籍していた方専用のネットワークです