TISがアルムナイ交流会を開催!共にアルムナイネットワークの新たな可能性を探る

2021年3月にアルムナイネットワークを立ち上げたTIS株式会社(以下、TIS)が、2024年1月26日にアルムナイ交流会を開催しました。場所は東京・豊洲にあるTIS INTEC Group Innovation Hub(以後:TIH)。TIS内外からの新規事業創出を継続的に行うことを目的として設立されたインキュベーション施設です。「創造の場」として開かれたこの場所に、「アルムナイネットワークの今後」について意見を交わすアルムナイの姿がありました。

TISの最新の取り組みを発信

今回、「今後アルムナイとの交流を深めていきたい」との思いから、アルムナイネットワーク事務局の藤澤さんのお声がけで開催。現役社員2名に加えて3名のアルムナイが参加しました。TISでエンジニア、営業を経験した後、現在は事業会社のDX推進部で活躍する岩崎紘志さん。TISで営業、総務を経験し、現在は不動産業界で人事に携わる矢神愛さん。TISに2度入社、インキュベーションセンター長を務めた後、現在は事業会社の人事に携わる林口文彦さんです。

各人が自己紹介をした後、TISの最新の取り組みである「インキュベーションセンター」について、同センター チーフの三簾聡子さんが紹介しました。

TIS株式会社 テクノロジー&イノベーション本部 インキュベーションセンター チーフ   三簾聡子さん

インキュベーションセンターはオープンイノベーションによる新規事業創出を目的として設立されました。自分たちでサービスを企画し、ローンチまで行う部門です。現在6つのチームがあり、新規事業の創出やスタートアップ・ソーシング、CVC運営、XR事業立ち上げなどに取り組んでいます。 

三簾さん

アルムナイの林口さんは同センターの立ち上げに関わっていたそう。当初は数人の規模で始まった部門が大きく成長し、多くの社員が新規事業創出に奮闘する様子を聞き、「自分が関わった仕事がここまで大きくなっているんだね」と感慨深い様子でした。

この日の会場である、TIHの運営を行っているのも同センター。三簾さんは「2024年度は、TIHを誰でも気軽に来れるようなスペースにすることを目指しています。ぜひアルムナイのみなさんにも使っていただきたいです」と語りました。

そのほか、学生インターンや採用に関する取り組みについても紹介がありました。アルムナイからは「学生と社員が交流できるようなイベントがあるといいんじゃない?」といった意見や、IT業界の採用事情について質問が寄せられる場面も。会社という垣根を超えてフラットな視点から意見交換をする姿が印象的でした。

三簾さんもアルムナイからのフィードバックは非常に参考になった様子。

インキュベーションセンターも設立から数年経過し、色々な課題も出てきています。今日のアルムナイからの意見によっても客観的にその課題を認識する機会にもなりました。

特に新規事業を進めていくときは外部の知見が必要なことはもちろんだが、TISの中の力学も理解していることもとても大事です。

アルムナイからも「アイデアソンやビジネスコンテストにアルムナイが協力できないか」というようなコメントもいただき、実現に向けて検討していきたいです。 

三簾さん

アルムナイが語る「期待」

もともと再雇用は多かったというTIS。社内からも「卒業した人たちと仕事をしたい」という声が多く、会社としても外で経験を積んだアルムナイの存在をプラスに捉えています。そんな同社がアルムナイネットワークを立ち上げたことについて、矢神さんは「辞めたら一生戻ってはいけないのかというと、『そんなことはないですよ』っていうTISからのメッセージだと思っています。社員の選択肢を増やすことにもつながるので、すごく良い取り組みだと思いますね」と語りました。

交流会の後半では、「アルムナイネットワークで今後どんなことをしていきたいか」をテーマにフリートーク。「アルムナイとの協業はどうすれば実現できるか」「『人事』『スタートアップ』など、テーマを設けて横の繋がりを作っていくような取り組みはできないか」「オープンに来れるような場所があるといい」など、様々な意見が交わされました。

アルムナイだからこそ持っている知見がある

第一部の意見交換会の後は懇親会へ。

今回は人事業務に携わる人が多かったこともあり、盛り上がったのは人事の話題。企業間のレンタル移籍(大手企業の社員が期限付きでベンチャー企業で働くという仕組み)についてや、ある専門分野に特化した採用をどう行うか、今後人事部の役割はどう変化していくかなど、各人が気になっているトピックで会話が弾みました。

特にアルムナイの所属する企業のCSR分野の取り組みに対して、事務局メンバーが「それはすぐに参加したい」とすぐに予定を確認したりと、前のめりに聞いていました。

本日の会を主催した事務局の藤澤さんはアルムナイの可能性を再確認したとのこと。

普通はなかなか他企業の「中」の取り組みなどの具体例を聞く機会はありません。元々TISを知っているからこそ「外に出て分かったが〇〇はよかった」「〇〇は改善できるといい」といった社内の改善につながる声も多数いただくことができました。

アルムナイからもビジネス面でのコラボによってお互いにWin-Winになる可能性も感じることができ、今後も情報発信、交流の機会を増やしていきたいと思います。

藤澤さん

アルムナイネットワークの中で、今後も多様な企画が生まれていくのではーーそんな期待を抱いた交流会でした。