アルバイト講師を卒業しても繋がる「TKGパートナーズ・アルムナイ」が、新たに目指す姿とは

東京個別指導学院(以下、TKG)では、2018年秋に、アルバイト講師経験者とのリレーションを構築するパートナーズ・アルムナイ組織を立ち上げ「アルムナイによる現役講師の支援」を軸に活動をスタート。
4年半が経過し、コロナが明けた今、あらためて「TKGパートナーズ・アルムナイ」をどう位置付け、どんなスタンスで臨み、そして何ができるのかを再考する中、「REBORN」として新たなスタートを切ることを決意しました。

本インタビューでは、新しく事務局メンバーに就任されたお二人に、「REBORN」に至った背景や今後「TKGパートナーズ・アルムナイ」として目指す姿についてお話いただきました。

*こちらは、東京個別指導学院・関西個別指導学院にてアルバイト講師を経験された方専用のネットワークです。

スーツを着た男性

自動的に生成された説明

TKGパートナーズ・アルムナイ事務局 *職責は2023年7月現在

宮坂 匡則さん/株式会社東京個別指導学院 人財部 社員採用・育成課 課長(写真右上)
新卒で入社後、教室責任者・地域責任者を経て、人財開発部にて社員研修や採用に携わる。
現在は人財部にて社員採用・育成領域を担当する。

勝又 菜摘さん/フリーランス(写真左下)
新卒で東京個別指導学院に入社後、副教室長・教室長を経て人財部に異動し、採用領域に携わる。退職後はフリーランスとして活動。東京個別指導学院の採用チームにジョインしている。

「REBORN」の根底にあるのは「卒業生の皆さんの現業や人生が豊かになること」への支援

― 今回「REBORN」として、パートナーズ・アルムナイをスタートするにあたり、お二人が事務局として就任されました。そもそも、お二人は入社前から現在まで繋がりがあると伺いました。

宮坂: 勝又さんは、2019年に新入社員で入社したのですが、私は、当時の研修担当でした。
勝又さんの印象は、当時から日々の頑張りや熱量が他の人と違っていて、わかりやすく言えば、負けず嫌い(笑)。とにかく努力家で、健全な努力ができる素敵な人だと感じていました。

入社後は副教室長として配属され、その後若くして教室責任者になりましたが、結果として当社を離れる決断をされたんですね。
しかしその後縁あって、今は独立した個人として当社の仕事をお願いしています。
辞めても繋がり、一緒に仕事ができることは嬉しいですし、純粋に楽しいですね。

勝又: 私にとって宮坂さんは、大学4年生から社会人1年目という人生の節目で、大変お世話になった方です。新卒時代は、研修官として指導者の立場でいらっしゃいましたが、新入社員に対してすごくフレンドリーに接してくださり、入社してからも会社を離れて個人になってからも、いつも気に掛け、近くで支援をしてくださる存在です。

― 最初に、パートナーズ・アルムナイとして立ち上がったのは2018年10月ですが、その後の活動を経て、2023年の今年、「REBORN」と称して新たなスタートを切ると伺いました。
そこに至った背景は何だったのでしょうか。

宮坂: まず、そもそものところからお話ししますと、TKGで働いてくれたアルバイト講師の皆さんとは、卒業し社会に出た後もお会いする機会が多々あるんです。

その時に「働いていた時は苦しかったけど、講師時代で得た経験は、自分の働くことへの礎になっています」と話してくれたり、「こんなことを後輩に伝えるのはどうでしょう?」と卒業後も当社のことを想い提案してくれる卒業生の皆さんがいらっしゃっるんですよね。

こういった経緯から、現講師に向けて協力していただけることはないだろうか、また何かアルムナイ同士が切磋琢磨できるような取り組みができないだろうかという話になり、スタートしました。

しかしそこから4年半、世の中の情勢が不安定になる中、アルムナイ組織はあり続けたものの、活動や行動の制限もあり、結果、運営に関する課題もいろいろ出てきてしまいました。

今年に入りコロナも明け、新たなステージを迎えたということで、あらためて、私たち(TKG)は「パートナーズ・アルムナイ」とどう向き合い、どんなスタンスでのぞむのかを再考することにしました。

「一緒に同じ釜の飯を食べ、苦楽を共にした講師の皆さんが新しい世界に旅立つとき、古巣であるTKGは何ができるのか?」ということに対して、原理原則に基づき真摯に考えたとき、「卒業生の皆さんの現業や人生が豊かになること」を支援するということが一番ではないか、そこに向けてパートナーズ・アルムナイの取り組みや働きかけを行なっていくべきではないかと考えたことが、今回の「REBORN」の根底にある考え方になります。

勝又: 私は今回から事務局メンバーとして参加させていただくわけですが、今の宮坂さんの話を聞き、これからの活動が、さらに楽しみになりました。

私自身、副教室長や教室長として働いていたので、講師の皆さんが社会人になりどうしているのかはとても気になっていました。アルムナイとして繋がることで皆さんの話を聞きたいのはもちろんですが、何かこちらがサポートできることがあれば、私も事務局としてお手伝いさせていただきたい、そう思っています。

お互いが良い影響を与えられるような場所にしていきたいですし、その結果、仲間がどんどん社会の中で活躍していく姿を見ることができるのは楽しいですよね。

スーツを着た男性と女性

中程度の精度で自動的に生成された説明

大切にしたいことは 「やればできるという自信」「チャレンジする喜び」「夢を持つ事の大切さ」

― これからのパートナーズ・アルムナイの活動を考えるにあたり「変わらない軸」、また、これまでの活動を踏まえ「変えていきたいこと」があれば、お伺いしたいです。

宮坂: 当社のアルムナイの皆さんが聞くと「相変わらずだなー」と思われるかもしれませんが、大切にしたい軸は 「やればできるという自信」「チャレンジする喜び」「夢を持つ事の大切さ」、この創業当初から変わらない3つの教育理念です。

私たちは教室の中でこの3つの理念を大切にし、日々生徒に向けて授業をしているわけですが、正直、こんなに難しいことはないと思っています。実は、私自身、仕事において躓きを感じている時期で、その度に教育理念に立ち戻るのですが、これを実践することはとても難しいと思っています。

でもこの理念を実践できれば、自分が成長できて、少し新しい未来が見え、生活が豊かになり、結果、次の夢に繋がるというサイクルを生み出すことができる。

だからこそ、この教育理念はアルムナイ運営においても大切にしたいと考えています。

アルムナイの皆さんにとっては、現業や現業のためのスキル・知識の獲得、マインドセットといった時間が、日常の大半であると思いますが、パートナーズ・アルムナイのネットワークは仕事の棚卸し含め自身をあらためて見つめ直す機会であったり、日々忙しい中でホッとする時間であったり、イメージでいえば高速道路の中のサービスエリアのような感じで使ってもらえるといいなと思っています。

変えていきたい部分は、TKG以外の新しい世界を知っているアルムナイの皆さんから教えてもらったり、ナレッジを共有いただいたりしながら、共に成長させていきたいと考えています。

勝又: どんな場所にしたいかという観点でお話しすると、私は、大きくても小さくてもいいので、気づきのある場所にしたいと考えています。

私は今フリーランスで働いているのですが、自分と全く違う仕事をしている人と話をすると、「そういう考えがあるんだ」「そんな風に見られているんだ」と気付かされることが多く、それが自分の仕事に活きてくる場面も多くあります。

パートナーズ・アルムナイという場所には、さまざまな仕事をしている人が集まってくると思うので、コミュニケーションを通じて、何か1つ、自分にとって気づきのある場所になると嬉しいですし、そんな場所にしていきたいという気持ちがあります。

― あえて伺いますが、TKGが、TKGパートナーズ・アルムナイをやる目的・意義とは何なのでしょうか?

宮坂: そうですね。もちろん慈善事業ではないので、このパートナーズ・アルムナイの取り組みや活動を通じて「TKGと一緒に新しいことを手がけてみませんか」というイノベーション的な部分であったり、TKGの社員として戻り自身のスキルを活かし活躍してくれるといったことも期待していることは事実です。

ただし、それはあくまでも副次的効果であり、先に話したとおり、大切にしたい軸は教育理念の部分。

私たちは教育サービスの事業をやっています。
この事業を通じて知り合った元講師の皆さんが、社会に出てキラキラとした素敵な大人になってくれることは、教え子や家庭を持っていらっしゃる方であればご自身のお子さまに向けて、大人・社会人になることの楽しさを伝えることに繋がっていくのだと思います。

一緒に「社会人って楽しいよ!」ということを広めていくことができれば、ほんの少しかもしれませんが、世の中に対して影響を及ぼすことができるはず。

繰り返しますが、企業理念であり教育理念である「やればできるという自信」「チャレンジする喜び」「夢を持つ事の大切さ」、これらが事業以外でも広まっていくのであれば、そこに存在する意味があると思っています。

グラフィカル ユーザー インターフェイス

自動的に生成された説明

*こちらは、東京個別指導学院・関西個別指導学院にてアルバイト講師を経験された方専用のネットワークです。

アルムナイネットワークが成長していく過程を楽しみながら、自身のキャリア・成長に活かしてほしい

― 最後に、これまで活動してくれたアルムナイの皆さんや、これから登録・参加してくるであろうアルムナイの皆さんに向けて、メッセージをお願いします。

宮坂: まず、これまで、アルムナイの活動をともにしてくださった皆さん、本当にありがとうございます。

今後、新しい「REBORN」という形で、門戸を広げ、活動を再スタートさせていきます。

多様な価値観の様々な世代がどんどん入ってくれることを期待していますが、この開かれたアルムナイネットワークを盛り上げていくには、私たち事務局の力だけでは到底成し遂げることができません。
ぜひ引き続き、お力添えいただけるとありがたいなと心から思っています。

特に今までは比較的奉仕の心、Giverの精神で関わっていただくことが多かったと思いますが、今後はぜひご自身のためにも使ってもらえると嬉しいです。
我々事務局も、皆さんが過ごしやすい環境を作っていくことができればと考えていますので、ご意見含め、今後ともよろしくお願いします。

続けて新しく入っていただける、もしくは登録を検討していただいている皆さんへ。
「是非参加してください!」、それが一番伝えたいことです。

正直に申し上げると、アルムナイの活動自体は、ガチガチに企画を固めているわけではありません。

固まりきっていないところはまだまだありますが、5年後10年後、「登録したときってこんな感じだったけど、今はここまでになったよね!」と、成長していく過程を一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。
その過程を通じて、現業だけでは築くことができなかった人脈や知恵・スキルを獲得し、自身のキャリア・成長に活かしていただけることがなによりの喜びです。

そのためには、是非、参加して欲しいと思います!

勝又: これまでアルムナイの活動に参加してくださった皆さんとは「初めまして!」という感じなのですが、これまで参加してくださった方も、今どうしようかなと迷われている方も、私は皆さんにお会いできることが、とても楽しみです!

先ほど、気づきが得られる場にしたいという話をしましたが、そのためには交流することが必要なので、そのような機会や場を提供できると良いなと考えています。
また私の場合、聞きたいという方がいらっしゃれば、今の立場を活かし転職だけでなく副業や兼業など新しい働き方について、ぜひお手伝いできる場面があると良いなと思っています。

そして、私も実はそうなのですが、交流の場があっても飛び込んでいけないという方もいらっしゃると思います。そういう方も含めて、皆さんが所属していてよかったと思っていただけるよう、こちらから何かコラムを発信したりすることで、日々の仕事や生活の中で活かせるものが得られる場所になるといいな、と思います。

*こちらは、東京個別指導学院・関西個別指導学院にてアルバイト講師を経験された方専用のネットワークです。