2024年11月1日、大阪にあるホテルで紀陽銀行アルムナイネットワーク立ち上げ後初となるイベントが開催されました。イベントにはアルムナイ12名と現役行員10名が参加。参加した行員の所属は、人事部のほか経営企画部、DX戦略部、ソリューション戦略部、紀陽キャピタルマネジメント株式会社などさまざまです。アルムナイ同士や行員との交流はもちろん、アルムナイスピーチやクイズ大会など大盛況となりました。
紀陽銀行のアルムナイネットワークは、再雇用や協業等による価値共創と人的資本の最大化を目的に2024年3月に立ち上がり、イベントが開催された11月1日時点でアルムナイ70名と現役行員14名が登録。アルムナイ研究所による「ジャパン・アルムナイ・アワード2024」において優秀賞を受賞しています。
※こちらは過去、紀陽銀行に在籍していた方専用のネットワークです。
徳島、香川、和歌山、東京など遠方から参加するアルムナイも。紀陽銀行ならではのおもてなしで迎える
これまでも小規模なランチ会等でアルムナイとの交流は行っていたものの、今回のような公式イベントは初めての開催である紀陽銀行。より多くのアルムナイが参加しやすいよう、本社のある和歌山県ではなく大阪での開催を企画しました。当日は、大阪はもちろん香川、徳島、和歌山、東京など遠方から参加するアルムナイも。
開場すると続々と集まるアルムナイ。現役行員が次々と声をかけ、談笑しながらイベント開始までの時間を過ごします。
年齢や役職に関わらずカジュアルな雰囲気で交流する様子に、会が始まる前から紀陽銀行らしさが感じられました。
紀陽銀行の公式キャラクター「キヨー坊や」もアルムナイの到着を迎えます。キヨー坊やの立つ展示テーブルには、当日参加したアルムナイが入行した年の行内広報誌がずらり。展示テーブルにはアルムナイが持参したものを展示することも可能で、現在の仕事に関するリーフレットを持参し、展示するアルムナイもいました。
初対面同士が多いのにも関わらず、全員がもともと面識があるのかと思ってしまうほど、自然かつ活発に会話する参加者たち。場が温まったところで、イベントの始まりです。
紀陽銀行の近況を報告。新しい取り組みを共有し、アルムナイの持つ外の視点を積極的に求める
イベントの冒頭は常務の丸岡さんによる講話です。紀陽銀行の近況報告のほか、アルムナイネットワークを立ち上げた経緯や期待についてお話がありました。
丸岡さんは紀陽銀行のスタートアップ支援や新規事業領域等の新しい取り組みを発表し、
「私たちが変化するためには、外との接点を持つことが必要。私自身も外部との接点を積極的に持つようにしているが、アルムナイの皆さんは、まさに外の視点も持たれていると思う。そういう意味でも、今日はさまざまな話を聞かせていただいて、いろんな刺激を与えていただきたい」
と話し、アルムナイだからこその視点や意見を積極的に求めました。
また、「ジャパン・アルムナイ・アワード2024」において優秀賞を受賞したことに触れ、
「これが出発点。一般的に保守的なイメージのある地銀がアルムナイネットワークを立ち上げたことをまずは評価していただいたのだと思う。これで終わらず、次につなげていきたい」
と話しました。
5名のアルムナイが登壇し、現在の仕事や活動をスピーチ
アルムナイスピーチには5名のアルムナイが登壇し、現在の仕事内容や取り組みを自由に発表しました。
紀陽銀行での経験がどのようにキャリアに活きているかや、紀陽銀行の好きなところを話すアルムナイも。
「管理職にもしていただいたけど、起業したくて退職した。社会人の基礎を作ってくれた」
「行員同士の距離が近いのが良かったなと思う。普段会わない人とも気軽に雑談ができる距離感が好きだった」
現在の仕事と紀陽銀行の関わりを話す方や、アルムナイ同士のビジネス連携に期待する声もありました。
「(現在の仕事を発表して)これから紀陽銀行とも関わることになると思うので、よろしくお願いします」
「今日話す中で、同じテーブルに自分が仕事で関わった事柄と関連する人を見つけた」
「スタートアップ支援をしているので、関心のある人は声をかけてください」
「すでに現在の仕事で紀陽銀行さんとも色々と連携させていただいています」
多様なキャリアや取り組みの発表に、現役行員の皆さんも熱心に聞き入りました。
チーム対抗クイズ大会!オリジナルの内容に大盛り上がり
次は「KIYOクイズ大会」です。紀陽銀行に関する問題やアルムナイネットワークならではの問題で構成されたクイズ大会で、テーブル別の3チーム対抗で行われました。
「紀陽銀行の金融機関コードは?」「キヨー坊やの靴の色は?」などの問題に、ワイワイと取り組みます。アルムナイネットワークで投稿されていた内容に関する問題もあり、アルムナイ同士で「なんだったっけ?」と思い出しながら回答する様子も。
最も盛況だったのはアルムナイ札勘対決です。テーブル毎に代表のアルムナイが前に出て、札勘スピードを競います。その後、行員による札勘対決も行われ大いに盛り上がりました。
最後はフリーの交流会です。実はイベントの冒頭で配布された名札の色は、アルムナイと現役行員で分かれていました。合わせて名簿を配布するなど、交流しやすい工夫もされています。
申込時のアンケートで伺ったイベントへの期待は「アルムナイ同士の交流」が最も多く、次いで「自身の仕事につながる出会い」が多い結果でした。その結果を表すように、活発に情報交換をし合う姿が見受けられました。
アルムナイがキーパーソン。所属は違っても、一緒に地域に貢献していきたい
イベントの締めは、人事部長の山本さんの挨拶です。山本さんは、
「まだまだ道半ばのアルムナイネットワークではあるが、今回開催して本当に良かった。開催するまでは、みんな来てくれるのだろうかと思う気持ちがあったが、今はアルムナイの皆様との可能性をとても楽しみに思っている」
「紀陽の良いところも悪いところもよく知っている皆様から、外部で得た客観的な視点も含めてアドバイスいただきたい。アルムナイの皆様がキーパーソンであり、協業やコラボレーションを通じて新たな価値を生み出し、お客様により良いものを提供していきたい」
「地域に貢献したいという想いが同じであれば、どこに所属していても関係ないと感じた。皆様との化学反応が楽しみ」
とアルムナイとの共創に向けた期待を述べました。一方で、
「皆様とまた一緒に仕事がしたいというのも本音ではある。紀陽銀行に戻っても良いと思ってもらえるように、私たちも変わっていく」
と、決意を述べました。
イベント終了後のアンケートでは、イベントで出会った人と「すでにビジネスに関わる次の約束をした」という声が複数あり、アルムナイネットワークをきっかけとした共創にますます胸が膨らみます。
また、アルムナイの方々からいただいたイベントの感想には、
「自分の知らない紀陽銀行を知ることができ、同じ卓になった方々と会話が弾んだ」
「同じアルムナイの方の近況が知れて面白かった」
「紀陽銀行の方は久しぶりの方も初めて話す方もいたが楽しく話せ、改めて雰囲気の良さを感じた」
とうれしい声が。現役行員からもより高い頻度の開催を求める声が上がるなど、アルムナイと行員の双方から今後の交流を楽しみにする声がありました。
アットホームでカジュアルな雰囲気のイベントに、堅いイメージのあった金融機関の印象が覆されるようでした。もうすぐ設立から1年を迎える紀陽銀行アルムナイネットワーク。今後の取り組みから目を離せません!
※こちらは過去、紀陽銀行に在籍していた方専用のネットワークです。