2025年5月24日、イオンモール株式会社(以下、イオンモール)が、アルムナイ交流会「アルムなう!」を開催しました。イオンモールは2024年6月にアルムナイネットワークを設立。2025年5月24日現在、登録者は112名、ウェルカムバック採用で3名が再入社しています。通算2回目となる今回の交流会には、20名のアルムナイと現役社員が参加しました。
アルムナイと現役社員、それぞれの「今」が交差した今回の交流会。お互いの歩みや変化を共有し、つながりを“深める”1日となりました。
※こちらは過去、イオンモールに在籍していた方専用のネットワークです。
2025年度のアルムナイネットワークのテーマは「深める」
イベントの冒頭では、司会を務めるイオンモール株式会社採用・育成部採用グループの小松さんが、今回のイベントの趣旨について説明しました。その中では、昨年立ち上げてから1年のアルムナイの活動の報告と今後の展望についてもお話されました。
「イオンモールがネットワーク構築を始めた2024年度は、『つながる』場を作ることをテーマに掲げていました。2025年度はそれを『深める』がキーワードです。アルムナイのみなさんは当社を卒業して前に進んでいます。そんなみなさんの“今”にフォーカスして、応援したり、シェアしたりする時間にしていきたいと思います。」
続いて、アルムナイそして社員による自己紹介を実施。現在の仕事や経歴について簡単に紹介しました。

イオンモール卒業生の「今」~転職先での奮闘談&今の仕事~
早速、1部ではイオンモール卒業生の「今」を紹介として3名が登壇。イオンモールから転職した2名のアルムナイが現在の仕事や働き方を紹介。さらに一度退職後、イオンモールに再入社した社員に外から見たイオンモールについてお話しいただくトークセッションを行いました。
IT企業での勤務、個人としても活躍
最初に登壇したのは、イオンモールで約16年間勤務し2023年に卒業した西川さん。イオンモールでは商業施設や複合施設の開発に携わりました。現在は大手IT企業で、スマートシティ開発や複合施設開発に取り組むかたわら、個人として地域創生も行っています。
異業界への転職だったため、得意分野以外で新たな強みを出せるかがハードルだったと、西川さんは振り返ります。「ITスキルのキャッチアップは大変でした。また、これまで図面を書く仕事をしてきましたが、求められる役割が異なり新たな強みを生み出すことにはじめは苦労しました。」
また外に出てみて、イオンモールのブランド力に守られていたこと、幅広い年齢層の社員がいることの安心感に改めて気づいたと言います。「イオンモールでは良い方々に恵まれたことが何よりの財産でした。アルムナイのみなさんとも、これから情報共有や接点を作っていければと思っています。」
独立してイオンモールと協業
続いて登壇したのは、2019年にイオンモールを卒業した森藤さん。大手自動車メーカーのグループ会社である商業デベロッパーでの勤務を経て、2024年8月に起業。地域活性と商業施設の課題解決に取り組んでおり、現在はイオンモールへの事業提案も行っています。
森藤さんは独立した時に、“モール事業は地域が抱える課題解決のために必要な場”だと改めて認識したと言います。「地域活性、高齢化、スマートシティ構築を考えていくと、モールはさらに必要な存在になります。イオンモールの最大の強みは、国内に160カ所以上の店舗、つまりオフラインの『場』を持っていることです。今後も地域との連携を深めていけると考えています。」
モールは新しいビジネス展開の可能性に満ちているという森藤さん。「退職した今でも外部から支援させていただけることに感謝しています。引き続き、多くのお客様にさらにご支持いただける施設づくりに貢献したい」と締めくくりました。
イオンモールでのやりがいを改めて認識し再入社
最後は、2025年にイオンモールに再入社した小林さんが登壇しました。小林さんは、2023年にイオンモールを退職し、土地家屋調査士事務所を経て、空港会社へ入社。空港ターミナルの商業エリアのリーシング業務に従事しました。社外での経験をしたことで、改めてイオンモールでのやりがいを認識し再入社に至りました。
空港ターミナルの仕事では、イオンモールで培った商業施設の管理運営経験や、難区画へのアプローチ経験が役立ったと振り返ります。反対に、空港ターミナルでの経験も、地元企業との関係性構築やリーシングツールの改良など、今後イオンモールで活かせるものが多数あると前向きに語ります。これまでのスキルや経験をもとに、小林さんは次の一歩を踏み出しています。
イオンモールの「今」
懇親会をはさみ、イベント後半はイオンモールの「今」の紹介からスタート。人事部長の安武さんと人事企画部長佐久間さんが登壇し、人事領域での変化について説明しました。

イオンモールでは65歳再雇用制度(シニアプレイヤー制度)を創設したり、職務をより明確にし、公正な評価・処遇を行うための人事制度改定を検討したりと、様々な取り組みを行っています。
在籍時からの変化に、アルムナイも興味を持って耳を傾けていました。あるアルムナイからは「労使交渉で課題化したところが改善されていて、個人的にうれしかった」という声が寄せられました。
アルムナイサポーター任命式
最後は、アルムナイサポーター任命式が行われました。アルムナイサポーターとは、交流会やイベントの企画などアルムナイ活動をする上で意見をいただくなど、運営サポートをしてもらうアルムナイのことです。
佐々木さん、森藤さん、大平さんの3名が、アルムナイサポーターとして任命されました。
辞令を受け取った後、それぞれが今後の抱負や喜びを語りました。
「本当に多種多様な業種・業界で働いている方が多いと思います。この場がみなさん同士でつながる1つのきっかけになればと考えています。引き続きよろしくお願いします」(佐々木さん)
「在籍当時のマネージャーと今もつながっているので、彼らに自慢したいと思います(笑)」(森藤さん)
「イオンモールのファンとして、自分の中でやれることを引き続きやっていこうと思います」(大平さん)
それぞれの「今」がつながる場所に
イオンモールを卒業後、それぞれの道を歩むアルムナイが集まった交流会「アルムなう!」。アルムナイの「今」では、イオンモールでの経験が確かな土台になっていることが伝わってきました。イオンモールの「今」の紹介にも関心が集まり、変化への前向きな反応も見られました。
アルムナイサポーターの任命式では、つながりを大切にしたいという想いが語られ、会場には一体感が生まれました。立場や環境は違っても、“イオンモールで働いていた”という共通点が、交流の大きな力になっていると感じられる時間でした。
参加したアルムナイからは次のような感想が寄せられました。
・イオンモールの温かい雰囲気を感じることができて懐かしく、嬉しかったです。
・アルムナイの「今」では、個人事業主としての働き方などを知ることができて興味深かったです。
・参加者の皆さんが、それぞれの選択先で頑張っている姿を見ることができて良かった
アルムナイ交流会を終えて、事務局の皆さまから感想・今後の展望について改めて伺いました。
企画や登壇、参加の呼びかけなど多くの場面でアルムナイの皆さまにご協力いただき、様々な分野で活躍するアルムナイが集うイベントとなりました。
意見交換は大変盛り上がり、何度も「もうお開き」ということをお伝えしたことも印象に残っています。アルムナイの皆さまから刺激と活力をいただきました。
それぞれの立場で、それぞれの想いを持って集った1日。イオンモールとアルムナイのつながりは、これからさらに広がり、深められていきそうです。
※こちらは過去、イオンモールに在籍していた方専用のネットワークです。