【アルムナイネットワーク活用術 Vol.1】 前職との”新しい距離感”を楽しむ若手サポーターたち


アルムナビ運営元のハッカズークが提供するアルムナイ(退職者)専門サービス「Official-Alumni.com」では、ネットワーク活性化に向けて様々な取り組みを行っています。その一つが「アルムナイサポーター」制度です。サポーターは企業やハッカズークと連携し、アルムナイならではの視点でコミュニティ内でのイベントの企画や運営のサポートを行っています。今回は、HR業界で活躍される2名のサポーターに、サポーターに就任した背景や、サポーターになっての気付き・メリット・楽しむポイントなどを伺いました。

プロフィール


株式会社臨海のアルムナイサポーター:河越影吾さん(写真右)
現在は人材・教育系テック企業で採用業務に従事。趣味は音楽制作や演奏。

三井住友海上火災保険株式会社のアルムナイサポーター:鷲田正英さん(写真左)
現在は人材エージェントでリクルーティングアドバイザーとして勤務。
趣味は体作りとディズニー。

アルムナイサポーターとは

より良いコミュニティになることを目指して、アルムナイ同士のコミュニケーションのきっかけづくりを行ったり、交流会やイベントの運営のサポートなどを行うアルムナイを「アルムナイサポーター」として認定しています。

>>サポーター応募フォーム

プロカメラマンによるアイコン用写真撮影・専用フレームアイコンのご提供・ノベルティのプレゼントなど、サポーター向けの特典をご用意しております。また「Official-Alumni.com」をご利用中の全てのアルムナイネットワークでサポーターを募集しており、企業の垣根を超えたつながり作りにもお役立ていただけます。

アルムナイサポーター就任の背景

ー本日はよろしくお願いします!さっそくですが、お二人はどのようなきっかけでサポーターに就任されたのですか?

河越さん:

私は自分から手を挙げてサポーターになりました。

人事領域に従事する者として元々持っていた課題感の一つに「仕事を通して人に蓄積された沢山のナレッジが、退職によって人材を失うことで会社の資本までもが目減りしてしまう」というものがありました。

臨海のアルムナイ導入の話を聞いたときに「まさしくこの課題感が解消できるのでは?」と、とてもわくわくしました。また世の中にも、アルムナイという概念はまだまだこれから浸透していく初期フェーズだと思うので、そのタイミングで関われることにも魅力を感じ、サポーターに手を挙げました。

鷲田さん:

私は前職のチームリーダーからお誘いいただいたことがきっかけです。私自身、ネットワークの中で特に年次が上の方とはなかなかつながりを作れずにいたのですが、サポーターを口実にコミュニケーションを取りやすくなりそうだなと思いお受けしました。

ー所属しているアルムナイネットワークに対してどのような想いをお持ちですか?

河越さん:

世の中の風潮として退職の話がタブー視されていることに対して、もともと違和感を持っていました。退職をネガティブにとらえずに、会社に所属する一定期間を一つのキャリアとして考えることが広まれば、会社としても育成プランや人材戦略はずっと立てやすくなると思うんです。

そんな中で臨海がコミュニティという手段を選んだことはすごく良いと思っていて、会社がオフィシャルに取り組むことで、外側(アルムナイ)から退職へのマイナスイメージを払拭できるのではないかと期待しています。

鷲田さん:

河越さんのお話に共感します。現在勤める会社では、「やりたいこと・できること・やらなければならないこと」をキャリア面談の際に話すのですが、やりたいことが社内で実現できないのであれば、退職して他の企業で叶える選択肢もフラットに提示してもらえる点がすごく有難いなと思っています。

私は将来的には事業会社の人事をしたいと考えており、その挑戦をするフィールドの候補の一つとして、前職ともつながりを持ち続けたいと考えていました。私のような人にとっては、アルムナイコミュニティやサポーター制度は前職とちょうど良い距離感でつながれる場なんです。

アルムナイサポーターの活動とメリット

ーサポーターの活動は具体的にどのようなことをされているのでしょうか?

河越さん:

コミュニティ内で投稿やDMのやり取りを楽しんだり、興味がありそうなアルムナイには「サポーターにならない?」と声をかけたりしています。

つい先日、私が採用に携わった方がアルムナイとなり、コミュニティ内でDMをくださったので久しぶりにやりとりしました。嬉しかったですね。

「どうやったらコミュニティが盛り上がるか」を考えるようになったので、プライベート・ビジネスに関わらず、臨海関係の方と会った際には自然と「写真を撮りましょう!」と声をかけるようになりましたね。

どれも義務や仕事と捉えると窮屈でできないですが、コミュニティに属して、そこを盛り上げることに価値を感じる方なら、楽しいと思えるのではないでしょうか。

鷲田さん:

私は就任して日が浅いのでまだ具体的な活動はできていないのですが、先輩方はサポーター同士で交流会をされていました。私もタイミングが合ったらぜひ参加したいです。また今後やっていきたいこととしては、各世代と交流がある「元人事」というキャリアを活かして、年次を超えた縦のつながりや交流を促せたらいいなと思っています。同期や同世代といった横のつながりは自然とできやすいと思いますが、縦のつながりを作ることができるのは元人事ならではの動き方ですよね。

ーサポーターに必要なことは何だと思いますか?

河越さん:

「古巣への愛着があること」は、どの会社のサポーターにも共通して言えるのではないでしょうか。「退職した人同士つながるといいことがあるだろうな」と思えるのは、一緒に働いていた人たちが好きだったからでしょうね。

ーお話を聞いて、お二人とも人をつなぐことがお得意なのかな、と感じます。

鷲田さん:

たしかにそうですね(笑)ちょうど今、中学時代の同級生と30歳の会を企画していたりと、アルムナイコミュニティに限らず人と人をつなぐことが好きなのかもしれません。

河越さん:

私もプライベートでのライブは自分で企画するので、人をつないだり、巻き込んだりすることが得意なのかもしれませんね。とはいえ、もちろん得意でない方でも、「興味がある」「やってみたい」という気持ちがあれば、ぜひ一緒にがんばっていきたいです。

ー今日のテーマでもある「サポーターの楽しみ方やメリット」を教えてください。

鷲田さん:

前職の情報収集が積極的にできたり、つながりを持ち続けられること自体が私にとっての価値でもあり、楽しみでもあります。その役割に一番メリットを感じていますね。

河越さん:

鷲田さんと同じように、前職とちょうどよい距離感でつながりを持てるポジションに価値を感じています。

また私自身、在籍当時よりも少しは成長できてる思うので、また臨海に何かしらの形で貢献できたら、と思っています。臨海から「河越に頼んでみよう」と声をかけていただけるように、自分を高めようというモチベーションにもなりますね。

もう一つは、人としての成長の場としてサポーターを楽しんでいます。所属するコミュニティを増やし、外部とつながりを持つことで、いい意味で自分を客観的に見ることが出来るようになったと感じるんです。若い頃は社内に目が行きがちだったので、外部とつながる機会をもっと作っておくべきだったと思います。なので、ぜひ若い方も、自分自身の成長機会としてこの場を活用していただくのもいいのではないでしょうか。

ーそれでは最後に、アルムナイの皆さんに一言お願いします。

河越さん:

少し勇気を出してみると色々な場に関わることができるようになり、新しい世界が見えてきます。ノーリスクなので、ぜひ気軽に飛び込んできてください!一緒に活動していきましょう!

鷲田さん:

私もぜひサポーター仲間が増えてほしいと思います。ご自分のために、でいいと思うので、サポーターに興味を持っていただける方が増えると嬉しいです!前職との新しい距離感をうまく活用し、一緒に楽しみましょう。

ーお二人の楽しみ方をお聞かせくださり、ありがとうございました!

会社を超えたご縁も!?

実は今日が初対面のお二人ですが、HR領域のキャリアを歩まれているという共通点があります。インタビュー後は「なぜ現在の勤務先を選んだのか?」「CA(キャリアアドバイザー)とRA(リクルーティングアドバイザー)の両立へのアドバイス」「新卒採用でのRAの活用方法」など、それぞれのキャリア選択や現在の仕事について情報交換をしていらっしゃいました。このように他社のアルムナイとつながる機会があるのもサポーターのメリットの一つといえるのではないでしょうか。


※Official-Alumni.comユーザーに限ります