2024年12月、株式会社りそなホールディングス(以下、りそなグループ)がグループ4行(りそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行)横断でオフラインでのアルムナイ交流会を開催しました。現役行員とアルムナイ合わせて70名近くが参加した交流会の様子をレポートします。
※こちらは過去にりそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行に在籍していた方専用のネットワークです
(合併・改称以前の各行に在籍されていた方も含む)
「共創による新たな価値創造」を目指す
2024年3月、りそなグループは4行横断でのアルムナイネットワークの運用を開始しました。りそなグループでは2020年からアルムナイ採用を制度化して取り組んでいましたが、現在運用しているアルムナイネットワークは、アルムナイ採用にとどまらず、アルムナイ同士、アルムナイと各行の「共創による新たな価値創造」を目指しています。
そのような中で、りそなグループアルムナイネットワークは立ち上げから約10か月間の運用の中で従来のアルムナイ採用制度では実現できなかった新たな関係性を構築しています。ネットワークを通じてアルムナイが別のアルムナイに仕事を依頼したり、りそなグループの現役社員とアルムナイが協業に向けて話し合うなど、早くも共創のプラットフォームとして動き始めていると運営事務局は言います。
その要因の一つに、各行ごとに運営事務局を設け、各行の特徴に合わせた運営を行っていることがあげられます。りそなグループのアルムナイは出身銀行も異なれば、現在の居住地や働き方も大きく異なりますが、運営事務局が各行ごとにオリジナルの企画を実施することで、「すべてのりそなグループのアルムナイにとっての居場所」を提供しています。
具体的には、関東圏在住者を対象にしたりそなグループアルムナイに関する意見交換会や、関西圏在住者を対象にしたカジュアルな食事会を開催するなど、地域ごとにつながりを作れるようなイベントを開催。また、りそなグループアルムナイ限定の取り組みも数多く実施しており、りそなグループの取引先商品の特別割引キャンペーンを提供したり、りそなグループの業務委託を募集するなど、日常的な内容からビジネスにつながる情報までりそなグループアルムナイネットワークに参加しているアルムナイは多様な情報を受け取ることができます。
そして、りそなグループのアルムナイとの更なる「深化」を目指し、東京本社食堂と大阪本社食堂の2拠点を会場に、アルムナイ交流会を開催しました。
アットホームな交流会に
交流会はりそなホールディングス執行役兼グループCHRO 関口 英夫氏の挨拶から始まりました。
私自身、アルムナイのみなさまとお話できることを楽しみにしていました。
久しぶりのりそな本社で懐かしい話に華を咲かせ、アルムナイとの新しいつながりを作り、アルムナイイベントに「また来たい」と思ってもらえたら嬉しいです。そうしてりそなグループアルムナイのつながりが増えた先に、りそなグループが目指す「共創」が実現できると思っています。皆さん、ぜひ本日の交流会を楽しんでください。
りそなホールディングス執行役兼グループCHRO 関口 英夫 氏
テーブルに分かれて交流が始まると、「僕ら同期なんです!数年ぶりに会えました。」「いまどちらにお勤めなんですか?」などさまざまな会話が聞こえてきました。近い業界で活躍しているアルムナイも多く、現職に関する情報交換が活発に行われていたことが印象的でした。また、りそなアルムナイ限定の業務委託案件について事務局に質問しているアルムナイもおり、その場で話が進むなど対面の交流会ならではの様子も見受けられました。
イベントの後半では「アルムナイと話してみたい」と現役行員も参加することに。アルムナイの名簿を見て会いに来た現役行員もおり、再会と在籍時の懐かしい話に華が咲いていました。また、現役行員からアルムナイへ「アルムナイから見たりそなの良さってどんなところですか?」などアルムナイにしか聞けない質問をしている方がいたり、アルムナイから「りそなでの経験があったから今の仕事でも力を発揮できている」と現役社員に話している方がいるなど、アルムナイと現役社員という現在の関係性だからこその会話で盛り上がっている様子が印象的でした。
関西みらい銀行やみなと銀行のアルムナイを中心に開催された大阪会場の交流会も同様に現役行員を交えて歓談することに。在籍時にはなかったアルムナイ同士の新しいつながりを作っている様子が印象的でした。
今後の抱負
交流会の最後には埼玉りそな銀行の100%子会社である株式会社地域デザインラボさいたま(以下、ラボたま)よりアルムナイ向けに業務委託案件の案内がありました。ラボたまは地域を巻き込み地域課題解決のハブ機能を発揮することで、地域の自立的好循環を創出し、持続可能な地域社会づくり、地域との価値共創を目指しています。その中で、りそなアルムナイと共に地域社会に貢献する枠組みも検討し、定期的にアルムナイ向けの案件募集を発信しています。
交流会後の参加者アンケートでは複数のアルムナイからラボたまの業務委託案件に対する関心が寄せられました。アルムナイの中には既にラボたまと連携している方もおり、今後ラボたまを通じた地域とアルムナイの共創も実現していきます。
交流会の最後は、埼玉りそな銀行執行役員松岡 俊生 氏による締めの挨拶で幕を閉じました。
銀行業としての立場からするとアルムナイの皆さまも「お客さま」であるはずですが、改めて顔を合わせて話すと、アルムナイは「同じ時を共有した仲間」だと、この交流会を通じて改めて実感しました。これまで個人の話に留まっていたりそなアルムナイのつながりがネットワーク化したことでより強固になり、それが今日の交流会で具現化されたと思います。
アルムナイの皆さまにとってりそなが「キャリアのふるさと」として、あるいは「共にビジネスを成長させるパートナー」としてこれからも共に高め合っていきたいです。もちろん「またいつか戻りたい場所」として思ってもらえるよう、我々も成長していきます。
埼玉りそな銀行執行役員松岡 俊生 氏
最後にりそなアルムナイ事務局から交流会の感想をいただきました。
アルムナイネットワークにはさまざまな成果の方向性があると実感しています。今後は、アルムナイが今だからこそ言える退職のホンネを組織改善につなげたり、アルムナイのスキルやキャリアを活かしたビジネス連携につなげるなど、採用に留まらない多様な可能性を目指していきたいです。そのためにも、アルムナイの多様なニーズに応えて、自発的に参加したくなるようなネットワークを作っていくことに注力していきたいと思っています。
りそなアルムナイ事務局
4行横断で運営しているからこそ、すべてのアルムナイにとって価値ある場を作る。りそなグループならではのアルムナイとの関係性づくりにこれからも注目です。
※こちらは過去にりそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行に在籍していた方専用のネットワークです
(合併・改称以前の各行に在籍されていた方も含む)