いつかまたこの場所で働きたい~ アルムナイネットワークを通じて実現した、日本生命への再入社~

日本生命に再入社した髙 智子さんにお話を伺いました。髙さんは、2000年にエリア業務職(現総合基幹職 非転居型)として日本生命に入社し、札幌で14年間勤務されたのちに家庭の事情で退職。2024年11月に再入社しました。「日本生命でもう一度働きたいとずっと思っていた」という髙さん。日本生命の良さや、再入社したからこそ挑戦したいことについて伺いました。

※こちらは過去、日本生命保険相互会社に在籍していた方専用のネットワークです

家族の転機とともに考えた、キャリアの継続と退職の選択

ーー新卒で日本生命に入社した際は、どんなお仕事をしていましたか。

札幌サービスセンターで総務の仕事をしていました。その後、サービスセンターの閉鎖に伴い、札幌支社の総務に異動しました。総務の仕事には合計で6〜7年ほど携わりました。そのあとは営業部に内勤職として異動になり、約6年間在籍していました。この間に結婚・出産を経験し、子どもが2歳になるまで育休を取得して復帰しました。

ーー14年間キャリアを積まれていた中で、退職に至った経緯を教えていただけますか?

育児休業から復帰して、仕事と育児の両立にも少しずつ慣れてきた頃、夫の転勤が決まったことが大きなきっかけです。これからも日本生命で働き続けたい気持ちがありましたが、当時あった「勤務地変更制度」の利用条件を私が満たしておらず、結果としてやむを得ず退職をすることになりました。

ーー退職後はどのように過ごされたのでしょうか?

札幌に引っ越してからは、これまで日本生命で培った経験を少しでも活かしたいという思いがあり、生命保険会社のコールセンターで働きました。保険に関する知識やお客様対応の経験が活かせる環境だったため、前向きに仕事に取り組みました。

当時は子どもがまだ小さく、フルタイムでの勤務は難しかったため、短時間勤務という形で無理のない働き方を選びました。限られた時間の中でも責任をもって業務を遂行することの大切さや、仕事と家庭の両立の難しさと向き合いながら、少しずつ自分のペースを築いていった時期でもありました。

もう一度、日本生命で働くことを選んだ理由

ーー再入社を考えたきっかけは何だったのでしょうか?

いつかは日本生命でもう一度働きたいとずっと思っていました。日本生命に入社したての頃は分からないことばかりで、至らない点をご指導いただくこともありましたし、営業部に異動してからは、お客様との距離が近い仕事が増え、緊急で対応しなければならないことも多くありました。大変なこともありましたが、周囲の方は良い方ばかりで、チームで仕事をする中で、若手の頃は先輩方にたくさん助けていただきました。仕事以外でもプライベートでの交流や食事会などにもたくさん連れて行っていただきました。それ以外にも日本生命は福利厚生制度も当時からしっかりと整っていたので、仕事もプライベートも充実していました。そのため、ニッセイ・アルムナイネットワークに登録して、日本生命とのつながりが途切れないようにしていました。

下の子が小学校に上がったタイミングで、フルタイムの仕事に復帰しようかなと考えはじめていました。ちょうどその頃、個人的につながりのあった日本生命の先輩から、アルムナイ採用ができたという話を聞きました。自分の想定より少し早いタイミングではありましたが、せっかくそういったチャンスがあるなら、チャレンジしてみたいと思い、家族にも相談したところ、「やってみなよ!」と背中を押してくれたので、挑戦するなら今だと決断できました。

ーー再入社にあたって、不安だったことありましたか?

コールセンターで働いていた当時は在宅勤務だったため、今回出社勤務に切り替わることで、子どもにとって生活リズムや環境が大きく変わってしまうのではないかという不安がありました。急な予定変更や子どもの体調不良などにどう対応できるのか、仕事と家庭の両立が本当にできるのかという点が心配でした。

また、日本生命で働いていたのは10年以上前のことで、ブランクがある中で再び同じように業務をこなせるのか、自分に務まるのか不安も正直ありました。当時とは業務内容やシステムも変わっているかもしれませんし、新しい環境に適応できるか自信が持てない部分もありました。

しかし、選考の過程でお話を伺う中で、入社後には業務面をしっかりサポートしてくださる「メンター」のような存在がついてくれることや、丁寧な研修制度が整っていることを教えていただきました。そのうえで、「心配しなくて大丈夫ですよ」とあたたかく声をかけていただけたことで、不安は払拭されていきました。

さらに、同じ職場には小さなお子さんを育てながら働いている方も複数いらっしゃることや、そうした状況に対して職場全体が理解を持ち、配慮してくれる環境であることも伺い、「ここなら安心して働ける」と感じることができました。

もともと私が在籍していた頃から、女性が多く活躍している職場で、産休・育休を取得している職員も多く、子育てをしながら働いている方がたくさんいたので、今回の復職にあたっても職場の雰囲気や風土に対する安心感がありました。実際に経験のある職場だったからこそ、「子育てしながらでも、自分らしく働ける場所だ」とイメージしやすかったのだと思います。

仕事も家庭も大切にしながらキャリアを築いていきたい

ーー現在はどんなお仕事に携わっていますか。

現在は、札幌のサービスサポートセンターで損害保険に関する事務業務を担当しています。最初に日本生命に入社した際も、同じような損害保険関連の分野には関わっていましたが、当時は限られた業務範囲だったこともあり、今の仕事内容には初めて接する内容も多く、最初は正直戸惑いもありました。

ただ、わからないことや不安なことがあっても、周囲の皆さんが丁寧に教えてくださるので、一つひとつ理解を深めながら、まさに“1からキャッチアップ”しているという実感があります。自分のペースを尊重しながら成長を見守ってくれる環境があることに、日々感謝しています。

ーー日本生命に再入社されて、感じたことを教えていただけますか?

 職場には新卒で入社した時の同期の仲間や、私がかつて在籍していた頃からずっと勤務されている方々も多くいらっしゃって、久しぶりの再会を温かく迎えていただけたことがとても嬉しかったです。ブランクがあることや子育て中であることに対しても、皆さんが自然に配慮してくださり、例えば子どもの都合で早めに退勤しなければならない時なども、快く対応してくださるので、非常に働きやすいと感じています。

また、以前から様々な働き方ができる制度はあったと思いますが、実際にそれを活用している人が増えたと感じています。例えば、フレックス制度は以前もありましたが、それを実際に使う人はあまり多くはなかったと思います。現在では、そういった制度がきちんと活用されていて、朝8時半に出勤して16時半に退勤する人もいます。時間休もあって、私も子どもの都合で使わせていただいています。

復職にあたっては、不安や緊張もたくさんありましたが、こういった制度や周囲の支えの中で少しずつ自信を取り戻しながら働けていることを、とてもありがたく感じています。仕事と家庭、どちらも大切にしながら無理なく続けていける環境が整っていることが、日本生命で再び働こうと決めた理由のひとつでもありました。以前は仕事に全力投球できましたが、子育てをしている今は、プライベートがうまくいっていないと、仕事もうまくいかないと思っています。今後は仕事も家庭も大事にしながら、バランスをとっていきたいと考えています

安心して再挑戦できる場所〜再入社で広がるキャリアの可能性〜

ーー再入社したからこそ、今後やってみたいことはありますか。

日本生命は規模の大きな企業であり、社内には多様な部署が存在し、業務内容も実に幅広いことを改めて実感しています。だからこそ、一つの職種にとどまらず、さまざまな分野にチャレンジできる機会がある会社だと感じています。

今回、再び日本生命で働けることになったからには、この環境を活かして、新たな業務にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。幅広い経験を積むことで、自身のスキルの幅を広げ、より多くのチャンスをつかめるようになりたいと思っています。

まずは、現在任されている業務をしっかりと習得し、できるだけ早い段階で自立して業務を遂行できるようになることが当面の目標です。今はまだ周囲のサポートをいただきながらの業務ではありますが、将来的にはチームの中核を担い、周囲をリードできるような存在を目指していきたいと考えています。

ーー再入社を考えている方へ、メッセージをお願いします。

「再入社して、はたして以前のようにきちんと働けるだろうか」という不安は、多くの方が感じるものだと思います。私自身もそうでした。しかし実際に戻ってみると、想像以上にあたたかく迎え入れていただき、ブランクや環境の変化に対する心配も自然と和らぎました。復職を迷っている方には、ぜひ一歩を踏み出していただきたいと思います。きっと安心して再スタートが切れるはずです。

日本生命では、徐々に再入社の事例が増えてきています。同じような経験を持つ仲間が少しずつ増えることで、より働きやすく、相談しやすい環境にもつながっていくと感じています。今後さらに多くの方がアルムナイネットワークを活用し、再び日本生命で活躍されることを心から願っています。

※こちらは過去、日本生命保険相互会社に在籍していた方専用のネットワークです