2023年10月25日、創立95周年を迎えた日揮ホールディングス株式会社(以下、JGC)は、アルムナイが集う「JGC Echo-Day交流会」を開催しました。本イベントは今年で5回目。同社のアルムナイコミュニティ「JGC-Connected」で繋がる48名のアルムナイが参加しました。
今年のテーマは「日揮を母校に」。母校に戻ってきたような気持ちでアルムナイ同士のつながりを作ってもらうこと、JGCの今を知ってもらうことを主な目的として行われました。
※こちらは過去、日揮ホールディングスに在籍していた方専用のネットワークです
JGC-Connectedオリジナルパーカーを着てスタート
アルムナイが会場に入ると「久しぶり!」「元気だった?」という声が上がり、自然とみなさんが笑顔に。この日のために作られたオリジナルJGC-Connectedパーカーが渡されると、早速着て席につきました。
Echo-Dayは、事務局のリーダーを務める日揮コーポレートソリューションズ株式会社人財部 池内達宣(いけうち・たつのり)さんのあいさつでスタートしました。
「本日はお忙しいところ、お集まりいただきありがとうございます。今回はJGC創立95周年かつ、Echo-Dayも5年目になりました。これからも継続してゆるく長くやっていきたいなと思っています。」
今年のEcho-Dayのテーマは「日揮を母校に」。池内さんは「楽しい思い出だけではなく、大変な思い出もあったかもしれません。でも年に一度、『あの学校よかったな』と思い返して、日揮は母校だという気持ちでぜひ戻ってきていただければと思います」と語りました。
ワークショップで相手と自分の価値観を知り交流を深める
4〜5人のチームに分かれて自己紹介をした後、池内さん考案のオリジナルカードを使ったワークショプをスタート。
それぞれ異なる価値観が描かれた80枚のカードを使って、自身が大切にする価値観を5つ紹介するゲームを行いました。みなさんそれぞれの価値観に興味津々。同時に、自身が大切にしている価値観を真剣に選んでいました。メンバー全員の価値観が出そろうと、一斉にカードをオープン。すると各チームから「おお〜!」と声が上がりました。そして「なるほどー」「さすが!」と感想を言い合いながら、各メンバーがその価値観を選んだ理由に耳を傾けました。
実はこのカードにはもう一つ仕掛けが。カードの隅にA〜Hまでのアルファベットが書いてあります。どのアルファベットが多いかによって、自身の性格タイプがわかります。
「みなさんに何かプレゼントができればと思って、今回のワークショップを用意してみました」と語った池内さん。アルムナイのみなさんは改めてカードを確認し、自己理解を深めていました。
現在のJGCについて紹介
ワークショップで場があたたまった後、日揮ホールティングス株式会社専務執行役員CHROの花田琢也(はなだ・たくや)さんが乾杯のあいさつを行いました。
「以前は、社外に越境する場合は“戸籍はJGCに残して行けよ”と伝えてきましたが、最近は随分と働き方が変わってきました。必ずしもJGCに戸籍を置く必要はないかもしれず、例えば、“別の会社に戸籍を置いてJGCに住民票を置く”という風に、今後はますます働き方が変わってくるでしょう。だからこそ、JGCが今取り組んでいることを情報発信することが重要で、このプラットフォームを使って、みなさんにしっかりと発信していきたいと思っています。」
続いて、日揮コーポレートソリューションズ株式会社人財部の岸田一成(きしだ・かずなり)さんが「JGCの現在」について説明しました。
2018年に「ITグランドプラン2030」策定を発表し、さまざまな改革に取り組んできたJGC。人財についてもグランドデザインを策定し、2030年の目標達成に向けて採用や育成、働き方などの変革に取り組んでいます。
アルムナイから若手の活躍について質問されると、岸田さんは「例えば管理職に上がる年齢は、10年くらい早くなっているケースもあります。30代前半から管理職になっている人も出てきていますね」と回答。JGCのさまざまな変革にアルムナイから驚きの声が上がりました。
事務局の声
アルムナイ同士すぐに打ち解け、終始にぎやかだった会場。事務局のメンバーからは「自分も久しぶりに会える人がいて懐かしかった」「今後も継続して続けていきたい」といった声が寄せられました。
「お忙しい中、たくさんの方が来てくれたと思います。『日揮を母校に』は事務局みんなが同意したコンセプト。単純に今みんながどんなことをしているのかを知れたり、何かあったらここに詳しい人がいると思える。アルムナイネットワークはそういう存在であり続けられたらと思います」(藤崎さん)
「今年は去年よりもだいぶ参加者が増え、最初から活気にあふれていました。『懐かしい』『みんな久しぶり』といった会話が飛び交っていて、私自身も懐かしく、うれしかったです。
お互いを知らないアルムナイの人たちもたくさんいるはずですが、『初めまして』でもすぐにコミュニケーションをとっていて、改めて日揮に入った人たちはコミュニケーション能力が高いなと感じました」(寺田さん)
「あんまり知らない人たちが集まる場って、最初お互いが出方を伺うじゃないですか。盛り上がらなかったらどうしようという不安もありましたが、みなさんすぐ打ち解けて盛り上がってくださって良かったです。日揮を辞めても関わってくれるアルムナイの方がたくさんいて、改めて日揮って良い会社なんだなと思いました」(森川さん)
「みなさん盛り上がってくださって、すごくうれしいです。ただこれが一過性になってしまったら、もったいない。これが継続して続けていって、もっと人材の流動化が活発になっていけばいいなと思っています。そのきっかけとしてアルムナイコミュニティが成長していけばと考えています。
また私自身、本当に久しぶりに会った人がけっこういました。同期でも部署が違うと、会社でも会う機会が少なかったので、今日は久しぶりにゆっくり話せました。辞めてからの方がちゃんと話せてるって、ちょっと変な感じですが(笑)。うれしかったですね」(坂本さん)
「アルムナイにとにかく楽しんでもらうことが一番ですが、今回のイベントを通じてできたつながりが、その後ふとした時に思い出して、アルムナイ同士の協業などにつながればと思っています。今回のイベントは30代、40代の参加者が多いんです。その年代は決裁権を持ち始める時期ですよね。例えばITのコンサルテーションを誰かにお願いしたいとなった時『日揮のアルムナイに、あの人がいたな』って思い出して、その伝手を頼れるといいなと思っています。そういうコミュニティを目指したいですね」(池内さん)
「やっぱり集まると元に戻るというか、まさに『母校に戻ってきた』ような雰囲気を感じました。私自身、1年ぶり、2年ぶりに会う人がたくさんいましたね。うれしかったのは、みなさん日揮の変化を知ってくださっていて、ポジティブに捉えていること。『最近、日揮は攻めてるよね』とか『新しいことやろうとしてるよね』といった声をいただきました。こちらが発信していることがしっかり伝わっているんだと確認できました。
またワークショップでは、アルムナイのみなさんが価値観カードを発表しながら『それ日揮っぽいな』と、まるで現役のような感覚でつっこみ合っていたのが不思議だなと思って(笑)。一人ひとりの中で確立されている日揮の価値観があるんだなというのは発見でしたね」(田中さん)
今後の期待を語りイベントが閉幕
約3時間半のEcho-Dayは、あっという間に終わりの時間に。閉会のアナウンスがあった後もしばらく会話が止まらず、名残惜しさが伝わってきます。
最後は、日揮コーポレートソリューションズ株式会社執行役員人財部長(当時)の山下豊(やました・ゆたか)さんの締めのあいさつで、Echo-Dayは幕を閉じました。
「花田CHROもおっしゃっていましたが、今後きっと会社という壁は溶け、なくなっていくと思います。それは今日、きっとみなさんにも実感してもらえたでしょう。このアルムナイコミュニティは将来、大きく花開くのではないかと期待しています。今後、さらにこの絆が広がっていくことを願っています。今日はどうもありがとうございました」