住友商事Alumniによるピッチイベント開催!アルムナイだからこそ生まれるビジネスコラボとは

2023年12月7日、住友商事株式会社(以下、住友商事)はAlumniのピッチイベントをオフラインで開催しました。当日はAlumniに加えて、住友商事現役社員、住友商事が運営するMIRAI LAB PALETTEメンバーなど多様なメンバー約30名が集まりました。

住友商事ではAlumniネットワークにも多数社員が参加し、Alumniとの垣根を超えた繋がりによるイノベーション創出を目指しています。

イベントを通じて生まれたビジネス連携など、当日の様子をレポートします。

※こちらは過去に住友商事に在籍していた方専用のネットワークです

Alumniとのコラボレーションをもっと加速させていきたい

今回のイベントはAlumniとのビジネスコラボレーションの機会を作ることを目的に、住友商事が運営する「MIRAI LAB PALETTE」内で開催されました。

業界の垣根を超えたコラボレーションを実現する会員制オープン・イノベーション・ラボとして2019年にオープンし、メンバー登録者数は2024年1月末時点で6,500名を超えています。会場に足を踏み入れるとそこはまるでお洒落なバーのよう。雰囲気も相まって、会場に参加した方々は所属に関わらず積極的に名刺交換をしていました。特に住友商事のAlumniと社員の繋がりは深く、10年以上会っていなかった現役社員の同期と「●●さん、久しぶり!」とお互いの近況で盛り上がる様子が見られました。

SC Alumni事務局の田中さんのごあいさつから会はスタート。

本日はバックグラウンドが異なるメンバーが多く参加しており、皆様のビジネスコラボレーションのきっかけになればと思い開催しました。特にアラムナイの皆様にはネットワークをより活用頂くきっかけになればと考えています。ネットワークの中には「アラムナイからの告知・相談ルーム」も作成しています。ご自身の取り組むビジネスの発信はもちろん、こんなことを相談したい、こんな人を探しているなど気軽に投稿して頂ければと思います。

ユニークなAlumni2人によるビジネスピッチ

1人目はピクシーダストテクノロジーズ株式会社で人事部長を務める佐藤さん。

ソファーに座っている男

自動的に生成された説明

2006年に住友商事に入社後、人事領域をメインにキャリアを積み、ニューヨークやサンパウロでの駐在も経験。2019年に退社し、マーサージャパンを経て昨年より現職に携わっています。

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社は、「社会に存在する課題・ニーズドリブンで連続的に社会実装する仕組みを作る」ことを目指し、DX、物理世界のデジタル化、視聴触覚体験での新価値機軸の創造、デジタルと物理世界を繋ぐインターフェース領域の技術革新等を推進するテクノロジー企業で、パーソナルケアやワークスペースの改善効率化のデバイスなど、ユニークなプロダクトを多数展開しています。

印象的だったのは、なぜ住友商事から新たなキャリアを選択されたのかについてのコメン

商社が好きだからこそ、その可能性をもっと別の仕方で引き出せないかと思ったことがきっかけです。その中で、コンサルでは別の観点の経験を積み、現職では技術を課題解決につなげるような事業に取り組む中で、何かコラボできないかと考えています。

2人目は名古屋を中心に事業展開するスタートアップ企業に勤める山本さん

住友商事時代は不動産本部に在籍し、ビル事業、スタートアップ投資、DX関連の事業など在籍する事業部は変わらずとも多様な分野の業務に取り組んでいました。

2017年に退社後、現業では消費者の色々なお困りごとと、サービス提供者をマッチングするサイト群を多数展開しており、そのサービスの満足度も業界内でトップクラスとのこと。

地方でどこに助けを求めればいいかわからないよう、という方の課題も解決できていることにやりがいがあることを熱く話されるシーンが印象的でした。

山本さんからは住友商事に対する思いも語られました。

離れてみて、住友商事で働く中で得られた経験は貴重な財産だということを感じています。その恩を少しでも返せたら良いなと思って今日も登壇しました。自身の取り組みを話す機会も中々ないので何かきっかけになればよいとも思っています。

住友商事という共通項があるからこそ踏み込んだ話ができる

2人のAlumniのピッチの後はフリーの交流会に。特に活況だったのが、現役社員とAlumniとの交流で、元上司部下、同期という間柄はやはり話が弾むようでした。

現役社員「総合商社としてスタートアップと連携できる部分は多いと思う。こういった対面のきっかけがあると色々な気づきも多い。」

Alumni「懐かしくて参加したというのがきっかけだったが、多様な事業に取り組む方が多いことを実感し、まずは何かのきっかけが得られればと思っている。」

等の声が上がり、お互いのビジネスについて熱心に話されている姿が印象的でした。

住友商事という共通項を持っているからこそ、単純な異業種交流ではなく、ビジネスについて深く踏み込んで話が展開されていました。

佐藤さんが持参したヘアケアデバイス:SonoReproをご紹介する様子

ピッチイベントに登壇した佐藤さんが持ち込んだヘアケアデバイスのプロダクトには人だかりができていました。Alumni、現役社員どちらも最新技術に関心を持ち、皆さん手に取って意見交換をしていました。

ここでのやりとりがきっかけでビジネスのお話に発展したという佐藤さん。

イベント後、本日参加されていた現役社員の方から「今度情報交換させてください」とメールを頂きました。今後私自身がどのような道を進んでいくにしても、人脈という無形の資産があることが非常に心強いと感じています。

こういったネットワークが会社の価値になり、多様なつながりを持てる会社という認知が、結果的に住友商事へのエンゲージメント向上にもつながっていくのではないかと思っています。

対面機会も増やしていき、Alumniの期待に応えていきたい

盛況のうちに終了した初のAlumniによるピッチイベント。事務局の田中さんも「オンライン/オフライン両方の取り組みが重要」とお話しされていました。

現在SC-Alumniにはおよそ600名のAlumniが登録しています。今回のピッチイベントは事前に登壇希望者を募ると10名程度の方が前向きに手を上げて頂き、期待も感じました。

ネットワークの中での発信も大事ですが、住友商事としての共通項があるからこそ、少しの時間でも深い話ができると考えています。対面する機会を作ることでオンラインのコミュニケーションのハードルも下がるため、継続的に機会を作っていきたいです。

直近では1月末に総会を予定していますが、少しでも興味があれば、Alumniの皆様にも気軽に参加頂ければと思います。

※こちらは過去に住友商事に在籍していた方専用のネットワークです