顧客紹介を通じて生まれた、りそな銀行・アルムナイ・お客さまの三方良しの関係性

りそなグループはパーパス「金融+で、未来をプラスに。」のもと、金融の枠にとどまらない発想で変革と創造に挑戦しています。そのような社内風土から、組織を越えたキャリアネットワークであるりそなグループアルムナイ(卒業生)との関係性を重視しており、退職後もりそなグループやりそなアルムナイ同士でつながることが出来るアルムナイネットワークを構築しています。

今回のインタビューでは、りそな銀行を卒業して活躍する「りそなアルムナイ」に、在籍時の経験がどのように現在に活かされているのか、アルムナイから見たりそなの良い点・改善点はどのようなところなのか、お聞きしました。

※こちらは過去にりそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行に在籍していた方専用のネットワークです
(合併・改称以前の各行に在籍されていた方も含む)

プロフィール
大平 浩之
株式会社Total Life Design
2015年、りそな銀行橿原支店に新卒で入社。法人営業を経験した後、2018年に埼玉りそな銀行大宮支店へ異動。2019年に外資系大手生命保険会社に転職して、営業職を担当しました。2021年5月に、現職の株式会社Total Life Designに転職し、法人向け保険営業に従事。

りそな銀行からキャリアを始め、保険営業の道へ

ーーりそな銀行での経歴を教えてください。

2015年に新卒でりそな銀行に入行しました。最初の配属は地元奈良県の橿原支店で、3年間在籍しました。2018年に埼玉りそな銀行へ異動となり、大宮支店に1年間在籍した後に、外資系の生命保険株式会社へ転職をしました。

ーー転職を考えるきっかけは何だったのでしょうか。

当時、転職は全く考えていなかったのですが、転職先となる外資系生命保険会社からヘッドハンティングされたことが銀行員としてのキャリアを見つめ直すきっかけとなりました。最終的には、目の前のお客さまに喜んでもらい、そのお客さまからまた別のお客さまを紹介していただくような実力主義の営業スタイルに魅力を感じ、「より厳しい環境に身を置いて自分の営業としての実力を試したい」「保険営業を通じて得られるつながりを活かして、将来の可能性を広げたい」と考え、転職を決意しました。

ーー外資系生命保険会社から現職へ転職したきっかけを教えてください。

正直に言うと、転職先の外資系生命保険会社では思うように営業成績が伸びず、苦しい時期を過ごしました。自分はりそなに残り、銀行員としてのキャリアを積み重ねた方が良かったのではと思うこともしばしばありました。

しかし、保険営業は好きだったので、先輩方を見ながら「もっと自分に合うやり方があるのではないか」と試行錯誤していました。そんなとき、現在所属する株式会社Total Life Designに声をかけていただきました。高い営業スキルや知識が社内にナレッジとして蓄積されていることや社員の温かさを感じて、自分としては再チャレンジのつもりで転職を決意しました。

ーー現在の業務内容を教えてください。

主に法人向けの保険営業に従事しています。企業向けの保険をはじめとして、法人のオーナーさまの個人保険やそのご家族の保険など、幅広く取り扱っています。

現職では、お客さまへの提案から契約、紹介に至るまでのナレッジが確立されており、高いレベルでの研修を受けることができました。そのおかげで、個人保険の営業で安定した成績を上げられるようになり、法人開拓にも力を入れられるようになりました。

りそな銀行・アルムナイ・お客さまの三方良しの関係性

ーーアルムナイネットワークに参加して良かったと思うことはありますか?

りそな在籍時の元先輩や同期と再びつながり、活躍を知れることは私にとって大きな価値になっています。アルムナイ交流会で本社へ行った際に貼ってあったMVPのポスターに数名の同期が掲載されていたり、マネージャーに昇進して活躍している同期がいたりと、その活躍には非常に刺激を受けています。交流会でお話したりそなアルムナイの皆さんも多方面で活躍されていて、そういった方々と情報交換ができるだけでも有益なネットワークだと感じています。

また、ビジネスにもつながる新たな出会いが多く、参加して良かったと思っています。特に、りそな銀行との繋がりが再び生まれたことが私としては非常にありがたいと感じています。具体的には、私が担当しているお客さまの中で、銀行からの融資を希望する法人のお客さまを、りそな銀行へ紹介させていただきました。私のお客さまは地方銀行や信用金庫から融資を受けていることが多く、りそなグループのような都市銀行から融資を受けていることは、企業としての信頼にもつながるという声をいただきます。私からしても、保険営業だけでなく幅広くお客さまのお困りごとを解決できるので、自分自身の付加価値にもつながっています。りそな銀行にとっても顧客開拓に繋がるので、まさに三方良しの関係性ですよね。

本社で開催されたアルムナイ交流会のお写真

社内外を知るアルムナイが「りそなに戻るなら」変えたいこと

ーー外から見た「りそな銀行の良い点」はどのようなところでしょうか。

退職してから特に感じた良いところはりそなグループが持つブランド力です。先ほどもお話させていただいたように、私のお客さまにとってりそな銀行から融資を受けていることは、一つの対外的な信用の裏付けの一つになっています。組織の中にいるとあまり感じる機会は少ないですが、これまで異なる立場で関わると、りそなグループの持つブランド力の高さを実感します。

このブランド力はアルムナイにとっては大きな財産になります。りそな出身というだけで、信頼してもらえた経験はどのアルムナイにもあるのではないでしょうか。「りそな銀行で働く」のではなく「りそな銀行と働く」ことで、アルムナイはりそなの持つブランド力を最大限に活用し、双方にとってwin-winになるような取り組みが生み出せると思います。

ーーりそな銀行がもっと良くなるために必要なことは何でしょうか。

若くてモチベーションの高い社員が業務を通じて自己研鑽できる環境や研修が充実するとより良くなると思います。個人的には、支店勤務時代にもっと業務量を増やして仕事に打ち込めていたら、より早く営業の基本を身に付けられていたと思います。量にこだわって取り組むことで業務が効率化されていくため、若手が営業力を身に付けて活躍する過程で、一定期間業務量を増やして働くことは必要だと考えています。

支店勤務だと営業時間に合わせて勤務が終わってしまうので、余力のある若手がその後に自身の営業スキルを向上させるための研修やセミナーがより充実していれば、当時の私は前のめりに参加していたと思います。

ーーもしも、「りそなに戻るなら」大平さんはりそなの何を変えたいと思いますか?

社内での営業ナレッジを横断的に共有したいです。当時の私は活動量と勢いで何とか目標を達成しているような状態で、体系だった営業スキルまでは身に付けられていなかったと感じています。知っていればできることもたくさんあるので、各支店のセールスが持つスキルを集約し、銀行全体のナレッジとして共有することで、営業の基礎レベルの底上げが組織的に図られると思います。

ーー今後、アルムナイネットワークに期待することはありますか?

りそな銀行には新卒から育ててもらった恩を感じているので、今後何かしらの形で還元したいです。例えば、若手行員に向けた営業研修があれば、ぜひお手伝いできればと思います。

あとは、りそなアルムナイのつながりの輪が広がっていくことに期待しています。りそなに在籍していたことを誇りに思っているアルムナイはたくさんいるはずです。そんなりそなアルムナイ同士が新しくつながりを作り、時には協業や意見交換をしながら、関わるすべての人にとって価値ある場になれば嬉しく思います。

※こちらは過去にりそな銀行・埼玉りそな銀行・関西みらい銀行・みなと銀行に在籍していた方専用のネットワークです
(合併・改称以前の各行に在籍されていた方も含む)