2025年6月7日、Panasonic Design Kyotoでパナソニックグループのアルムナイ交流会が開催されました。
首都圏ではなく、京都での開催だったにもかかわらず約40名のアルムナイが集結した本交流会のレポートをお届けします。

※こちらはパナソニックグループ・アルムナイコミュニティ専用のネットワークです。
「宴たけなわではございますが、開会の挨拶を」
プレローンチから数えて4回目の開催となった今回の交流会は、交流会当日に至る前の準備段階からすでに熱気の高さがうかがえました。
例えば、以下のような活発な動きがアルムナイコミュニティ内で見られました。
・交流会で実施するピッチイベントへの登壇希望者が殺到
・交流会参加者限定トークルームでの活発な自己紹介
・アルムナイ発案の交流会当日の二次会企画が早々に立ち上がる
・やむを得ない欠席連絡の文面から、参加できなかった無念さが溢れる
この熱量を持った方々が当日一堂に会するのです。
受付時間中にも、再会を喜ぶ声だけでなく、初対面同士の名刺交換や情報交換が活発に行われていました。
会場の盛り上がりは、司会者の声が聞こえないほど。司会者が発した「宴たけなわではございますが、開会の挨拶をさせてください」という言葉が、その熱気を物語っていました。
大きな拍手で開会セレモニーがスタートし、第一声はパナソニックグループのアルムナイ交流会の合言葉となっている「おかえりなさい」でした。

パナソニックグループから日本を元気に
開会の挨拶はグループCHROの木下達夫さんより。「パナソニックグループに入って約1年なので、今日の会場の中で自分が一番の新人」と話され、なぜパナソニックグループに入ったのか、その理由を語りました。
1.大きな改革をしていかなければならないフェーズで、経営陣の覚悟を感じたこと。
2.創業者の経営哲学、理念が根付いており、確固たる軸があること。
3.パナソニックグループが抱える課題は日本の多くの企業の課題であり、パナソニックグループが変わることで日本を変える役に立ちたいこと。
今回、アルムナイから現役社員へのメッセージを募ったところ、そこにも「良い社会に」「世界をより良く」「日本から世界を盛り上げて」といったコメントが散見され、創業者の「企業は社会の公器」という考えが深く根付いていることが感じられました。

乾杯の挨拶はリクルート&キャリアクリエイトセンター センター長の坂本崇さん。アルムナイの設立趣旨が交流、協業・共創、今そしてこれからのパナソニックを知ってもらうであることを説明された上で、今後、より活動を活発にすることで「ジャパン・アルムナイ・アワード(※)のグランプリを狙いたい」という抱負も語られました。
(※) ジャパン・アルムナイ・アワードは、アルムナイ研究所が年に1回行っているアルムナイ活動に関する表彰のこと。
懐かしさと新しい交流と
交流会の前半は、パナソニックグループ社員なら誰もが知っている七精神ごとにテーブルを分け、参加者は各自、好きな精神のテーブルに集まりました。胸元には社員証と同じデザインの名札。「おかえりなさい」にふさわしい、懐かしさに溢れた仕掛けでした。

アルムナイが現役社員に対し、パナソニックについて熱く語る場面も多く見られました。テーブルの周辺はもちろん、飲み物・食べ物を取りに行く途中でも、とにかくアルムナイたちの会話が止まりません。元々の知り合いでなくとも、少しもためらわずに会話が始まる様子は、「同じ釜の飯を食った」アルムナイ交流会ならではの光景かもしれません。
未来を語るピッチイベント
デザイン担当執行役員で、今年入社35年目を迎える臼井さんからは、近況と熱い想いが語られました。
「かつて9年間の中国赴任を終え日本に戻ったときに、”変わっていない日本”に危機感を覚えました。おそらくその時の感覚は、パナソニックグループを見るアルムナイの感覚と似ているのではないでしょうか。パナソニックの良さも伸びしろも、外から見て初めて気づくことがとてもたくさんあります。僕たちは中から変化を起こすために奮闘していますが、アルムナイにも応援してもらえるとうれしいです。みんなで日本を元気にしていきましょう。」
続いて、アルムナイと現役社員によるピッチイベントです。今回登壇した方の倍以上の応募があったピッチ登壇。笑いのこぼれる和やかな雰囲気でありつつも、登壇者も聞き手も真剣に参加している姿が印象的でした。ピッチの後に早速登壇テーマに関連する話題で交流が行われている様子も見られました。

脈々と受け継がれる想い
交流後半戦を挟んで、いよいよ中締めの時間です。
司会の坂本さんの「皆さん本日は楽しんでいただけましたでしょうか?」に
「いえーい!」とこたえる声と共に拍手が沸き上がります。
中締めは共催団体であるOne Panasonicのメンバーであり、前・アルムナイ事務局でもあるパナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社 経営戦略部 本田さんから。
「アルムナイは元をたどるとOne Panasonicの活動から始まった取り組みです。自分自身も外に出て、またパナソニックグループに戻ってきたときに、非公式の取り組みを公式化しました。立ち上げ時から見ているだけにこの盛り上がりを目にできて感無量です。この4月に異動し、事務局を引き継ぐことになったのですが、今日、後任が素晴らしい会を運営してくれている様子を見て安心しました。ここで後任をご紹介させていただければと思います。」

後任の志鶴さん、豊嶋さんからのご挨拶中には、手を振るアルムナイに応える姿も。事務局自身が楽しんでいる様子が伝わるのが、アルムナイの安心感につながっているのかもしれません。
本田さんからは「今回とても盛り上がったが、もっともっと盛り上げていきたい。いつかグランプリを獲得し『アルムナイのみんなで獲ったぞ』と言えるように、今後もサポーターという形でアルムナイにかかわりたい」とお話がありました。
終わりに
最後の記念撮影に至るまで、会話と笑顔の絶えない、まさに盛会でした。
アルムナイも、現役社員も、事務局も、前に進む力に溢れているパナソニックグループアルムナイから、今後も目が離せません。
※こちらはパナソニックグループ・アルムナイコミュニティ専用のネットワークです。