2022年3月に設立したNECソリューションイノベータのアルムナイネットワークが2周年を迎えました。「技術コミュニティのようなネットワーク」を目指してスタートし、現在は160名のアルムナイが登録しています。
導入時の思いや設立の背景は以下をご覧ください。
NECソリューションイノベータが目指す、アルムナイネットワークでの新たな価値創造「技術でつながる場所にしたい」
設立から2年、NECソリューションイノベータアルムナイネットワークでは以下のような活動を行ってきました。
▍オフラインキックオフイベント(複数回)
▍オフライン交流会(23年11月開催)
▍NECソリューションイノベータの取り組み・アップデート情報配信
▍アルムナイへのニーズヒアリング実施
この2年の一大イベントとしては、NECソリューションイノベータ本社で開催された「アルムナイ交流会」です。
アルムナイの発足がコロナ禍ということもあり、なかなか対面でのイベントを実施することが叶わず、念願のイベント開催となりました。
「NECソリューションイノベータの今を感じる場」として2023年11月10日に開催されました。NECソリューションイノベータ本社ビル内に新たに設置されたオープンコミュニティスペースで開催された交流会には現役社員とアルムナイ総勢20名が参加し、会場は終始アットホームな雰囲気に包まれました。コミュニティスペースに初めて足を運ぶアルムナイも多く、懐かしさと新しさを感じる機会となりました。今回はその様子を詳細にレポートします。
<第一部>現在のNECソリューションイノベータについて紹介
会場では、「お久しぶりです!」と久々の再会を喜ぶアルムナイや、初対面同士でも「よろしくお願いします」とあいさつを交わし、会話を楽しむアルムナイの姿がみられました。名札には自身の名前の他に「今日話したいこと」を書く欄が。それぞれが話したいテーマのほか、イベントに参加した目的を記載するアルムナイもいました。
第一部では、アルムナイコミュニティの目指す姿やNECソリューションイノベータが現在力を入れている取り組みについて説明がありました。
NECソリューションイノベータが目指すアルムナイコミュニティとは
HR戦略室の森室長が、NECソリューションイノベータが目指すアルムナイコミュニティの姿についてプレゼンを行いました。
従来のような同窓会やOB会、社友会ではなく、「技術コミュニティ」のような、お互いwin-winかつ有益なネットワークにしていきたいといいます。
「退職後であっても、技術を理解する者同士が集まり、NECソリューションイノベータという同じ会社で苦楽を共にした戦友としてのつながり、技術やビジネスなどについて語り合える場に。そしてNECソリューションイノベータアルムナイだからこそできるコミュニティにしていきたいと思っています。今日は『NECソリューションイノベータのいま』を感じる場として楽しんでいってください」(森さん)
NECソリューションイノベータが力を入れている取り組み
続いて、経営企画部の上野主席主幹が、現在NECソリューションイノベータが力を入れている取り組みについて説明しました。
NECソリューションイノベータでは「高い技術力とイノベータの目線で社会価値を創造するソフトウェア&サービス・カンパニー*」を2030ビジョンとして設定しています。このビジョンの実現に向け、システムインテグレータとして「SI事業の高度化」、バリュー・プロバイダとして「価値提供サービスの創出・拡大」、イノベータとしての価値発揮に向けた「事業基盤の変革」の3点を基本方針として取り組んでいます。
*2024年4月~「テクノロジーとイノベーションで人と社会が輝く未来を創るバリュークリエーションカンパニー」に変更となっています。
「事業基盤の変革」については、人と環境への投資を拡大していることを一例として挙げました。DX人材の育成や、スキルアップ・リスキリング等の教育はもちろん、学んだことを実践できる場も新たに開設する予定があるといいます。
「これらの戦略を実行することで、事業を成長させて利益を生み出し、その利益を社員へ還元することによって社員一人ひとりの個人の力を磨いていく。その力がまた会社の利益につながり、この良いサイクルを生み出しながら、2030ビジョンの実現を目指しています」(上野主席主幹)
社員一人ひとりの活躍・成長機会の拡大のために
HR戦略室の岡田シニアマネージャーからは、NECソリューションイノベータの2030ビジョンを実現する中で重要な事業変革の基盤として位置付けられている「リソース戦略」について説明がありました。
岡田さんによると、リソース戦略とは会社と組織の競争力や実行力を高めていくだけではなく、社員一人ひとりの活躍や成長機会の拡大、キャリアプランの実現につなげていくための活動だといいます。
NECソリューションイノベータでは各社員に合った環境でスキルや経験を積めるよう、タレントマネジメントシステムを導入しています。例えば自身のキャリアを定期的に棚卸ししてキャリアプランの策定に役立てられるシステムや、専門性やスキルを見える化して検索できるシステムなどです。
「当社は『仕事が人を育てる』をポリシーとして人材育成に取り組んできました。育成だけではなく業務経験と掛け合わせることで人は成長していくと考えています。
おそらく、みなさんが在籍していた頃から様々な制度があったと思います。それをエンジニアがどんどん成長できるような環境を作るために改めて整備し直しました。もちろん、まだ完璧になっていません。今後も、みなさんの成長意欲を高めるようなより良い環境を作り続けていこうとしています」(岡田さん)
心身の健康や働きやすさを実現するNECソリューションイノベータの健康経営
事業支援部の丸山部長からは、NECソリューションイノベータが取り組む健康経営(Well-being経営)について紹介がありました。
NECソリューションイノベータは2030ビジョンを実現するための主要施策として「健康経営(Well-being経営)」を掲げています。このうち「心身のコンディション」「働き方・働きやすさ」「働きがい・成長」「会社風土」の4つのカテゴリに分けてそれぞれ具体的な取り組みを行っています。
例えば「心身のコンディション」の施策の一つとして行っているのが「Health Challengeキャンペーン」。健康行動を促すミッションをゲーム感覚でクリアしていく「健康ミッションアプリ」や「オンラインエクササイズ」などを導入しています。「生活習慣が良い人は、仕事への集中度が高いことがわかった」と丸山部長は語りました。
「働き方・働きやすさ」の施策の一つ「オフィス改革」についてはコロナ禍を経てリモートワークが一般的になった背景をふまえ、「集まる」を主体にしたオフィスに変革した事例を説明しました。
<第二部>懇親会
第一部が終わった後は、飲み物と食事を楽しみながら交流しあう懇親会がスタート。まずはHR戦略室の森室長のあいさつで乾杯しました。乾杯後は自然と拍手がわき起こり、アットホームな雰囲気を感じます。
積極的に名刺交換したり、現在の仕事内容について紹介しあったり、またNECソリューションイノベータの今について現役社員に質問するなど会話を楽しんでいました。
約1時間の懇親会はあっという間に終了。最後はアルムナイが締めのあいさつを行い、交流会は幕を閉じました。
「こうやって集まれたのもきっと何かのご縁。今後もまたいろいろ企画があると思いますので、みなさま本当にお忙しいと思いますけれども、ぜひこのご縁を機にまた集まれたらいいなと思っています。本日はありがとうございました!」
「つながりができた」「良い場だった」参加したアルムナイの声
イベント終了後に行ったアンケートでは、回答者14名中全員が今回のイベントに「満足」「やや満足」と回答、加えて全員が「次回も参加したい」と答えました。
アルムナイの声
「新しいつながりができた」
「NECソリューションイノベータの変わった部分が見えて楽しかった! 懐かしさもあった」
「人事や制度、最近の取り組みについて聞けてざっくばらんにお話ができました」
「同じ立場の人と話ができてよかった」
「NECソリューションイノベータを退職した人の近況を聞くことができた」
そのほか、「人事以外にNECソリューションイノベータが現在取り組んでいる事業についても聞きたい」「現役社員とも交流したい」といった今後のイベントへ期待する声も寄せられました。
終始アットホームな雰囲気に包まれていた今回のアルムナイイベント。再開を喜ぶアルムナイはもちろん、初対面同士のアルムナイでも交流を深めていたのが印象的でした。アルムナイにとっても、企業との新しい関係性を築いていく第一歩になったのではないでしょうか。