中外製薬アルムナイネットワークのオンラインイベントに潜入!アルムナイ同士の顔合わせ会をレポート

2020年5月に退職者再雇用制度を「アルムナイ制度」として刷新し、アルムナイネットワークを設立した中外製薬。会社とアルムナイ、そしてアルムナイ同士でつながりを維持し、交流ができるネットワークとして、現在約100名のアルムナイが登録しています。

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アルムナイネットワークを立ち上げて半年となる2020年11月、同社はアルムナイ同士が顔を合わせるオンラインイベント(通称:顔合わせ会)を開催。その様子をレポートします。

アルムナイ同士だからこそ、初対面でも共通点が見つかりやすい

「顔合わせ会」は、「アルムナイ同士、まずは顔を合わせてお互いを知ろう」というコンセプトのもと、お互いをより身近に感じ、今後の交流をより活発にすることを目的として開催されたイベント。アルムナイネットワーク設立後、記念すべき初めてのイベントでもあります。

第3回目の顔合わせ会の様子

一人一人が発言の機会を持てるよう、少人数で開催された今回の顔合わせ会。

中外製薬のアルムナイ専用ネットワーク内で告知され、4日に分けて、全4回、各回3〜9名のアルムナイが参加しました。12時、18時、19時、20時と、それぞれ異なる時間帯で開催するなど、さまざまな状況にあるアルムナイが参加しやすいような配慮も。中には複数日程参加するリピーターの方もいました!

総参加者は21名。国内外の大手製薬会社や現役医師、医療系ベンチャーなど医療領域に関わる方を中心に、行政機関、コンサルティング、国内大手SIer、フリーランスの方など、さまざまな業界・職種の方が集まりました。オンラインということで、米国やオランダなど、海外から参加したアルムナイも!

第1回目の顔合わせ会の様子

顔合わせの流れは、まずはアルムナイネットワークを運営する中外製薬アルムナイ事務局の黒丸修さん、山本秀一さん、山本由佳さんのごあいさつから。会社がアルムナイネットワークを設立した背景や、これからどのようなネットワークをつくっていきたいかを説明しました。

アルムナイからは次のような声も。ネットワークに登録しているアルムナイにとって「どんなコミュニティなのか」を知る良い機会になったようです。

「家庭の事情など止むを得ない理由で退職した方だけでなく、転職したアルムナイに対してもオープンと聞いて、良い意味で驚いた」

「『アルムナイ同士の交流もオープン』と明確に言っていただいたことで気が楽になった」

アルムナイネットワークを運営する中外製薬アルムナイ事務局の黒丸修さん(下)、山本秀一さん(右)、山本由佳さん(左)

次は、参加したアルムナイのチェックイン。「中外製薬在籍時のお仕事」、「現在のお仕事や退職後の経歴」、「アルムナイネットワークに登録したきっかけ」、「退職して気がついたこと」など、一人ずつ自己紹介をしました。

同じ会社のアルムナイ同士ではあるものの、入社時期や所属部署、勤務地がさまざまであることから、ほとんどの方が初対面。

そんな状況にも関わらず、「私もその事業所にいました!」、「◯◯さんが上司だったのですが、ご存知ですか?」、「外に出て気がついたけど、中外のこういうところが良いですよね」など、共通点や共感するポイントが多くあり、すぐに距離が縮まっている様子が印象的でした。

中外製薬のアルムナイネットワークの2つの特徴

ここで、アルムナビ編集部が「顔合わせ会」に参加して感じた、中外製薬のアルムナイネットワークの特徴を2つご紹介します。

特徴1. 会社に関心のあるアルムナイが多い

アルムナイネットワークに登録したきっかけについて、なんと複数名のアルムナイが「退職後も会社に関心があり、たまたま検索をしたときに中外製薬にアルムナイネットワークができたという情報を見つけて登録した」と回答しました。

退職をしても中外製薬の情報に関心を持っている方が多いことを感じると同時に、5月にアルムナイネットワークを設立して以降、着々とネットワークの認知が高まり、現在約100名ものアルムナイが登録していることからも、会社やアルムナイ同士のつながりへの強いニーズがあるのだと感じました。

その他の登録のきっかけには、「退職時に案内された」、「現社員から教えてもらった」、「他のアルムナイに招待された」という声が目立ちました。ネットワーク設立時にきちんと広報をしたことが功を奏し、社員・アルムナイの双方への認知につながったようです。

アルムナイネットワークを社内で広報した際に配布したフライヤー

また、顔合わせ会では以下のような意見が多く上がったのが印象的でした。辞めた今も変わらず会社への愛着や感謝の気持ちを持っているのを感じます。

「中外製薬で鍛えてもらったから、外の厳しい環境でも頑張れた」

「外に出てみて、中外製薬が人に優しく、人を大事にする会社だとこれまで以上に感じた」

「今も会社のことが好き」

特徴2.  「横のつながりを求める声が多い」

顔合わせ会では、「アルムナイネットワークでやってみたいこと」についても伺いました。すると、アルムナイ同士の横のつながりを求める声が多数。

「いずれは日本に帰って医療の分野で貢献したいので、そのつながりを得たい」

「同じ会社を退職した人のキャリアを参考にしたい」

「中外アルムナイには優秀な人が多いので、情報交換をしたい」

「起業を考えているので、近しい領域のつながりをつくりたい」

「『元中外』というだけで仲良くなれる」

アルムナイ同士のつながりには、ビジネス連携やオープンイノベーションなど、さまざまな可能性が秘められています。横のつながりから何が起きるのか、これからが楽しみです!

(こちらは中外製薬のアルムナイ専用です)

元同期との再会や新たな出会い。アルムナイからは「また開催してほしい」の声が

4回目の顔合わせ会の様子

あっという間に終了した全4回の顔合わせ会。終了後、アルムナイからはこのような感想が寄せられました。アルムナイの方にとっても良い機会となったようです。

「自分が中外に入社した時、退社した時のことを、久しぶりに思い出した」

「中外製薬時代の同期と、久しぶりにつながることができた」

「在職中に全く関わることのなかった方と交流し不思議な感じだった」

「在籍中の所属部署も異なり、現職種も交流ができないような方ばかりだったので、貴重な機会だと感じた」

「アルムナイは大なり小なり人生の転機を自ら作った人々たち。考え方など、お話をもっと伺いたい」

第2回目の顔合わせ会の様子

以下のような次回への要望も多く上がり、現在は新年会としてカジュアルなイベントができないか企画中。

「次は飲み会の企画をお願いします!」

「また不定期で開催してほしい」

「カジュアルな情報交換ができるような会があると良いと思います」

「中外製薬に関することで何かテーマを決めたディスカッションがしたい」

「アルムナイとのイベントを開催したいけど、参加してくれるのだろうか」、「どんな内容のイベントにしたらいいか分からない」とお悩みの企業の方は、ぜひ今回ご紹介した中外製薬の顔合わせ会を参考に、まずはお互いを知ることを目的とした小規模な会を設け、アルムナイの声を直接聞いてみてはいかがでしょう? きっとこの先のアルムナイとの関わり方のヒントが得られるはずです。

>>中外製薬アルムナイネットワーク設立の背景を知りたい方はこちら

ABOUT US

2015〜2018年 アイタンクジャパンに新卒入社し、長期インターン専門メディア「キャリアバイト」の営業・カスタマーサクセスに従事。2018年8月に親会社のエン・ジャパンへ転籍し、同じく新卒向けスカウトサービス「iroots」の営業・カスタマーサクセスに従事。 2019年3月~株式会社ハッカズークの広報およびアルムナイ・リレーションシップ・パートナー(コンサルティング)として、「アルムナイ」という新しいコンセプトを広めるべく奮闘中。