【事務局インタビュー】「やめたら終わりではない関係」を築く―アルムナイ事務局が語る、つながりの価値とこれから

インタビューを受けて下さったオリコアルムナイ事務局菊地さん、佐藤さん、藤田さん、折坂さん、嶺村さん

企業と退職者の新しい関係性を築く「アルムナイネットワーク」。株式会社オリエントコーポレーション(以下、オリコ)では、2024年4月にアルムナイネットワークを立ち上げ、今年の4月で2周年を迎えました。退職を「縁の切れ目」と考えるのではなく、「やめたら終わりではない関係」として捉え、アルムナイ(退職者)との交流を積極的に推進しています。

今回は、そんなオリコのアルムナイネットワークを牽引する事務局メンバーにインタビューを実施しました。

事務局に参画した経緯や、活動を通じて見えてきたアルムナイの価値、そして今後のコミュニティの展望についてお話を伺いました。

オリコオフィスで集合写真

※こちらは過去、オリエントコーポレーションに在籍していた方専用のネットワークです

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<事務局メンバー>※2026年4月インタビュー時点の情報です
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菊地 崇治さん(写真一番上)
執行役員 人事・総務グループ 副グループ長(兼) キャリアデザイン推進部長

人事・総務グループ キャリアデザイン推進部 人財開発チームの皆さん
佐藤 智之さん(写真左上)
藤田 一飛さん(写真右上)
折坂 加奈さん(写真左下)
嶺村 優さん(写真右下)

事務局参画の経緯と、アルムナイへの第一印象

ーーまずは、皆さんがアルムナイ事務局に関わることになった経緯と、当初の印象について教えてください。

菊地: 人事異動をきっかけに本プロジェクトの責任者として携わることになりましたが、元々このネットワークの活動は「自ら積極的に関わりたい領域」だと捉えていました。私自身、社内での業務が多かったこともあり、社外のネットワークが少ないので昔一緒に仕事をした仲間とアルムナイネットワークを通じて再会できることには、個人的にも大きな喜びを感じています。

佐藤: 私は人事総務グループで人財開発や育成に関わる業務を担当しており、その一環としてアルムナイネットワークに携わっています。正直なところ、関わり始めた当初は「一度退職した方々が、オリコに興味を持ち続けてくれるのだろうか」という不安もありました。しかし、今では150名を超えるアルムナイが登録してくださり本当に嬉しく思っています。

藤田: 私は昨年オリコに中途入社し、プロジェクトに参加しましたが、企業がこうした「退職者とのネットワーク」を公式に運営していること自体を初めて知り、非常に新鮮でした。

折坂:実は私自身がオリコアルムナイであり、一昨年再入社をして現在は事務局としてアルムナイネットワークに携わっています。詳しい経緯は、以前アルムナビに掲載いただいた記事をご覧いただければと思いますが、こうしてオリコを退職した方々と再びつながり合えることに喜びを感じています。

嶺村:このプロジェクトに関わることになったのは、人事異動がきっかけでした。これまでは『アルムナイ』という言葉自体聞いたことがありませんでしたし、辞めた会社と連絡を取ることはおろか、つながりを持つという感覚もなかったです。だからこそ、実際に事務局として携わり、退職した方々がその後も会社とつながりを持っていることには本当に驚きました。

オリコを最もよく知る「社外パートナー」としてのアルムナイ

ーーアルムナイとの関係強化は、オリコの成長にどのような価値をもたらすと考えていらっしゃいますか?

菊地: アルムナイの存在は非常に重要です。なぜなら、アルムナイの皆さんは「オリコの内情を最もよく知る社外人材」でありながら、現在は「消費者としての視点と当社のユーザーとしての視点」を併せ持っているからです。社内にいるとどうしても気づきにくいリアルな声や、客観的な視点からの意見をいただけることは、今後の戦略策定や実行において非常に貴重なヒントになります。

佐藤: 同感です。人財育成の観点でも、アルムナイネットワークは現役社員にとって外部の視点や新しい知見を得るための「接点」だと考えています。他社で培った経験やスキルをオリコに還元していただくことは、会社の成長に不可欠です。もちろん、最終的に「オリコに戻ってきたい」と思っていただけたら嬉しいですが、それ以上に、外の世界を知るパートナーとしてつながり続けることに大きな意義を感じています。

藤田: 私は事務局として携わる中で、アルムナイの方々から「オリコで学んだ社会人の基礎や働く上でのスタンスが、次の転職先でもすごく活きている」というお話を何度も伺いました。オリコという歴史ある企業が培ってきた仕事との向き合い方や価値観が、社外でも高く評価されているという事実は、私たち現役社員にとっても大きな誇りであり、新たな気づきでした。

会社の枠を拡張する「社員+アルムナイ」の未来

ーー今後、アルムナイネットワークを通じてどのような関係性を築き、コミュニティを発展させていきたいですか?

佐藤: 現役社員とアルムナイが刺激し合い、互いに高まり合う関係性を築きたいですね。現状は現役社員とアルムナイメンバーの間にまだ少しだけ距離感があるかもしれませんが、今後は対面での交流機会などを通じて、双方の接点を増やし、新しいアイデアや気づきが生まれる「共創」の関係性を築いていきたいと考えています。

菊地: コミュニティは「動かし続けること」が何より重要です。会社側が一方的に情報を発信するのではなく、アルムナイの皆さん自身も価値を感じられる場にしていかなければなりません。また、社員との交流を促進させるためには、アルムナイネットワークの価値を社内にも広く伝えていくことも重要なテーマです。ネットワークの意義が現役社員に浸透することで、より多くの接点が生まれ、相互に価値を生み出す好循環が期待できます。

アルムナイの皆さんへ:退職後も共に歩む大切なパートナーとして

ーー最後に、アルムナイの皆さん、そしてこれから参加を検討している方へメッセージをお願いします。

菊地: まずは、すでにネットワークに参加してくださっているアルムナイの皆さんに、心から感謝をお伝えしたいです。私たちはこの活動を一過性のものにするつもりはなく、長く、大切に育てていきたいと考えています。だからこそ、皆さんには「お客さま」としてではなく、共にコミュニティを創るパートナーとして参加していただきたいのです。運営方法や企画についても、遠慮せずにどんどん意見を発信してください。皆さんと一緒に、ここに参加していて良かったと思えるアルムナイネットワークにしていきたいと思います。

佐藤: リモートワークが普及する昨今ですが、今後も対面での交流会も企画し、現役社員も交えてざっくばらんにお話しできる機会を増やしていきたいと考えています。退職された皆さんとのつながりは、オリコにとってかけがえのない「資産」です。ぜひ、昔の仲間に会いに来るような感覚で、気軽にオリコへ足を運んでいただければ嬉しいです。

藤田: 私自身も前職のアルムナイという意識を持っていますが、外の視点に触れ続けることは自身の成長に直結します。アルムナイの皆さんが想像している以上に、オリコは皆さんが外の世界で得た知識や経験を求めています。「もう辞めた会社だから」と遠慮せず、ぜひコミュニティに飛び込んできてください。

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オリコアルムナイネットワークは、単なる「退職者とのつながり」を超え、企業と個人が新たな価値を共創する場として育ちつつあります。現役社員とアルムナイ、それぞれの立場や経験が交わることで生まれる気づきや可能性は、これからの組織にとって大きな財産となるはずです。

かつて同じ場所で働いたという共通点は、時間が経っても色あせるものではありません。
そのつながりを起点に、新たな挑戦やキャリアの広がりが生まれていく——そんな循環のハブとして、このネットワークは存在しています。

これから参加を検討されている方も、ぜひ気負わず一歩踏み出してみてください。
事務局一同、皆さんのご参加を心よりお待ちしています。

※こちらは過去、オリエントコーポレーションに在籍していた方専用のネットワークです