さまざまな企業のアルムナイをその想いとともにご紹介していく連載「ALUbum」。今回はSC Alumni(住友商事アルムナイ)の中村雅昭さんにご登場いただきました!(在籍期間:2014年〜2022年)
中村雅昭さん
住友商事に勤めていた当時の仕事内容
元々、明確ではなかったものの、いつかは家業で働く選択肢もあるなと考えていました。とはいえ、人生一度きり。社会を広く知りたいと考え、グローバルに事業を展開している住友商事へ入社しました。
最初は広報部の報道チームに配属されて、主にメディア対応や決算対応に従事していました。ただ、入社当時から営業をしたいと思っていたので、上司に異動希望を伝え続けていました。希望の結果、1年間のベトナムトレーニーが決まり、ベトナムでは営業や総務など幅広くさまざまな経験を積むことができました。トレーニー業務の中でもやはり営業に魅力を感じていたので、帰国後も営業職を希望しました。その後は、1年半ほど電子・機能材部にてSiCウェハーの営業を担当して、退職しました。
「人生をかけて何を成し遂げたいか」を真剣に考えた時に、自分の先祖が立ち上げた会社を今よりも良くして、働いてくれている従業員やその家族、そして地域の方々に貢献したい、と強く感じました。自分が人生を通じて本当にやりたいことが、家業を通じて、日本を笑顔にすることだったので退職を決断しましたが、住友商事での仕事には満足していましたし、今なお住友商事で働いている可能性もあったなと思っています。
現在のお仕事内容
現在は、曾祖父と祖父がそれぞれ設立した2つの会社で働いています。その内の1社である帝燃産業株式会社は近畿地方一帯と山口県で、LPガス小売を主軸に太陽光や蓄電池などのエネルギー関連事業を展開しており、その他にもウォーターサーバー事業やリフォーム事業など幅広くお客様の生活のお困りごとを解決しています。私は取締役として、経営企画室長とウォーター事業およびリフォーム事業の統括を兼務しています。
帝燃産業は、創業以来69年にわたり、快適な暮らしをサポートし、地域に安心と安全を届けてきました。今後はエネルギー事業に加えて、地方創生や生活関連分野など多岐にわたるサービスを提供しながら、他企業とも共創し、日本をもっともっと元気にしていきたいと思っています。
現在の仕事に活きていると感じる所属企業での経験
ビジネスマンの基礎を徹底的に叩き込んでいただいたことですね。特に最初に配属された広報部の上司には、目の前のお客さんに対して、失礼の無い振る舞い方を教えていただきました。そういった当たり前の振る舞いができてはじめて、社内外で人間関係が構築できるじゃないですか。私が部下を持つ立場になった今だからこそ、あそこまで厳しく指導してくれることは当たり前ではないと痛感しました。本当にありがたいことです。
アルムナイネットワークに参加してよかったこと
やはり、住友商事やSC Alumniとのネットワークが築けることです。昨年より住友商事の関連会社と帝燃産業は脱炭素に関連して協業させていただいていています。また住友商事時代の上司に企業を紹介してもらったりと、住友商事時代のつながりから現在のビジネスにポジティブな影響をもらっています。
所属企業やアルムナイの皆様にPRしたいこと
是非、お互いに今取り組んでいるビジネスで連携していければ嬉しいです。帝燃産業のほかに株式会社大和コンピューターというシステム開発を手掛けるIT企業にも所属しており、「日本の食を支えたい」という想いからIT×農業をテーマに、IT企業でありながら自社で農園を持ち、現場に社員を送り込み、ハンズオンで日本の農業の課題解決に取り組んでいます。農業関連のお仕事をしている方もSC Alumniの中にはいると思うので、是非お話ししてみたいです。あとは、ウォーターサーバーを検討しているSC Alumniの方がいればお気軽にご連絡ください!