さまざまな企業のアルムナイをその想いとともにご紹介していく連載「ALUbum」。今回は住友商事アルムナイの原大祐さんにご登場いただきました!(在籍期間:2015年〜2020年)
住友商事に勤めていた当時の仕事内容
2015年に住友商事に入社、人事部採用チームに配属されました。メインの業務は新卒採用で、HPや説明会で住友商事の魅力発信や、面接官や選考設計にいたるまで、新卒採用に関する設計・運営を担当していました。
その後、2018年には人事部人事チームに異動し、考課や勤怠管理などを担当していました。
現在のお仕事内容
東京の新宿区を本拠地とするサッカークラブ・クリアソン新宿を運営する株式会社Criacaoに所属し、経営企画室の室長を担っています。弊社はサッカークラブの運営だけでなく、スポーツの価値を活用した事業(大学体育会生向けを中心としたキャリア支援事業やトップアスリートと協業した研修事業)にも取り組んでいる点が特徴だと考えています。
私自身は経営企画室長として経営計画策定・予算管理を担いつつ、営業管理とコーポレート業務(人事・総務・法務・経理等)を担当しており、営業から事業を俯瞰するところまで一気通貫で携わることができています。
現在の仕事に活きていると感じる住友商事での経験
前職で社内制度を運用する際に意識していた、マイノリティやサイレントマジョリティに対する目線の持ち方は現在のサッカークラブの運営でも生きていると感じます。社内で様々な問合せやご意見をいただき、実態を知るなかで、自分だけでは気付けない視点や立場があることを痛感しました。
サッカークラブにおいて、コアファンの方を大切にするのはもちろん大事ではあるのですが、それだけではなく、より広くもっと多くの方にスポーツの価値を感じていただきたいと思っています。
例えば車椅子を利用されている方やお子さま連れの方など、「普段はなかなかスタジアムに来ることができない人」に向けて、新宿にある専門学校と連携して、車椅子の人がクリアソン新宿の試合を観戦できるようなサポート企画を始めたり、お子さま連れの方専用の観戦エリアを設け、試合終了後にピッチを解放して、選手参加型でお子さま達がサッカーできるようにしたりしています。
他者の違いを認め、お互いをリスペクトしあい、自らの強みを組織の力に変え、仲間と支え合う。人には様々な背景があることを前提としたチームづくり、多くの方にサッカーを楽しんでいただくための仕組みづくりは、前職の人事の経験があったからこそできていることだと思っています。
アルムナイネットワークに参加してよかったこと
交流会などで元住友商事の人と話せることです。住友商事のアルムナイと交流をすると、「やっぱりこういう風に仕事をしなきゃダメだよな」「もっと頑張らなきゃ」と、いい意味で自分にプレッシャーを持たせてくれると思います。
所属企業やアルムナイの皆様にPRしたいこと
クリアソン新宿はスポーツの価値を信じ、スポーツだからこそできることがあると信じて事業活動を行っています。相手も自分も尊重し、違いを認め、仲間と手を繋いで支え合う。「変わらない価値に創造を」を掲げ、価値観・国籍・年齢・立場、本当に多様な人々が集まる新宿から、スポーツの力でこの価値を世界に伝えていきたいと思っています。試合や地域での活動、協業を通じて感じていただけるものがあると信じているので、気になった方はぜひお声がけください!