さまざまな企業のアルムナイをその想いとともにご紹介していく連載「ALUbum」。今回はレジェンダ・アルムナイの矢澤(近藤) 佳美さんに登場いただきました!(在籍期間:2003〜2017年)
レジェンダ・コーポレーションに勤めていた当時の仕事内容
レジェンダでは採用分野のBPO案件に携わってきました。契約社員として入社し、経験を積み重ねながら、正社員、リーダー・マネージャーとキャリアを積み重ねました。レジェンダで経験したことは全て役立っていると思います。そのうえでいくつか抜粋しますね。
事務スキル、「やるべきことをやる」などのビジネススキル・マインドセットだけでなく、様々な会社と共に働くことを通じて、どんな場所でもどんな人とでも働けるような多様性も身に付けました。これは、異なるタイプのお客様に携わった経験からきていると思います。多種多様なお客様と働くことを通じて、組織ごとに「価値観」や「業務のプロセス」、「意思決定のプロセス」が大きく異なることを、肌感覚をもって知っていることはとても大きいです。だからこそ「世の中に”正しいモノ”なんてほとんどない」と思えるし、そのおかげで「どんなことが降ってきても大丈夫」というマインドで構えていられるのかなとも思います。
あとは管理職として人とともに働いた経験も活きています。管理職は、最初からうまくいったわけではありません。管理職として厳しいことを言わなくてはいけない場面で、最初は、相手の背景や辛さを踏まえて接することができていなかったことが多々ありました。しかし先輩・上司のアドバイスも受けながら経験を積み、徐々にこの課題も克服できるようになったかと思います。こうした経験を通じて身に付けた私なりのマネジメント方法は、管理職は役割であることを意識して、自分より優秀なメンバーに助けてもらうことです。この考え方は今も変わっていません。
レジェンダ退職の経緯
大きな要因の一つは配偶者の浜松転勤です。当初は浜松から2~3年後に再転勤する見込みもあり、レジェンダのプロジェクトも大事なタイミングだったため、3時間かけて浜松から東京のレジェンダまで通っていました。しかし、プロジェクトに一区切りがついたこと、配偶者の転勤でも関東に戻ることがなくなりそうだったこともあり、2017年に退職することとなりました。
現在の仕事内容
こちらでもレジェンダでの経験は多数活きています。例えば男女共同参画推進協会は自治体からの託を受けて事業を進めていますが、レジェンダもクライアント企業からの委託を受けています。実は自分のキャリアとして一貫しているのは、「請け負う」仕事をしているということなんです。(最初の広告代理店も、レジェンダでのアウトソーシングも、その後の仕事も。)「請け負う」仕事の基礎はやはりレジェンダで築きましたし、そこで養ったプロジェクトマネジメントの力は今の仕事にも共通する部分が非常に多いです。だからこそ、現在も、スムーズにプロジェクトを進めることができています。
男女共同参画に関する活動では、最近では「はままつの「生理」を学ぶプロジェクト」という、「生理の貧困」や「リプロダクティブヘルス&ライツ(性と生殖に関する健康と権利)」の問題に取り組んでいます。また、ここ数年は、世界中の女性がより健康に、自分らしく生きることを支援するチャリティランイベント「ホワイトリボンラン」浜松拠点の事務局をしています。他にも複業として、障害者の就労定着支援やジョブコーチなど様々な地域活動に参加しています。
退職後のレジェンダ・コーポレーションとのつながりや交流
じつは退職後も、継続的にレジェンダからお仕事をいただいていますし、私がレジェンダに商談を紹介したこともあります。このあたりはアルムナイと社員・会社がお互いの能力や人となりを含め、よく知っているからだと思っています。
そのような形で自然とレジェンダとの関係は続いていたため、レジェンダがアルムナイネットワークを立ち上げ、参加のお声掛けをいただいた時も、抵抗感も疑問もなく参加しました。私以外のアルムナイの皆さんも同じような感覚なのではないかと思っています。
レジェンダ・コーポレーションアルムナイへのメッセージ
アルムナイの近況や活躍を知ることができるとうれしくなりますし、励みにもなります。お互いに情報を発信しあえればと思っています。
レジェンダ・コーポレーションへのメッセージ
数多くチャレンジする機会、成長する機会をいただきビジネスパーソンとして1人前にしていただきました。本当に多くの人に「ありがとうございます」とお礼をお伝えしたいです。何か男女共同参画やジェンダーに関することで知りたいこと、お困りのことなどがあったら気軽に声をかけてください。
また、今年4月にコロナ禍の男女共同参画センターの相談室について「地域を支えるエッセンシャルワーク」という本に寄稿させていただいています。エッセンシャルワークとは、医療や教育、公共サービスなどの社会で生活していく上で必要不可欠な労働者のことです。よかったら読んでみてください。
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