
2024年8月の「FFGアルムナイコミュニティ」設立から約1年半。ふくおかフィナンシャルグループ(以下、FFG)が取り組む「退職者とのネットワーク構築」は、単なる人事施策の枠を超え、地域経済を活性化させるための重要なプラットフォームを目指しています。
激変する金融業界において、なぜ今「アルムナイ」が経営の鍵を握るのか。そして、コミュニティを通じて見えてきた変化とは。株式会社福岡銀行 人事部長の簡貴弘さんに、その真意を伺いました。
※こちらは過去に株式会社ふくおかフィナンシャルグループ、株式会社福岡銀行、株式会社熊本銀行、株式会社十八親和銀行、株式会社福岡中央銀行、株式会社みんなの銀行で社員として勤務された方専用のコミュニティです
人的投資こそが、企業価値向上の源泉である
――コミュニティ設立から1年半が経ちました。改めて、アルムナイネットワークを導入した経営的な背景を教えてください。
私たちFFGは、2025年度からスタートした第8次中期経営計画において、ブランドスローガンである「あなたのいちばんに。」を私たちの共有すべき“価値観”として再定義しました。そして、私たちの”存在意義”を「一歩先を行く発想で、地域に真のゆたかさを。」と定めています。この理念のもと、地域社会とともに持続的な成長を目指すことが私たちの使命です。
長期戦略では「地域の産業振興」と「人々のゆたかな生活の後押し」を重点テーマに掲げており、M&A支援や脱炭素化コンサルティング、DX推進、さらにはスタートアップ連携などを通じて地域産業の成長を促進することを目指しています。また、金融経済教育や資産形成サポートといった、デジタルと対面を組み合わせた最適な提案を通じて、人々の生活を支え、地域に経済的・物質的・精神的なゆたかさをもたらす未来を描いています。
こうした挑戦を実現するために最も重要な要素、それが「人」です。私たちは、積極的な人的投資こそが企業価値向上の源泉であると確信しています。
――その「人」の力を最大化するための戦略として、アルムナイが位置づけられているのですね。
その通りです。現在私たちは、事業戦略と人財戦略を高度に連動させた「戦略的人財ポートフォリオ」の構築を進めています。①多様な人財の採用、②戦略を実現する人財育成、③最適かつ柔軟な人財配置に注力しています。これらをタレントマネジメントシステムによって一元管理し、個々のスキルやキャリア志向に基づいた迅速な育成と配置を推進しています。
こうした人的資本経営を推進する中で、退職後もFFGとの関係性を維持し、外部で培った専門性を活かす仕組みを整えることは必然の流れでした。一度FFGを離れ、異なるフィールドで研鑽を積んだ方々は、私たちにとって欠かすことのできない「社外の人的資産」です。アルムナイ制度は、そうした方々と共に歩み続けるために導入されました。
「再入社」がもたらす新しい風と、採用ブランディングへの好影響
――実際にスタートしてからの1年半、どのような成果や変化を感じていますか?
まず大きな成果として挙げられるのが、複数のアルムナイが外部で培ったスキルや専門性を携えて戻ってきてくれた「再入社」の進展です。彼らが持ち込む「新しい当たり前」は、既存の組織に非常に良い刺激を与えています。一度外の世界を経験したからこそわかる「FFGの強み」と「変えるべき課題」を客観的に指摘してくれる存在は、変革期にある私たちにとって大きな財産となっています。
また、この取り組みは採用ブランディングの観点からも非常に意義深いものです。「卒業してもFFGとつながり続けられる」という安心感を提供できることは、現役社員やこれから入社を検討する方々にとっても、自身のキャリア形成における大きな魅力になると考えています。このネットワークは、単なる情報共有の場ではなく、再雇用の機会やビジネス連携、そしてコミュニティ形成を通じて新しい価値を共に創り出すためのプラットフォームなのです。
地域社会へ大きな意義を持つ「アルムナイ+FFG」の共創
――今後、このネットワークを通じてどのような未来を展望されていますか。
私たちが目指すのは、「アルムナイ+FFG」というネットワークが、地域社会や業界に対して大きな意義を持つことです。アルムナイの皆さまには、退職後もFFGの最新情報やイベントに触れることで、自身のキャリア形成やビジネスのヒントを得ていただきたいと考えています。
同時に、地域企業との協業や新しい事業創出の場としても、このネットワークを積極的に活用していきます。将来的には、オンラインイベントやパネルディスカッション、専門分野別の交流会など、コミュニティをさらに活性化させる施策を展開し、地域経済の発展に直接的に貢献する場へと進化させていく方針です。
アルムナイが設立したスタートアップとの協業を通じて、その先進的な知見をFFGの新規事業に活かす。あるいは、アルムナイが所属するIT企業とFFGが連携し、地域の取引先企業のDXや生産性向上を加速させる。こうした、地域課題の解決や新たな価値創造に直結する『共創』を、私たちは期待しています。
――最後に、アルムナイの皆さまへメッセージをお願いします。
FFGで培った経験やネットワークは、退職後も皆さまのキャリアにとって大きな財産です。アルムナイ制度は、その価値をさらに広げるための場であり、私たちにとっても皆さまは共に地域を豊かにしていくパートナーです。
かつて志を共にした仲間が、それぞれの場所で成長し、またこのネットワークで再会して新しい価値を生む。そんな未来を私たちは本気で描いています。ぜひご登録いただき、私たちFFGとともに新しい未来を創っていきましょう。
各行からのメッセージ
福岡銀行
福岡銀行は、地域経済の中核として、アルムナイの皆さまと共に新しい価値を創造したいと考えています。私たちの理念である「一歩先を行く発想で、地域に真のゆたかさを」を実現するためには、退職後もFFGとつながり続ける皆さまの知見が欠かせません。最近では、アルムナイの方がキャリアチェンジを経て再び福岡銀行に入社される事例もあり、外部で培った経験が新しい視点や発想をもたらしています。こうした再会は、私たちにとって非常に心強く、地域課題解決や新規事業創出に向けた取り組みをさらに加速させる原動力となっています。アルムナイの皆さまには、これまで培った経験やネットワークを活かし、地域の未来を共に描いていただきたいと考えています。福岡銀行は、皆さまとの再会を心から楽しみにしています。

熊本銀行
熊本銀行は、地方創生を使命とし、地域に根ざした金融サービスを展開しています。アルムナイ制度は、退職後も熊本銀行とつながり続け、地域の課題解決に貢献できる場です。最近では、TSMC進出に伴う交通課題に対応するため、渋滞解消に向けた取り組みを地域と連携して実施しました。こうした活動は、単なる金融サービスにとどまらず、地域社会の持続可能性を高める重要な役割を果たしています。アルムナイの皆さまには、こうした地域課題解決や新しい価値創造に関わり、熊本の未来を共に創っていただきたいと考えています。熊本銀行は、皆さまの知見と経験を活かした協働を心から期待しています。

十八親和銀行
十八親和銀行は、長崎の産業発展を支える金融機関として、地域の未来を担う若い世代を応援する取り組みを続けています。最近では、「長崎学生ビジネスプランコンテスト2025」を開催し、学生たちの挑戦を後押ししました。観光・造船・新産業など、長崎ならではの分野で新しいビジネスが生まれることを期待しています。アルムナイの皆さまには、こうした地域の挑戦に知見を活かし、共に未来を築いていただきたいと考えています。十八親和銀行は、アルムナイ制度を通じて、長崎の発展に向けた強いネットワークを構築していきます。

福岡中央銀行
福岡中央銀行は、中小企業支援を軸に、地域経済の活性化に取り組んでいます。事業承継や新規ビジネスの創出など、地域企業の課題解決に向けた支援を強化中です。アルムナイの皆さまには、金融の枠を超えたパートナーとして、こうした取り組みにぜひご参加いただきたいと考えています。福岡中央銀行は、皆さまとの協働を通じて、地域に真のゆたかさを届ける挑戦を続けます。

みんなの銀行
みんなの銀行は、日本初のデジタルバンクとして、金融の新しい価値を創造しています。最近、ふくおかフィナンシャルグループは「DX銘柄2025」に選定され、みんなの銀行のBaaS事業が高く評価されました。これは、デジタル金融の未来を切り拓く私たちの取り組みが認められた証です。アルムナイの皆さまには、デジタルやテクノロジー分野での知見を活かし、革新的なサービスづくりに参加していただきたいと考えています。みんなの銀行は、皆さまと共に新しい金融のかたちを描いていきます。

※こちらは過去に株式会社ふくおかフィナンシャルグループ、株式会社福岡銀行、株式会社熊本銀行、株式会社十八親和銀行、株式会社福岡中央銀行、株式会社みんなの銀行で社員として勤務された方専用のコミュニティです









