さまざまな企業のアルムナイをその想いとともにご紹介していく企画「アルムナイ・アルバム(ALUbum)」。今回は、株式会社サイバーエージェントのアルムナイ、菅 由紀子さんにご登場いただきました。
私とサイバーエージェントをつなぐ3つのポイント
- サイバーエージェントへの感謝:働く楽しみを教えて頂いたこと
- 退職後も活きるサイバーエージェントで得たもの:仲間という宝物、ビジネスパーソンとしての振る舞い・マインド
- 退職後の関係性:サイバーエージェントの人事データの分析プロジェクトに携わったり、元同僚と仕事の相談や案件の紹介をし合う関係
サイバーエージェント(2004年〜2006年)への入社の経緯
インターネットに軸足を置いた企業で働きたいと思い、何社か受けました。モバイルのコンテンツ制作の会社や、開発ベンダーなども受けましたが、サイバーエージェントの面接でお会いした社員の方々とても素敵だったんです。「忙しいけれど、やりがいがある会社だよ」と活き活きと語っておられたのが印象的で、サイバーエージェントに入社することに決めました。
サイバーエージェント時代に携わった仕事
最も記憶に残っているのは、メディアのユーザーをモニターとしたリサーチ事業の立ち上げです。サイバーエージェントには新規事業を奨励する風土があり、支援する仕組みが存在していることは知っていましたが、実際に自分が新規事業の立ち上げに携わってみると、周囲の協力体制が素晴らしくて驚きました。プロジェクトを立ち上げてすぐに営業担当の方たちから問い合わせをいただき、案件化できたのは、またとない成功体験でした。
また、外部のチームワーク研修を受講させていただいたことがあるのですが、これもとても印象的でした。広いアスレチック施設で命綱だけで丸太を登ったり、目隠しして仲間のガイドに従って歩いたりするんです。この研修で、思っていた以上に自分がチャレンジングで根気のある性格だと、初めて気づきました(笑)。
サイバーエージェントの皆さんは情報感度が高くてフレンドリーで、数字へのコミットメントも高く、皆さんこんなにも優秀なのかと大いなる刺激になりました。ビジネスパーソンとしての振る舞いやマインドの持ち方など沢山のことを教えていただきました。
忘れられないのは「会議に参加するならバリューを出しなさい」と上司に言われたことでしょうか。以来、どこかで会議に参加するときは当事者意識を強く持つようになりました。サイバーで得たマインドを忘れないようにしようと、未だに「maxims」は時々読み返しています。Rejouiでも企業理念を表したクレドを真似して作りました。
サイバーエージェントを退職した経緯
当時、協業していた分析の専門会社の方々が新たに立ち上げた会社 ALBERTからお誘いをいただいたことがきっかけです。分析のスキルをもっと伸ばしたい、という思いから転職を決めました。実は、立ち上げたリサーチ事業をクローズすることが決まったタイミングでもあり、サイバーエージェントに居たままでは分析のスキルは伸ばせないと思っていました。
それにもかかわらず、人事の方からは「これから大事な領域だから他の部門で分析者のポストを用意できるよ」と言って頂き嬉しかったのを覚えています。そして、その後の人事部長 曽山さんとの面談では「サイバーは出戻りも多いんだよ。戻りたくなったら、歓迎するからいつでも連絡しておいで」と言っていただき、温かく送り出していただきました。転職に際して全く不安がなかったわけではありませんでしたので、曽山さんのお言葉は大変心強かったです。
現在の仕事/取り組み
退職後は、サイバーエージェントに在籍していたからこそのご縁でALBERTに転職し、ほぼ創業からジョインして10年半、分析者やコンサルタントとしての経験を積みました。現在はHRと教育の領域に特化したデータサイエンスの会社を経営しています。
サイバーエージェントとのリレーション/アルムナイ同士のネットワーク
卒業後も、プライベートでよくランチに行ったり飲みに行ったりしています。仲間の結婚パーティへの参加も多いです。所属していたカンパニーの集まりも時々あり、卒業生同士もとても仲が良いので同窓会のようなイベントは本当に多いです。
ビジネスに関するところでいうと、日頃から仕事の相談をしたり、案件を紹介し合ったりしています。Rejouiの制作物は当時のデザイナーの先輩に発注していまして、大変お世話になっています。
Rejouiを起業してからしばらくして、サイバーエージェントに在籍している友人から問い合わせをいただき、人事データの分析プロジェクトに携わらせていただきました。
「菅さんがHR領域のデータ分析をやっているんだった!と思い出して、是非相談に乗って欲しいと思った。」とご連絡をいただき、嬉しかったですね。
もちろん元同僚から専門領域の発注があったことも嬉しかったのですが、プロジェクトの進行中に人事部長の曽山さんから「お世話になってるんだってね。よろしくね」とメッセージを頂き、とても感動しました。
ALBERTでチームを持つようになってから組織について考えることが増え、それが今のRejouiの事業につながっているのですが、曽山さんの本は組織づくりや人材育成のしかけ、リーダーの役割などを考える際にバイブルのように読んでいました。私のことを覚えていてくださったことが本当に嬉しく、心が震えました。そして、「古巣に貢献できるよう役に立たねば!」と強く思いました。かつての仲間との取り組みは、いつも議論が盛り上がり、たいへん有意義で、とにかく楽しいプロジェクトでした。
サイバーエージェントへのメッセージ
サイバーエージェントの皆様、働く楽しみを教えてくださり、ありがとうございました。サイバーエージェントで働いていなかったら、今の社会人としてのキャリア、分析者としてのキャリアは得られなかったと思います。サイバーエージェントに居たからこそ、ALBERTに入社することができ、分析者としての様々なスキルを得る事ができました。また、先のプロジェクトではそのスキルを活かし、お役に立てて嬉しく思っています。
サイバーエージェントで得た仲間は私の宝物です。「サイバーエージェントの卒業生は優秀な起業家が多い」と言われていますが、私も卒業生としてそう評価され、活躍できるよう、これからも「常に成長、常にチャレンジ!」を続けていきたいと思います。
編集後記
起業した会社『Rejoui』のクレドを作るときに、今でもたまに読み返すというサイバーエージェントの「Maxims」を参考にしたという菅さん。サイバーエージェントで得たものが、菅さんの中で年月が経っても生き続けていることが伝わります。
退職を申し出た際に人事の方が菅さんの求めるキャリアパスを用意できるよう考えてくれたり、人事部長の曽山さんが「いつでも連絡しておいで」と送り出してくれたエピソードなど、心温まりました。
また、菅さんは退職後にサイバーエージェントの人事データ分析プロジェクトに取り組んだ時の感想を「かつての仲間との取り組みは、いつも議論が盛り上がり、たいへん有意義で、とにかく楽しいプロジェクトでした。」と述べ、今はもうサイバーエージェント「で」働いてはいなくとも、サイバーエージェント「と」働くという新しい関係を築かれているというのが、とても素敵です!(アルムナビ編集部・築山 芙弓)