アルムナイ×HRがテーマの「HRアルムナイ交流会」を開催!「アルムナイ」という共通項で広がるつながり

2024年2月2日、アルムナイサポーターが企画した「HRアルムナイ交流会」が、株式会社ハッカズークのオフィスで開催されました。今回の交流会は、「人事関連の業務経験がある」「HR関連の事業に携わっている」というアルムナイ同士、交流を図ることを目的としています。どの企業に属していたかは関係なく、Official-Alumni.comを利用しているアルムナイサポーター※が対象です。

当日はどんなことが行われ、参加者は何を感じたのでしょうか。交流会の様子をレポートします。

※アルムナイサポーター:コミュニティの活動を盛り上げるアルムナイ。

>>詳しくはこちら

きっかけはサポーター感謝祭での出会い

「HRアルムナイ交流会」を企画したのは、ニトリアルムナイの上出伸一さんと、臨海アルムナイの河越影吾さん。

お二人は、2023年11月29日に行われたアルムナイサポーター感謝祭で知り合いました。会社は違うものの、同じ「人事」のお仕事をしていたことから意気投合したそうです。

アルムナイサポーター感謝祭の後、「アルムナイの中でも“人事”の仕事をしている方と交流できる場があるといいよね」と話し合い、今回の企画がスタート。初の試みでしたが、5社11名のアルムナイの皆さんが集まりました。

三者三様のワークショップを実施

交流会では、3名のアルムナイが登壇しワークショップを行いました。

ワークショップ①自分の絶対軸を思い出そう

ニトリアルムナイの上出さんは、書籍『余白思考』(著 山崎 晴太郎)の中で紹介されている内容をもとに「自分自身の絶対軸を思い出そう!」をテーマにワークショップを行いました。

>>引用元はこちら

ニトリアルムナイ:上出伸一さん

「絶対軸」とは、自分らしい価値観のこと。ふだんの生活や仕事では、何かを比較したり、されたりすることが多くなりがち。すると、絶対軸よりも「相対軸」を使う機会が増えていきます。そんな埋もれている絶対軸を見つめ直すためのワークです。

まずは各々が自由に被写体を選び、5分間スケッチします。その後、同じ被写体を見ながらスケッチしますが、利き手と反対の手で紙を見ずに描きます。

最初のスケッチでは、みなさん集中して描いていましたが、2回目のスケッチではかなり苦戦したよう。「もうどこを描いてるかわからない!」「けっこう大変……」と言いながら手を動かしていました。

描き上げた2枚の絵を見比べてみると、2枚目の方がアート作品のようで、それぞれの個性が表れています。上出さんは「絶対軸は、描きたいものの先にある」と解説しました。

1枚目に描いた絵は、みなさんがこれまで得た経験や知識を活用しながら描いています。

でも2枚目は、まっさらなまま被写体を眺めて描いた絵。うまく描こうとか、誰かに評価されようと思わずに、描きたいものを一心不乱に描いたものだと思います。

何か新しいものや、自分らしいものを作っていくとき、1枚目の絵のようなことだけをやっていると、似たりよったりなアウトプットになってしまいます。

ふだんの仕事をするときも、2枚目の絵のことを思い出してもらえるとうれしいです。

上出さん

ワークショップ②「人事のモヤモヤ」をテーマに意見交換

続いて、臨海アルムナイの河越さんが登壇。「人事のモヤモヤどうしてる?」をテーマに、意見を交換し合うグループワークを行いました。

臨海アルムナイ:河越彰吾さん

「採用」「組織開発」「キャリア」3つのトピックを設定し、「入社前と後のギャップを解消するには?」「誰もが納得する評価制度って?」「HRからどんなステップアップができる?」など、各人が抱えているモヤモヤについて話し合いました。

各テーブルからは「リファラル採用って実際どうですか?」「経営と人事について聞きたいです」「人材育成で大切なポイントって何だと思いますか?」といった質問が続々とあがりました。他社の事例やノウハウに熱心に耳を傾けつつ、自身のこれまでの経験や現在行っている取り組みを共有しました。

時間いっぱいまで各テーブルの声が止むことはなく、積極的に意見を交わし合う姿が印象的でした。

ワークショップ③メルカリ×コーチングの事例を紹介

最後は、住友商事アルムナイの唐澤圭さんによる講演です。

唐澤さんが在籍している株式会社メルカリで、コーチングという手法がどのように活用されてきたか、これからどのように活用していきたいかを紹介しました。

住友商事アルムナイ:唐澤圭さん

コーチングとは、質問や傾聴などの対話を通じて相手に気付きを与えたり行動変容を促すコミュニケーション手法。近年は経営者もコーチングを受ける人が増えており、ビジネス界でも浸透してきています。唐澤さんもメルカリで社内コーチとして、マネージャークラスのコーチングを行ってきました。

コーチングのメリットは、一人で悩んだりブレたりすることなく、より速く、目標よりもより高い結果を出せるようになること。特にマネージャーがコーチングを受けて「話を聞いてもらう」体験によって、聞くことの大切さに気づき、自身も部下や同僚とコーチング的な関わり方ができるようになり、間接的に組織開発にもつながっていきます。

唐澤さんは、1対1のコーチングだけではなく、2人以上の関係性をコーチングする「システムコーチング」もプロ資格を有していて、対話やコーチングで組織のパフォーマンスを上げていく手法は今後さらに重要性を増していくだろうと説明しました。

参加者のみなさんも、「コーチング」の取り組みに興味津々。所々で深くうなずいたり、ワークショップ終了後に質問したりする場面も見られました。

ワークショップ終了後は、食事を楽しみながらフリートーク。各社の「人事あるある」で盛り上がるグループもあれば、ワークショップで話した内容をより深堀りするグループも。終了時刻ギリギリまで会話が止まりませんでした。

参加者全員が「次回知り合いに声をかけて参加したい」と回答するほどの満足度

事後アンケートでは「今後似たような会を開催する場合、参加したいか」という質問に対して全員が「知り合いに声をかけて参加したい」と回答しており、会の満足度の高さが伺えます。

また自由記述でも「より交流機会を増やしたい」という思いが多く見られました。

「社内アルムナイの成長機会を提供するイベントを開催したい」

「趣味や子育てなど、ビジネス観点じゃないイベントもあるといい」

「いろいろな業界の採用現場のお話を伺いたい」

事後アンケートより

HRという共通項はもちろん、お互いがアルムナイネットワークに所属しているという共通項から、「自分の所属アルムナイネットワークでも何かできないか」と考えるきっかけになったようです。

今後、どんな企画が生まれるのか楽しみです。

あなたもアルムナイサポーターに応募してみませんか?

アルムナイ(退職者)専門サービス「Official-Alumni.com」では、ネットワーク活性化に向けて様々な取り組みを行っています。その一つが「アルムナイサポーター」制度です。

アルムナイサポーターとは、より良いアルムナイコミュニティを目指して、アルムナイ同士のコミュニケーションのきっかけづくりを行ったり、交流会やイベントの運営のサポートなどを行うアルムナイのこと。

サポーターは企業やハッカズークと連携し、アルムナイならではの視点でコミュニティ内でのイベントの企画や運営のサポートを行います。

ご興味がある方はぜひご応募ください!

>>サポーター応募フォーム