もうすぐGW。昔一緒に働いた同僚と再会し、近況報告会をするという方も多いのではないでしょうか?
懐かしいあの人との再会、せっかくなら楽しい時間にしたいですよね!しかし、無意識の言動でお互いの気持ちを盛り下げてしまっていた……ということもあるもの。
そこで、元同僚との再会で注意すべき「知らず知らずのうちにお互いをイラっとさせてしまう言動」をピックアップしました。再会の前にチェックしてみてくださいね!
1. 元同僚をイラっとさせる言動
まずは、現職社員をイラっとさせてしまう、アルムナイ(退職者)の言動を紹介します。
現職社員をイラっとさせる元同僚(アルムナイ側)の言動
言動①古巣 / 古巣サービスの悪口
- 「社員の意欲が低いよね」(私のこともそう思ってる?)
- 「風通しが悪くて意見が言いにくい社風だよね」(今はだいぶ改善されたんだけどなぁ)
- 「●●のサービス、このままじゃ伸びなくない?」(順調に成長しているんだけど…)
悪口は絶対にNG!勤めている会社の悪口を言われて不快に思わない人はいません。それに古巣への悪口は、今そこで働いている現社員の否定にもつながります。また、会社の状況も退職した頃とは変わっているかもしれません。
言動②古巣の働き方に対して上から目線
- 「まだスーツ着てるの?」(自分もちょっと前まで着てたくせに)
- 「フレックス勤務がないから、毎朝満員電車で大変だね!」(自分だって乗ってたじゃん!)
- 「時間に縛られる生活つらくない?」(自分がそういう生活じゃなくなったからって…)
退職して古巣よりも働き方の自由度が高くなったアルムナイにありがちな言動です。上から目線な言葉は、現職社員を「この前まで同じ会社だったじゃん…」とモヤっとさせてしまいますので、気をつけましょう。
では反対に、アルムナイをイラっとさせる現職社員の言動はどんなものがあるのでしょうか?
アルムナイをイラっとさせる元同僚(現職社員側)の言動
言動①お金に関する質問
- 「ぶっちゃけ、転職して給料いくらなの?」(収入上がったって言ったらやっかまれそうだなぁ…)
- 「スタートアップってボーナスいくら出るの?」(出ないよ!)
- 「フリーランスで稼げてるの?」(そんなに稼げてないけど、バカにされそうだから言いたくないな)
アルムナイの現在のお給料が気になる気持ちは分かりますが、収入が上がっても下がっても、元同僚には言いにくいもの。お金に関する不躾な質問には注意しましょう。
言動②一般的なイメージでの安易な羨望
- 「リモートOKでフルフレックスなんでしょ?楽でいいね!」(その分責任もあるんだけどなぁ…)
- 「フリーランスって、自由でいいなぁ」(そんな気楽じゃないよ!)
- 「大手企業って安定していて羨ましい!」(安定求めて入った訳じゃないし)
「働き方が自由=楽そう」「大手企業=安定」など、つい勝手に決めつけて話をしてしまいがち。表面的なイメージにとらわれず、今の働き方や仕事についてオープンに質問してみましょう。
ついつい言ってしまいそうな言葉もあったのではないでしょうか。
もちろん相手との人間関係によりますし、「考えすぎじゃない?」と感じる方もいると思いますが、環境や立場が変わったタイミングだからこそ、いつも以上に相手の気持ちを考える必要があります。
何気なく言った一言が、「調子に乗っている」「バカにされてる」「マウンティングされてる」などなど、意図しない形で伝わってしまうのは悲しいもの。せっかくの再開がお互いの関係性を悪くしてしまうことがないよう、注意したいところです。
では逆に、現職社員とアルムナイの再会ではどのような言葉が喜ばれるのでしょうか?
2. 元同僚に喜ばれる言動
まずは、現職社員に喜ばれるアルムナイの言動からご紹介します。
現職社員に喜ばれる元同僚(アルムナイ側)の言動
言動①古巣 / 古巣の社員への感謝を伝える
- 「●●さんがあの時してくれたこと、今でもすごく感謝しているよ!」
- 「●●のサービスで得た知識、今の環境でも活きています」
- 「●●さんが応援してくれたおかげで、今も頑張れているなって思う」
やっぱり感謝されるのは嬉しいもの。古巣でのどんな経験が退職後の今役立っているのか、具体的であればあるほど喜ばれます。再開する前に、一緒に働いていた時を振り返ってみてはいかがでしょう?
言動②古巣 / 古巣サービスの良さを伝える
- 「転職して気付いたけど、古巣の会社には良い人しかいなかったな」
- 「退職してからも●●のサービス使ってます」
褒められるのもまた、嬉しいもの。古巣を離れた今もファンであることや、離れたからこそ感じる古巣の良さは積極的に伝えましょう。
では反対に、アルムナイにはどのような古巣社員からの言葉が喜ばれるのでしょうか?
アルムナイに喜ばれる元同僚(現職社員側)の言動
言動①アルムナイへの感謝の言葉を伝える
- 「 ●●さんが転職して、●●さんがいたから業務がうまく回っていたことに気づきました」
- 「しっかり引き継ぎをしてくれたおかげで、助かってる!」
- 「●●さんが見ていた新人の子、めちゃくちゃ成長したよ」
アルムナイからの感謝の言葉が嬉しいのと同様、アルムナイも感謝されれば嬉しいものです。特に、退職をしたばかりのアルムナイは新しい環境で自信をなくしたり、挫折をしたり、気持ちが揺れがち。積極的に感謝の気持ちを伝えることが応援にもなります。
言動②会社のポジティブな情報(進化、変化、成長)を伝える
- 「前に一緒にやってた〇〇のサービス、新機能が評判いいんです」
- 「部署の人数、あの頃に比べて倍になったんだよ」
- 「働き方改革に積極的に取り組んで、残業時間が半分になったんだ」
古巣には良い状況であってほしいと、アルムナイは少なからず思っているもの。たとえ今は別の場所で働いていたとしても、アルムナイがかつては同じ会社の理念に共感し、同じ時間を過ごした仲間であることは変わりません。
だからこそ、古巣のポジティブな情報は嬉しいもの。会社の成長や良い変化はぜひ伝えてあげてください。
避けた方が良い言動と、喜ばれる言動について紹介してきましたが、難しく考える必要はありません。意識的に感謝の気持ちを伝え、お金の話などデリケートな話題は慎重に。大切なのはお互いへの配慮です。久しぶりの元同僚との再会がすばらしいものになりますように!