2024年10月26日にパナソニックグループのアルムナイ交流会が開催されました。アルムナイイベントとしては3回目、ネットワークの公式化後としては初のイベントとなる今回。交流会が今後のつながりのきっかけになることを目指して、アルムナイの皆さんと共に創り上げたイベントでした。
パナソニックグループはホーム。「おかえりなさい」
前回同様「おかえりなさい」で開会した本会。
まずはイベントの共催者であるOne Panasonicの代表の春日さんからのご挨拶です。
会社の中だけでなく会社以外で繋がりを持つことが仕事に連鎖する。入社7年目の自分がこのような挨拶の場をもらえることも有志団体の活動でつながりを広げたからこそ。今日をきっかけにつながりを広げていただけると嬉しい。
と実感のこもった挨拶をしていただきました。
話を聞くアルムナイも交流への期待で顔を輝かせて聞いていました。
続いてリクルート&キャリアクリエイトセンター センター長の坂本さんより乾杯の発声。
変化の激しい時代だからこそ人とのつながりが重要になってくること、アルムナイ同士や現役-アルムナイ間の共創をカルチャーとして根付かせたいこと、パナソニックグループアルムナイがここまで来られたのはスタッフだけの力でなくアルムナイの皆さんのおかげであるということを熱く語ります。
9月末に発表のあったアルムナイアワードで「カルチャー変革部門最優秀賞」を獲得したことを発表すると、アルムナイからも「おぉ」という歓声が上がりました。
自らつながりを広げるアルムナイ
乾杯の後はお待ちかねの交流です。
パナソニックグループアルムナイの特徴の一つが交流をためらわないこと。
面識があるかどうかにかかわらずそばにいる人同士ですぐに会話が始まります。
「今どのような仕事をしているのか」
「パナソニック時代にどのような仕事をしていたのか」
それぞれのキャリアや仕事観に触れ、刺激を受けている様子が見てとれました。
会話が少し落ち着くと、アルムナイの移動が見られるようになりました。
イベント前に参加者専用の掲示板のやり取り等で気になっていた人のところや、同期のところに行くなど、皆さん思い思いに交流を楽しみます。開会から閉会まで、絶えずどこかで名刺交換がされているのも、つながりを広げるというコンセプトがネットワークに根付いている証かもしれません。
パナソニックグループが変革するためにアルムナイの力を
パナソニックホールディングス株式会社 グループCHRO 木下達夫さん
場が盛り上がったところで、7月にグループCHROに着任したばかりの木下さんからスピーチです。
世間的にも、アルムナイ内でも、パナソニック社内でも驚きをもって迎えられた「メルカリの木下さん」の着任は、ご本人も最初に打診された時には「冗談だと思った」とのこと。
自身のキャリアチェンジが所属していた会社のアルムナイ経由だったことを含め、アルムナイというつながりのポテンシャルについて語り、パナソニックグループアルムナイの拡大に意欲を示していました。
また、パナソニックグループが本気で変わろうと思っていること、そのためにアルムナイの力に期待しているというお話を、アルムナイが真剣な眼差しで聞いている姿が印象的でした。
“参加者とつくる”アルムナイイベント
スピーチ後、しばしの歓談を挟んでピッチイベントを実施しました。現職で提供しているサービスの説明はもちろん、パナソニックグループ卒業後のキャリア、外から見たパナソニックグループ等をテーマに8名のアルムナイが120秒ピッチに参戦しました。
サービス説明ではメモを取り、キャリアの変遷にうなずき、外から見たパナソニックグループへの苦言に頭を抱えるなど、登壇者はもちろん、観客も一体となって参加する暖かいピッチイベントでした。
ピッチイベントを挟んでの最後の歓談も大いに盛り上がり、中締め、記念撮影後も会場に残って話し込む姿が各所で見られました。
ここでアルムナイのコメントをいくつか紹介します。
・こういうコミュニティを作ってこういうイベントをやってくれるのは、自分がいたときだと想像できなかった。とてもありがたく思うし、何か会社の力になれることがあるなら力になりたいと思う。
・アルムナイが頑張っているので自分も頑張ろうと思う。とても刺激になった。
・木下さん(CHRO)がとても気さくで、パナソニックグループの変革に対する本気度を感じた。
・同世代との交流はもちろん、現役若手との交流も刺激を受けた。高い志をもった若手が育っていることを知れて嬉しい。
参加したアルムナイからの声
帰り際に、「パナソニックグループアルムナイと会う可能性があるから」とネットワークの紹介カードを手にしたり、「次回、●月だと日本にいないかもしれないから●月にやってほしい」という要望をあげるアルムナイの姿も見られ、充実した様子が伝わりました。
乾杯の挨拶内にあった「スタッフだけの力でここまで来られたわけではない。アルムナイの皆さんあってこそ」という言葉が、まさに体現された会だったのではないでしょうか。
取材後記
交流会のケータリング会社の方が「こういうパーティーをやってくれるなんて素敵な会社ですね。パーティーの雰囲気もとても温かいですね。」とお話しされていました。
アルムナイは世間的にまだ広く世間に認知されているわけではありませんが、当事者だけでなく第三者から見ても「温かい交流が行われている」と感じていただける事実が、今後のアルムナイの広がりを予感させてくれました。