さまざまな企業のアルムナイをその想いとともにご紹介していく連載「ALUbum」。今回はニトリアルムナイの米津さんにご登場いただきました!(在籍期間:2012年〜2014年)
ニトリに勤めていた当時の仕事内容
2年半と比較的短い期間ですが「店舗での実務・マネジメント」と「改装のマネジメント」に携わりました。
1年目は店舗運営部で店舗に配属されました。 店舗で働くということはお客様と一番近いところで働くということで、最初の頃は主に接客対応・クレーム対応がメイン業務でした。
店舗はパート・アルバイトの割合が多いこともあり、管理も重要な業務です。メイン業務がこなせるようになると、パート・アルバイトへの教育、業務指示、勤怠管理など多くのことを任されるようになりました。
2年目は店舗運営部開店改装推進室で、 主に店舗の開店・改装・閉店を担当します。日本各地を飛び回りながら、日本中のニトリを作り上げたり、解体したりという業務です。
開店改装推進室は建築現場と同じで施工期間が決まっています。その期間内に作業を終わらせられるようスケジュールを組み売り場を作っていきます。
3年目は再度店舗運営部の店舗に配属されました。1年目の配属時は家具担当だったのですが、今回はホームファッション担当を担いました。 担当が違うだけでも取り組む業務の内容も目線も変化があり、新鮮な経験も多くありました。
1年目に比べて管理業務に加えて採用などの担務も担うようになっており、ハードなクレーム対応も任せて頂くことも増え(笑)精神面でかなり成長したと感じています。
現在のお仕事内容
私が転職した先はニトリとはかけ離れているように見えるエンジニアというお仕事です。元々ニトリを選んだ軸として品質の向上と対人コミュニケーション能力の向上という観点があり、2年半の業務で後者は一定成長できたと感じた中で、品質に携わる仕事がしたいと思い、パーソルクロステクノロジーという技術系人材サービスの技術職として転職しました。
7年ほどは機械設計という分野で、強度や公差を考慮した設計業務、シミュレーション、実験評価、業務管理を担当し、企画開発という上流から、量産設計という下流まで経験しました。
元々大学院を卒業したのち、アカデミックの道をもう一度経験したいという強い思いがあり、8年目からは東京大学の山川研究室で高速・柔軟ロボティクス技術を応用しインライン精密外観検査というテーマで共同研究に従事しています。 高速ビジョンを活用した高速画像処理、組み込み制御、システムインテグレーション、電気電子など多くの技術に触れており、今までの知識は通用しないことも多い中で、同じくやりがいも感じています!
この共同研究では論文3件、特許2件、学会発表1件、という成果を現状残しており、2024年度中に論文博士として博士号(工学)を取得しようと画策中です。
現在の仕事に活きていると感じるニトリでの経験
大きくはコミュニケーション面ですが「人と話すこと」のスキルが大きくついたと思っています。当たり前のようですが人前で話すことに対しての慣れから、お客様にどう伝えるとより伝わるか、クレームをどうさばくか(笑)など、対人能力は現場で培われたものが大きかったです。
またチームビルディングの観点でも店舗の中にも様々な雇用形態の方がいる中で、どうモチベートして管理していか、関わっていくかというのは現場仕事の中で叩き込まれたと思っています。
また、何より一番大きいのはニトリの中にいると「ロマン」という言葉をよく聞きます。レベルの高い目標を自ら設定してモチベーション高く業務を行う、という素地が就いたこともニトリならではだと考えています。
アルムナイネットワークに参加してよかったこと
元々ネットワークを広げることに関心が強かったため、ニトリのロマンを持った色々な方と出会うきっかけになったことが一番大きいです。
交流会の中など皆さまが生き生きとお仕事に取り組まれる様子はとても刺激になります。
所属企業やアルムナイの皆様にPRしたいこと
現職ではものづくりに関わるラボ運営にも関わっています。アルムナイの皆さまやそのご家族向けにワークショップなどのイベントなど「楽しい/ワクワクする体験」を届けることもしたいと思っています。
どうしても社会人になると夢の実現を諦める、ということもあると思います。ニトリでロマンを追い続けた私個人としても夢は持っていればいつか実現できます。夢を持って仕事をしている姿を子供たちに見せて明るい未来を皆さんで作っていきましょう!