8月25日は「チキンラーメン」のバースデー。日清食品が世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」を発売した日です。その大切な記念日である2023年8月25日に日清食品アルムナイ・コミュニティが発足しました。
※こちらは過去に日清食品に在籍していた方専用のネットワークです
同日、発足を祝してオープニングセレモニーを開催。30名を超えるアルムナイが参加しました。セレモニーでは、コミュニティ設立の趣旨、背景の説明、アルムナイが現在どんな活躍をしているかといった近況報告が行われました。
↑オープニングセレモニー告知画像
コミュニティのキーワードは「繋がり続ける」
最初に、人材戦略部 アルムナイ事務局の比企正樹(ひき・まさき)さんより、コミュニティの趣旨について説明がありました。
「このコミュニティのキーワードは『繋がり続ける』です。アルムナイのみなさまとの“繋がり”を大切にし、一度退職された方に、成長の機会として、再度働く場所として日清食品を選んでいただけるように、またそうでなくても、ずっと日清食品のファンでい続けてもらえるように、という思いがございます。」
続いて、CHROの正木茂(まさき・しげる)さんより、あいさつとコミュニティを設立した背景について述べられました。
「私たち人事部が実施しているライフデザインセミナーの中でも、仕事を辞めてからも人生をはつらつとして生きるためには、健康、お金、生きがいが必要だと先生から教わります。このコミュニティを通じて、かつて縁あって一緒に働いた人たちと『今こんなことをしてるよ』『一緒にやってみない?』と交流する機会を得て、それがやりがいや生きがいにつながる・・・そういったプラスの連鎖が生まれていけば、こんなにうれしいことはありません。これがコミュニティを設立した理由の一つです。
もう一つの理由は、昨今の環境の変化です。これまでは『一度会社を離れたら、再び戻ることはないだろう』という雰囲気があったと思います。
自分の興味やスキル、経験が変わっていく中で、会社とマッチする瞬間もあれば離れる瞬間もあります。一旦、外へ出たけれども、今の自分の方向性やスキルは、日清食品グループで生かせるんじゃないかと思ったら、今は戻れるルートがあります。そして何より日清食品グループの働き方や、働いている方との関係性を持っていれば、他の誰よりもいいスタートが切れますし、パフォーマンスも発揮しやすいでしょう。それはみなさまにとっても会社にとっても、いいことが起きるだろうと感じました。
コミュニティへの参加は『ちょっとおもしろそうだから見てみよう』という感覚で十分です。今後、いろんなアクションを起こしていきたいと考えています。私も当コミュニティを運営する人事部の一員として、今後どういう場になるのかワクワクしています」
会社取り組み紹介「最適化栄養食事業は“第二の創業”」
続いて、“日清食品の「今」を伝える”をテーマに、ビヨンドフード事業部の三井利宏(みつい・としひろ)さんが、日清食品の新規事業について説明しました。
三井さんが登場すると「三井、元気〜?」とチャットに書き込みが。三井さんも笑顔で「お世話になった先輩がたくさん参加されていて、得意先に向けた普段のプレゼンよりも緊張しています」と答えました。
現在、日清食品では、第二の創業という意気込みで『最適化栄養食』事業を推進しています。
現在の食に関する社会課題にはさまざまなものがありますが、まずはオーバーカロリー。飽食による肥満などの生活習慣病を招いています。それから隠れ栄養失調。偏食や食への無関心、間違ったダイエットなどによって栄養が偏っている状態です。最後にフレイル。これはシニアが抱える問題で、歳をとって食べる量が減ると、栄養低下や体重減少が起こり、その結果、筋肉量と筋力が低下し、活動量はますます減少します。それが、さらなる食欲の減退や食事摂取量の減少を生みます。これらの課題を解決しようと開発したのが、最適化栄養食である『完全メシ』です。
現在、「完全メシ」はカレーや汁なし担々麺、グラノーラなどさまざまなカテゴリーの商品を展開しており、2022年5月30日の発売から1年7か月でシリーズ累計出荷数は1900万食を突破しました。また新しい取り組みとして、企業の健康経営に役立てるための社食事業や冷凍食品の自販機事業も始めています。今後は、例えばスーパーやコンビニエンスストアのお弁当やおにぎりなど惣菜への展開や、他のメーカーや異業種企業とのコラボも考えています」
「この事業を進めていくには、商品を開発する以外にも、さまざまな新しいチャレンジが必要です。多様な経験をお持ちのOBのみなさまやアルムナイにもご協力いただき、いち消費者としてのご意見を広く伺うなど、今後の成長に繋げていきたいと考えています」
アルムナイからの近況報告
日清食品グループからの発信のあとは、アルムナイから近況報告が行われました。
櫻井功男(さくらい・のりお)さんは、1984年に日清食品に入社し、国際部課長、CSR推進室課長等を経て、2019年に退社。同年より東京国際大学言語コミュニケーション学部の准教授を務めています。
櫻井さんは「新米教員『奮闘記』」と題し、現在の仕事でも日清食品グループに助けられていることを語りました。
「私の授業の1つで、企業からお題をもらって学生が企画提案をするビジネスプロジェクトという授業があります。ここ何年か日清食品にも協力してもらっています。今年のお題は『ネイチャーポジティブに繋がる日清食品グループが今後行うべきことは?』。まさに日清食品グループが直近で取り組んでいることを、学生にシェアしてもらっています。このお題に、ある学生は外来種対策として、ブルーギル味の『カップヌードル』を提案してくれました。学生の発想はすごいですね」
そのほか、日清食品時代に英語のスピーチコンテストで安藤百福創業者について話したことや、櫻井さん自身の海外勤務経験を講義で語っているそうです。
「今後はアルムナイのみなさんからアドバイスを受けたり、時にはゲストスピーカーにお招きしたいと思っています」
イベントを終えて
イベントの最後には、特別グッズ抽選会が行われました。賞品は、ひよこちゃんグッズ。計28名にプレゼントされました。
プレゼントをもらったアルムナイからは「ひよこちゃんが好きな息子へのプレゼントにします!」といった嬉しい喜びの声が寄せられました。
「繋がり続ける」がキーワードの日清食品グループ・アルムナイコミュニティ。イベント終了後、アルムナイからは、コミュニティを積極的に活用していきたいという感想が届きました。
「退職後に疎遠になりがちな会社や社員の皆さんとの接点を設けて頂きありがとうございます。今後もこのシステムを積極的に活用させて頂きます」
「コミュニティを活用して人脈を広げていければと思いました」
「新しい取り組みに率先してチャレンジする事は素晴らしいと感じました」
CHROの正木さんも「今後どういう場になるのかワクワクしています」と語ったように、これからの展開が楽しみになるイベントでした。
アルムナイからの感想
※こちらは過去に日清食品に在籍していた方専用のネットワークです