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ヤフー卒業生「モトヤフ」の会が目指すもの

昨今、会社を退職したあともSNSを使って元同僚と繋がりを持ち続けることは、当たり前になりました。

しかし、会社公式でアルムナイ(alumni:卒業生、企業の離職者、OGやOB)の組織を持ち、退職者と現役社員が繋がり続けることを後押しする企業は少ないかもしれません。

ヤフーには、ヤフーを退職した人が所属する「モトヤフ」会が存在します。現役社員とモトヤフ生のコラボレーションを仕掛ける目的で、ヤフーのオープンコラボレーションハブ「LODGE」が事務局機能を担っています。

「事務局」は現役社員とモトヤフ生の混合編成

LODGEメンバー(現役社員)とモトヤフ生とで構成されている「モトヤフ事務局」は定期的にミーティングを開催。

Zホールディングス各社からのリクエストを受けて、人材マッチングやコーディネートのほか、ビジネスマッチングのイベントの開催などをしています。(現在はオンラインへ移行)

それぞれの所属先や強みを可視化したモトヤフ生リストを作成し、マッチングを円滑化しています。

モトヤフ×現役社員のコラボレーション

ヤフー本社ビル17Fにある「LODGE」は、ヤフー社員だけでなくどなたでも自由に利用できるオープンコラボレーションスペースとして、現役社員とモトヤフの交流のメインの場となっていました。

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(交流タイム「Break Time LODGE」の風景。2019年撮影)

ヤフーは社員の副業を可能とする人事制度を導入しています。

毎週開催の交流タイム「Break Time LODGE」やLODGEフロア内での再会・紹介を通じて、モトヤフ生の起業したプロジェクトに現役社員が副業として参画するケースも生まれました。夕刻にヤフーを退勤した社員がLODGEに移動、モトヤフ生と共にプロジェクト活動を行うシーンが多く見受けられました。

現役社員にとってモトヤフ生との協業は、ヤフーの本来業務とは異なる経験を得られる機会となります。モトヤフ生にとって現役社員との協業は、現役時代が重なっておらず他者の紹介であっても、ベースとなるプロトコルが共通であり協働しやすいメリットがありました。

また、LODGEを舞台としたイベントはモトヤフ生と現役社員のコラボレーションを多く生み出しました。

スピーカーとしての登壇が頻繁にあったほか、起業したモトヤフ生のeスポーツ事業の体験展示に、現役社員が休憩時間にテスターとして参加、フィードバックを提供したことも。

新型コロナウイルス感染拡大をうけて2020年2月に一般開放を停止して以来、モトヤフ生と現役社員のコラボレーションの場はオンラインに移りつつあります。

これから目指すこと

モトヤフ生の次の活躍を知ることが、現役社員への刺激になっています。

モトヤフナイト3

LODGEで主催したイベントにモトヤフ生が登壇したときには、多くの現役社員がLODGEに訪れ交流し、「刺激になった」と業務に戻っていきました。

同じ会社で共通言語を持ち同じ文化を経験した間柄には、独特の安心感があります。「知り合い以上、同僚未満」といった不思議な親近感を持つ方も少なくありません。

モトヤフ事務局のLODGEは、こうした繋がりの結び目の部分に位置しながら、今後もモトヤフ生とモトヤフ生、モトヤフ生と現役社員のあいだで生まれるコラボレーションや新たな刺激を大事にしていきます。

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info-lodge@mail.yahoo.co.jp