ジャパン・アルムナイ・アワード2021

ジャパン・アルムナイ・アワードとは、「企業とアルムナイの新しい関係」をつくるために、先駆者として取り組む人や企業に焦点を当て、優れた取り組みや模範となる関係性を評価し、表彰するものです。

▼目次
・アワードの概要・目的
・応募要項
・審査について
・本アワード受賞のメリット
・エントリー方法
・スケジュール
・審査員コメント
・お問い合わせ先
・Q&A
・後援

  

アワードの概要・目的

人材の流動化、少子高齢化、終身雇用制度崩壊などの背景から、企業と退職者が退職後も関係性を継続することの重要性が指摘されています。

経済産業省の資料『「人生100年時代」の企業の在り方』の中でも、企業が従業員に向けて取り組むべきポイントの一つとして「新たな関係性の構築」があげられており、その対象として「アルムナイ」の存在が言及されています。

近年、新しくアルムナイとの関係構築に取り組もうとする企業・団体も出てきています。しかし、新しい取り組みゆえに社内の理解が得にくかったり、参考にできる事例が少なかったりといった課題があるのが現状です。

そこで本アワードでは、「企業とアルムナイの新しい関係」をつくるために、日本で先駆者として取り組む人や企業・団体に焦点を当て、優れた取り組みや模範となる関係性を評価します。それによって取り組み事例を可視化、周知すると同時に、世の中への理解を促し、社会と企業の成長を目指します。

 

応募要項

表彰対象

・自社のアルムナイと良好な関係性を築いている(または築こうとしている)企業・団体

・自社のアルムナイと良好な関係性を築いている(または築こうとしている)役員や従業員

・過去在籍した企業・団体と良好な関係を築いている個人

・アルムナイ同士で良好な関係性を築いている個人

 ※自薦・他薦は問いません(他薦の場合は事務局より推薦対象の方ないし企業・団体に公表の可否確認を行います)

応募条件

・日本国内に事業所を有すること

・応募時点までの過去3年間において、労働関連法に関して重大な違反がないこと

・反社会的な勢力とのつながりなど、社会通念上、表彰にふさわしくないと判断される問題がないこと

※表彰の目的を損なうような行為もしくは虚偽の記載等があった場合、応募を無効又は受賞を取り消すことがあります。

応募テーマ

1. アルムナイネットワークの発足背景

発足の動機・背景を表彰いたします。発足準備中の段階でも応募可能です。 

2. アルムナイネットワークの課題への取り組み

アルムナイネットワーク発足・運用・活性化などの課題に対する取り組みを表彰いたします。課題への取り組み内容、姿勢を評価しますので、解決に至っていない場合も表彰対象となります。

3. アルムナイと企業・団体、アルムナイ同士の関係性

上記「表彰対象」に記載した関係性について、関係構築の過程や具体的な事例を評価いたします。 

4. その他

その他のアルムナイと企業・団体の優れた取り組みや模範となる関係性を評価いたします。 

 

審査について

審査基準

主に以下4項目に則り、審査をいたします。

  1. 具体性
  2. 新規性・独自性
  3. 展開性
  4. 社会・企業・個人への影響度

審査員(敬称略)

  • アルムナイ研究所 所長 酒井 章
  • エール株式会社 取締役 篠田真貴子 
  • 神戸大学大学院 経営学研究科 准教授 服部泰宏 
  • ユニリーバ・ジャパン取締役 人事総務本部長 島田由香
  • 株式会社ハッカズーク 代表 鈴木仁志

 

本アワード受賞のメリット

  • アワードを受賞した企業・団体・個人の方への盾、アワード受賞ロゴのご提供
  • 審査員特別賞を受賞した企業・団体・個人と審査員の対談(『アルムナイ研究所』にて記事掲載を予定) 

 

エントリー方法

以下より応募シートをダウンロードいただき、項目にご記入の上、事務局までご送付ください。

メールソフトが起動しない場合は、メールアドレスを直接入力してお送りください。
japan.alumni.award@hackazouk.com

 

スケジュール

以下スケジュールを予定しております。

応募期間 2021年7月14日(水)〜2021年8月31日(火)
審査2021年9月上旬
審査結果通知2021年9月中旬
表彰式開催2021年10月27日(水)15:00〜17:00
※表彰式の形式は対面を想定しておりますが、新型コロナウイルス感染症の感染状況に応じてオンラインに切り替えて実施します。

 

 

審査員コメント

アルムナイ研究所 所長 酒井

昨年、研究所が設立されて以来、アルムナイ設立の機運が急速に高まっているのを実感してきました。しかし、そのカタチは多様であり、当事者の方々の地道な活動あってのものです。

このアワードを通じて、これまで思いを持って尽力されてきた企業や実践者の方々に光を当てるとともに、その多様な在り方をご紹介することで、これからアルムナイネットワークの立ち上げを考えていらっしゃる皆さまの背中を押すことができれば幸いです。

そして、「人と組織の新しい関係性」としてのアルムナイの姿を通じて、個人のキャリア、組織そして社会の今後を問い直すものにしたいと思います。

エール株式会社 取締役 篠田真貴子

6年前、「企業と人の関係は、終身雇用から終身信頼へ」と謳った書籍『ALLIANCE』を監訳しました。本書は紙幅の約1/3をアルムナイネットワーク、すなわち中途退職しその後も現役として活躍する元社員と企業の関係にあてています。

しかし出版した当時の日本企業は、定年退職した人々の集まる「社友会」はあっても、ここで言うアルムナイとの関係が何らか組織化されているところは、ほとんどありませんでした。

この6年間で、状況は大きく変わってきています。本アワードが実施されるほどに、多くの取り組みが実現しています。日本のアルムナイネットワークの多様な姿から共に学び、未来に残したい雇用関係を共に探って参りましょう。

神戸大学大学院 経営学研究科 准教授 服部泰宏

雇用関係は、長い付き合いを前提としたものから、お互いがお互いに何を提供できるかを明確にし、短期スパンでそれをすり合わせていく逐次的なものへとシフトしつつあります。

しかしそこでも人と組織の「長く良好な付き合い」そのものはありうる、というよりも、お互いの関係のあり方によっては、これまで以上に健全で長い付き合いが生まれることもあり得ると思います。

かつての関係が「目的としての長く良好な付き合い」だとすれば、これは「結果としての長く良好な付き合い」と言えそうです。この新しい世界に挑む企業に出会えることを、心より楽しみにしています。

ユニリーバ・ジャパン取締役 人事総務本部長 島田由香

「アルムナイ」に焦点を当てたアワードって日本初を超えて世界初?!ではないでしょうか?

結局人間とは、人の間と書くように、人とのつながりの中で生きています。企業は人が集まってできたわけで、それがうまくいく・いかないは結局そこにいる”人”がどんな関係性を、どんな人と持っているかで決まります。

「企業とアルムナイの新しい関係」は、私たち一人ひとりが誰かと、チームと、会社と、社会とどんな関係でありたいか、で創られるのではないか……私はそれをHappyなものにしたいと思っています。すべての人がHappyな世界を創る一歩となるこのアワードをとっても楽しみにしています!

株式会社ハッカズーク 代表 鈴木仁志

「企業と個人の新しい関係」をビジョンに掲げてハッカズークを設立した2017年、企業とアルムナイの関係は日本ではまだ珍しいものでした。

それから4年が経った2021年、本アワードが実現できるまで気運が高まっていることを大変嬉しく思います。

しかしながら、まだ日本で公開されている事例は多くありません。本アワードで素晴らしい取り組みにスポットライトを当てることが、皆さまの取り組みの一助となり、そして「企業と個人の新しい関係」に向けた大きな一歩となることを願っています。

 

お問い合わせ先

ジャパン・アルムナイ・アワード実行委員会 事務局

E-Mail:japan.alumni.award@hackazouk.com

ジャパン・アルムナイ・アワード実行委員会について

ジャパン・アルムナイ・アワード実行委員会は、日本から人と組織の未来を創るプロジェクトとして、株式会社ハッカズークとアルムナイ研究所が運営母体となり発足しました。本アワードの企画・運営を行います。

Q&A

アルムナイの取り組みを実施する動機や背景を評価いたしますので、準備中の段階でもご応募可能です。 

「企業とアルムナイの新しい関係」につながる内容であれば、企業以外の団体もご応募可能です。判断に迷われた場合は事務局(japan.alumni.award@hackazouk.com)にご連絡ください。

後援 

人事実践科学会議 / 一般社団法人ピープルアナリティクス&HRテクノロジー協会 / 特定非営利活動法人 日本キャリア開発協会 / 日本人材マネジメント協会