2024年6月21日、三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行が合同でアルムナイイベントを開催しました。今回は、ビジネス連携のきっかけづくりを目的としたイベントで、約50名のアルムナイが参加。時間ギリギリまで積極的に名刺交換をしたり、意見交換したりするアルムナイが多数いて、終始活発な雰囲気に包まれていたイベントとなりました。
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※こちらは過去に三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行に在籍していた方専用のネットワークです
MUFGからのメッセージ
この日、司会を務めたのは、三菱UFJ銀行アルムナイで現在はフリーアナウンサーとして活躍する魁生真里さん。早速アルムナイとの協業が行われています。
会の初めに、三菱UFJ信託銀行 人事部 竹山さんが登壇し、あいさつと今回のイベントの趣旨を説明しました。
「これまでアルムナイのみなさんから『ビジネスのきっかけが生まれるようなつながりがほしい』『他業態とのアルムナイともつながりたい』といった声をいただきました。今回のイベントは、銀行、信託とアルムナイのみなさん、そしてアルムナイ同士のみなさんのビジネスのきっかけ作りを目的としています。
アルムナイネットワークは現在、銀行、信託合わせて約1000名が登録しています。こうしたつながりは銀行、信託にとっても非常に貴重ですし、今後もこういったイベントを通じてみなさまの結束を高めていければなと思っております。」
この日はアルムナイだけでなく、銀行・信託それぞれから新規事業に携わる社員も参加。三菱UFJ銀行 経営企画部 事業開発室、三菱UFJ信託銀行 フロンティア事業開発部 事業開発室、三菱UFJ信託銀行 法人マーケット統括部の3つの部署からそれぞれ社員が登壇し、各部署の取り組みについて紹介しました。
事業ポートフォリオ戦略の検討・推進や、ブロックチェーンを活用したデジタルサービス開発、スタートアップと協業して新しいサービスや事業を創り出すなど、部署ごとにさまざまな取り組みを行っていることがわかります。アルムナイも真剣に耳を傾け、協業の可能性を探っていました。
アルムナイトーク
続いて、アルムナイトークを実施。三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行からそれぞれ2名ずつアルムナイが登壇しました。
登壇者プロフィール
クレジットエンジン株式会社 阿藤 誠一さん
2000年、三菱UFJ銀行に入社。
現在は金融機関のためのレンディングプラットフォームやオンライン融資管理システムなどのサービスを提供するFintech企業のクレジットエンジン株式会社で、事業開発に携わる。
株式会社Yoii 鈴木 紳平さん
2006年、三菱UFJ銀行に入社。
現在はレベニュー・ベースド・ファイナンスプラットフォームを提供するFintech企業の株式会社Yoiiで、リスク管理業務に従事。
Trust株式会社 代表取締役社長 一般社団法人金融データ活用推進協会理事
岡田 拓郎さん
2016年、三菱UFJ信託銀行に入社。
金融の横の繋がりを創る、をミッションにTrust株式会社 代表取締役社長、一般社団法人金融データ活用推進協会理事を務める。
一般社団法人金融財政事情研究会 西田 侑加さん
2006年、三菱UFJ信託銀行に入社。
現在は一般社団法人金融財政事情研究会にて編集者として勤務。 「信託の法務と実務(7訂版)」 など多数の書籍出版に関わる。
ーー4名のみなさん、よろしくお願いします。では早速、会場のみなさんも気になっていると思います。銀行、信託、アルムナイとのビジネス連携のきっかけや、具体的にどんなことをしているのか教えてください。
西田:私が所属している金融財政事情研究会は、金融関係の書籍や雑誌を刊行する事業を行っている団体で、金融機関の方にご執筆いただく機会が多くあります。信託やアルムナイに執筆をお願いすることもよくあります。信託だと「信託の法務と実務」というロングセラーの書籍があるのですが、直近の改訂版の編集は私が担当しました。元いた組織だからこそ、とても仕事がしやすかったと感じました。現在は銀行のある部署や、アルムナイネットワークを通じて知り合った方と書籍の企画を進めたりしています。
岡田:私は自分の会社の顧問税理士、顧問弁護士、経営管理部長、みんなアルムナイなんです。本当にアルムナイには頭が上がりません。やっぱりMUFGアルムナイの方はとても優秀な方が多いので、困ったときはすぐに相談していますね。
鈴木:弊社は株主が三菱UFJ信託銀行さんで、事業はもちろんネットワークの開拓などサポートしていただいています。アルムナイネットワークでは、 まさに隣にいる阿藤さんと知り合いました。銀行にいたときは面識がありませんでしたが、似たような業界にいることもあり、DMで連絡をいただいてランチに行きました。やはり共通言語を持っていると話が早くて、気楽な付き合いができるというのは非常にいいことだと思います。
阿藤:私も金融機関向けに提案活動をする中で、ITベンダーにいるアルムナイと出会ったり、地方銀行にいるアルムナイと知り合ったりという場面が多くあります。共通言語を持ってコミュニケーションできるので、自分たちが何かに悩んでいるときにブレイクスルーとなるようなヒントをもらえる関係を築きやすいと思います。
ーーみなさんのアルムナイネットワーク活用方法や、今後期待することを教えてください。
阿藤:MUFGアルムナイはいろんなところで活躍されていますから、こういう場でいろんな接点が作れるといいですね。私たちのビジネスでいうと、コンサルや地方銀行、ITベンダー、スタートアップ関連でお仕事をされてる方などとつながりたいです。それから多方面で活躍するアルムナイがたくさんいるからこそ、今後はよりテーマを絞った交流会があってもおもしろいと思いました。
鈴木:私もスタートアップにいるので、同じスタートアップにいる方や、スタートアップのアドバイザリーをやっているような方と何かしらコラボレーションできるんじゃないかなと思います。最近はスタートアップ界隈にもMUFGの出身者の方が増えてきている実感があるので、ぜひつながりを作っていきたいです。
岡田:アルムナイとMUFGの現役社員で「ガチで考える新規事業ワーキンググループ」のような企画をやってみたいですね。僕は信託に在籍していた頃に新規事業を担当していたのですが、あまり成果が出なくて。現在は色々なアイデアが出たり人脈も広がって、当時やれなかったことが今はやれていると思っています。私自身「MUFG愛」がありますし、MUFGのこともわかってるつもりなので、外に出たからこその強みを活かして「ガチ」な新規事業を一緒に作ってみたいです。
西田:今のような話みたいなことを書籍化して出版したいなと思いました(笑)。みなさんが持っている知見を編集の力で発信して、良い影響を広げていけたらと思っています。
「新たな出会いがあった」「次回も参加したい」アルムナイの声
イベント後半は、食事を楽しみながら懇親会。MUFG現役社員のプレゼンやアルムナイトークの内容をふまえ、登壇者に積極的に声をかける人が多数いました。そのほか、同じテーブルになった人と意見交換したり、アルムナイが「つながりたい業界・職種」「情報交換したい内容」などを記載したメッセージボードをみて声をかけたりと、積極的につながりを作る姿が印象的でした。
イベント終了後に行われたアンケートでは、今後のビジネスやキャリアにつながるような出会いや情報交換があったと回答する人が多数いました。
・接点を持ちたいと思っていた方との面談の機会をいただけた
(アルムナイの声)
・ビジネスパートナーとなる方との繋がりができた
・知見の提供をお願いしたり、自分の知見を提供したりすることができた
そのほか「モチベーションの高いアルムナイとつながることができた」といった声や、「信託×銀行のイベントは嬉しかった。今度も『三菱』という形での出会いを期待しています」という今後の希望を伝える声も寄せられました。
「より良いアルムナイネットワークに」締めのあいさつ
約2時間という限られた時間の中で、名刺交換や意見交換を積極的に行なったMUFGアルムナイ。あっという間に終了時刻となり、最後は名残惜しい雰囲気に包まれながら、三菱UFJ銀行 人事部 船本さんのあいさつで幕を閉じました。
「今日は銀行、信託共同でイベントを開催をしました。至らぬ点も多々あったかと思います。我々もまだ途上な状況でございます。みなさんからの忌憚ないご意見、ご提案、大歓迎です。より良いアルムナイネットワークを作っていきたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。」
三菱UFJ銀行 人事部 船本さん
ビジネス連携のきっかけづくりを目的とした今回のイベント。時間をめいっぱい使って意見交換をしていたアルムナイが多数いたことが印象的でした。アルムナイから寄せられた「今後につながるような出会いがあった」「今日をきっかけにご縁をつなぎあえると感じた」といった声からも、たくさんのつながりが生まれたことがわかります。この日をスタート地点として、これからどんな動きが生まれてくるのか注目です。
アルムナイネットワークへの登録はこちら
※こちらは過去に三菱UFJ銀行・三菱UFJ信託銀行に在籍していた方専用のネットワークです