【ミサワホーム・アルムナイ】「デザインのミサワ」ファンとして、永遠に応援しています!

さまざまな企業のアルムナイをその想いとともにご紹介していく連載「ALUbum」。今回はミサワホーム・アルムナイの広中秀俊さんにご登場いただきました!

PROFILE

男性育休コンサルタント(ポートフォリオワーカー)
広中 秀俊 氏

2000~2019年 ミサワホームに新卒入社。住宅営業、財務経理、まちづくり事業、働き方改革推進に従事。
2019年4月~独立。男性育休コンサルタントを中心として、ポートフォリオワーカーを実践中。

ミサワホームへの入社の経緯

実家がずっと賃貸でマイホームへの憧れが強く、大きなものを売りたかったので住宅メーカー一本で就職活動をしました。住宅メーカーを数社受けていましたが、住宅展示場のデザインのカッコよさと対応してくれた人事担当の人柄でミサワホームに決めました。

家づくりの打ち合わせは最低半年以上かかかり、引き渡した後もアフターメンテナンスでずっとつながり、お客さまとの関係が深まります。OB訪問した先輩から、「親戚のようなお客さまが増えるよ」と言われたのが地方出身者で関東圏に親戚がいない私にとっては非常に刺さりました。

初契約のお客さまには退職後も毎年年末にカレンダーを持参し、アポ無しで訪問してもご飯を出していただけて、「親戚」のような関係性が築けた気がします。お客さまから頂いた手紙は今も何度でも見返します。

当時のお客様からのお手紙

ミサワホーム時代に携わった仕事

経理職だったときに、「経理センターニュース」を運営していました。経理部が一生懸命作成した決算書を社員の方々が見てくれない状況をもどかしく思い、難解な決算書の読み方ガイドをイントラネットで情報発信してました。毎週更新を2年以上続けることが出来たので、約10,000人のグループ社員の会計リテラシー向上の一助になれたと思います。

50周年プロジェクトを盛り上げる「NEXT50推進チーム」のリーダーもやりました。さまざまな部門のメンバーで50周年テーマを役員会でプレゼンしたり、過去のミサワをつくり上げてきた方を取材して記事化する「ミサワレジェンド」を企画したり、ミサワの100周年を見据えて次の50年のビジョン構築をしてきました。

ミサワホームを退職した経緯

大企業の若手有志団体のコミュニティ「ONE JAPAN」にミサワホームの代表として参加することにより、外部とのやりとりが多くなり社外とのコラボレーション案件が増えました。

例えば、落合陽一さんが開発している自動運転椅子をグループ会社の介護施設へ導入する際のきっかけづくり。この様子は情熱大陸でも放映され、私も1分くらい情熱大陸デビューができました(笑)

また、在職中に厚生労働省主催の「イクメンの星」に認定され、男性育休取得の推進も行ってきました。そういった活動を通して、大企業のオープンイノベーション、男性育休取得率の向上により日本の働き方改革を実現するには会社の枠を越えて日本レベルでの仕事をしていこうと思い、退職(卒業)を決意しました。

退職決意後、社内引継ぎもスムーズに行っていただき、約20年の会社員人生を卒業できました。50周年ブックに書いてもらった寄せ書きは一生の宝物です。

ミサワホーム退職時に50周年ブックに書いてもらった寄せ書き

現在の仕事/取り組み

現在は男性育休コンサルタントをしています。育休を取得したいけど取得できない「育休難民」を救うために、男性育休のメリットや取得のメソッド等を伝える活動をしています。具体的には企業研修やセミナー、個人相談を各所で行っています。小泉大臣の育休取得で世の中的に男性育休の認知度も高まりましたが、育休取得率50%になるまでこの活動は継続していきます。

また、コンサルタント以外にもさまざまな仕事を組み合わせてポートフォリオワーカー(※)を実践しています。株式会社Publinkで官民連携のコミュニティ運営、JOINS株式会社(大都市と地方の人材シェアリングサービスを提供)で財務経理担当など、社団法人3団体の経理を担当してます。
>>男性育休を解説した記事「家men」

※複数の仕事をかけ持つスタイルで働く人を指す言葉

育休コンサルタントについて取り上げられた記事

ミサワホームとのリレーション/アルムナイ同士のネットワーク

ミサワホームに対して、まちづくりに関するアドバイザーをしています。現在運営しているコミュニティ(官民連携、ONE JAPAN、CancerX等)のネットワークを駆使し、多世帯がスムーズに交流できる賑わいのあるまちづくりを目指しています。もとも社内有志団体「MISAONE」の代表をやっていたので、当時の運営メンバーとは今でも連絡をとりあっています。

また、「ミサワアルムナイ」というネットワークをつくり定期的に情報交換しております。退職後建築不動産業界で働いている人や、私のように全く違う業界で働いている人など、多様で面白いです。現役のミサワメンバーも時々参加しておりますので、新旧メンバーでコラボレーションが生まれればよいなと思ってます。

ミサワホームへのメッセージ

住宅業界は少子高齢化や空家問題などの家余りで、業界的には厳しい状況が続くと思います。そして業界体質としては古いので、なかなかイノベーティブなことが起きづらいです。その分「変わりしろ」があり可能性があるので、日本発のイノベーションを起してほしいです。

キャリアに関しては、私のように住宅営業、経理、働き方改革推進など、社内転職を繰り返して個人のスキルを磨くには非常に良い環境だと思います。特に戸建ての住宅営業は形のない高額のものをお客さまと一緒につくり上げていくので、究極のコンサルスキルだと思います。

退職してからミサワホームのCMを見ても素直にカッコイイと思います。「デザインのミサワ」ファンなので永遠に応援しています!