中外製薬のアルムナイ制度がスタートして1年が経ち、5月26日に1周年を記念したアルムナイ向けのオンライン総会が開催されました。第一部(18時〜19時)、第二部(19時10分〜20時10分)の二部構成で行われた総会の様子をレポートします。
第一部:中外製薬による講演
第一部は、中外製薬による講演。メインプログラムは人事部長・矢野嘉行さんの講演です。「中外製薬の新たな成長戦略」をテーマに、人事の視点から中外製薬の最新の動向や今後の取り組みについて説明がありました。
講演中はほとんどのアルムナイがカメラ・マイクをオフにしていましたが、その後の質疑応答では活発に質問が飛び交い、10分の予定から20分に延長することに。
アルムナイネットワーク事務局がコメントを拾い上げ、人事部長に質問を投げかけるスタイルで進行しましたが、途中からアルムナイ自らがマイクをオンにして質問する場面も。人事部長との距離感の近さを感じると同時に、アルムナイの中外製薬への関心の高さが伺えました。参加者の感想は以下の通り。
「中外の進化が聞けて興味深かったです。質問にもフランクにお答えいただけて距離感が近く感じました。
「最近の中外製薬の動向だけでなく、なぜアルムナイからも人財を求めているかが非常に明確でわかりやすかったです。率直な感想として、心が揺れ動きました」
「事前にHPなどでご講演内容の多くは承知していましたが、丁寧に解説いただいたことでより一層理解度も高まりました。改めて素晴らしい会社だと認識しました」
「人事部長自らがお話されていることや、内容についても話せる範囲で中外製薬のことを丁寧にご説明くださっており、今は社員ではない人に対してここまで大切にしていただける会社は数少ないのではと感じました」
事後アンケート結果より
講演の最後、人事部長は次のようにアルムナイへメッセージを送りました。
「業界や職種、会社の枠を超えて、ゆるいネットワークの中で情報交換をしながら、会社とアルムナイだけではなく、アルムナイ同士の横の関係をつくっていきたいと思っています。会社同士で競争することもあるかもしれないけれど、それはそれとして、過去一緒に働いた一期一会の関係を大切に、アルムナイの皆さんの健康とご活躍を祈念しております」
講演後は顔出しOKな人にカメラをオンにしてもらい、記念撮影。カメラをオンにしたアルムナイに「カメラオンにしていただきありがとうございます」「お久しぶりですね」「お元気そうで何よりです」と個別で名前を呼びながら、人事部長が和やかに声がけをしてるのが印象的でした。
最後はアルムナイネットワークの機能説明や、キャリア採用や応募方法の紹介が行われ、第一部は終了。5分の休憩を挟んで、第二部の懇親会がスタートしました。
第二部:懇親会
第二部は約1時間アルムナイ同士、アルムナイと中外製薬で交流。アルムナイ5名からスタートし、最終的に12名が参加。そのうち4名は今回のイベントが初参加の方でした。
懇親会はカメラ・マイクともにオンで行われ、最初は5名と少数だったこともあり、グループ分けはせずに全員が一堂に会して実施。まずはチャットやアンケート機能を用いながら、「飲み物はみなさん、何を準備してる?」「コロナ禍で始めたことは?」などのカジュアルな質問でアイスブレイク。
その後「今後、参加してみたいテーマや企画は?」といったアルムナイネットワークへの希望を募りました。参加者から上がった回答は以下の通り。
・中外製薬あるあるの紹介
・製薬以外の分野で中外製薬のキャリアはどう生きているか
・飲み会
また、事後アンケートでは「”中外愛”がある方が多いと思うので、他社で働いた経験から『中外、こうなったらもっといいよね』という話をするのも面白いかもと思いました」というリクエストも。
懇親会への参加者は徐々に増え、後半はブレイクアウトルームの機能を使って2つのグループに分かれ、自己紹介を交えながら交流を行い、予定時間の20分はあっという間に経過しました。総会と懇親会をセットで行うことで、その後の懇親会も盛り上がりやすくなるのかもしれません。
事後アンケートの「事務局へのご要望やコメント」の項目には、以下のような温かいメッセージが並びました。
「本業でお忙しい中、ユニークな企画の立案有難うございます。離れてみて良い会社に居たんだなって気付かされました」
「改めて、中外製薬アルムナイ1周年本当におめでとうございます!日頃の業務もある中での取組みにご苦労も多々あったかと存じます。おかげ様で大変有意義なアルムナイネットワークに所属できて、中外製薬出身者であることを誇りに思います」
「久しぶりに皆様のお顔を拝見でき、懐かしくとても嬉しかったです!またこのような企画に参加してみたいです。ありがとうございました」
事後アンケート「事務局へのご要望やコメント」より
全体を通じて感じたのは、中外製薬の優しさや温かみ。そんな風土があるがゆえに、退職したアルムナイが中外製薬のアルムナイネットワークに集まるのだろうと実感する総会でした。
(こちらは中外製薬のアルムナイ専用です)
取材/武田憲子 文/天野夏海