エンジニアからトレーナーへ転向したきっかけはAKKODiSで出場した「トライアスロン」

新卒入社したテレビ業界からエンジニアとして株式会社VSN(現、AKKODiS)へ飛び込み、現在はトレーナーとして独立された異色の経歴の持ち主である井上美紀さんにインタビューを実施しました!そんな井上さんに、トレーナーとして独立するに至った経緯から、トレーナー職に活きているAKKODiS時代の意外なスキルまで様々なお話を伺いました。

※こちらは過去にAKKODiSコンサルティング(旧Modis、旧VSN)に在籍していた方専用のネットワークです

トライアスロンへの挑戦を通じて自分に向き合うことができた

ーはじめに、AKKODiSに入社された経緯から教えていただけますでしょうか。

井上:総合大学の体育学部を卒業して小規模なテレビ番組の制作会社に新卒入社しました。合計6年間在籍し、基本的にはアシスタントディレクターを務めていましたが、最後の半年だけはディレクターを務めさせていただきました。6年間で3つの番組を担当していて、日々の業務自体はとても楽しかったです。

一方で、出演者やディレクターに合わせて仕事をするテレビ業界の構造上、当然ですがアシスタントディレクターは不規則な業務スタイルを余儀なくされます。充実した日々を送ってはいましたが、ふとテレビ業界とは全く違う仕事をしてみたい!と好奇心が湧き、エンジニアの人財派遣事業を行っているVSN(現、AKKODiS)へ転職することを決めました。

ーなるほど。AKKODiSへ入社してから具体的にどのような業務を担当されていたのでしょうか?

井上:エンジニア未経験として入社したので2ヶ月は研修で、ネットワークエンジニアとしての知識をつけました。その後は、ネットワークエンジニアとして携帯キャリア会社様向けの業務を4年半ほど担当しました。4年半エンジニアに従事してみて、デスクワークよりもテレビ業界時代のような動き回る仕事の方が私の性格にあっているなと思い、営業部に異動しました。

営業部で新しいチャレンジを始めましたが、1年頑張ってもなかなか成果が出せずに大きな挫折を感じていました。今思えば、勉強不足や行動力不足だったと痛感しますが、当時は落ち込むことが多い日々が続いていました。そんな日々の中、グループ会社であるAdecco Groupの社会貢献活動で『Win 4Youth』というプログラムへ毎年1名が海外のトライアスロンレースへ出場するのですが、その出場選手に選んでいただき、新たな挑戦が始まりました(笑)。

— そうだったんですね(笑)。トライアスロンへの挑戦から現在の活動であるトレーナーに至った理由はどのようなものだったのでしょうか?

井上:トライアスロンは6ヶ月ほどトレーニングをして、スペインのランサローテ島で開催される大会に出場させて頂きました。体を動かすことや海外選手と交流する非日常感がとても刺激的で貴重な体験になりました。トライアスロンへの挑戦という稀有な機会を会社から提供してもらった一方で、この頃から他のキャリアを考え始めました。トライアスロンのトレーニングを通じて、元々体を動かすことが好きだった自分に向き合う時間が増え、「一度きりの人生、もっと自分のやりたいことや得意なことをやりきりたい!」と、考えたのです。そこで、1年ほどトレーニングについて勉強した後に、ずっと挑戦したかったトレーナーになりました!

ー素敵な挑戦ですね!退職してトレーナーになることに対する周りの反応はどうでしたか?

井上:それまでは、仕事の中で「私はこれやりたい!」という意見を周囲に発信することがあまり無かったのですが、新しい挑戦に対して親しい人は背中を押してくれました。

自分自身あまり不安を感じていなかったことも、周囲が応援してくれた理由の一つかもしれません。もしトレーナーとして生活出来なくても何とかなるかなと。ずっとトレーナーをやってきた方とはキャリアが異なるので、トレーナーとしてきちんと生活できるまでに何年もかかることは当然ですよね。それでもトレーナーになりたいという覚悟は決まっていました。

ー確かにトレーナーとしての経験では早くから従事していたほうが優位性があると思います。一方で、井上さんのように会社員を務めていたからこそ今に活きていることや差別化出来ていることもあるのではないでしょうか?

井上:会社員としては基本的なことですが、エンジニア時代にパソコンの使い方を一通り学んでいることは本当に役に立っています。トレーナーといえども、データを整理して管理したい時にはエクセルを使いますし、何か提案する時にはパワポを使います。会社員を経験していないとエクセルもパワポも学ぶ機会があまりないので、資料作成が苦手なトレーナーは多いと感じています。そういった意味では会社員で基本的なビジネススキルを一通り学べたことはアドバンテージになっています。

あとは、ビジネスパーソンのお客様と対等に話せることにも今の仕事に活かされていますね。VSNでは割と上司と部下のコミュニケーションがフランクに行なわれる社風です。私が在籍していた頃は社長と話すイベントもありました。そういった上司や周囲の仲間とさまざまな会話をした経験があるからこそ、お客様との会話から会社の悩みや人間関係を想像することができます。社会人経験がなくトレーナーになられた方にはない強みだと思っています。

ーなるほど。退職してトレーナーに転向してからAKKODiSとの関わりは何かあるのですか?

井上:在籍時代の先輩方が数名、トレーニングに来てくれているんですよ!中には在籍中には関わりがあまり無かった方なのに、定期的に訪れてくださる方もいらっしゃって。あとはその先輩方からゴルフに誘って頂いたりしています(笑)。

プライベートでは当時の上司に飲みに連れて行ってもらったり、退職後も変わらずに繋がり持てていることはとても嬉しいです。今後はアルムナイネットワークを通じて、アルムナイ同士で関係を作っていけたら面白いと思います。

ー個人と企業で退職後も関係を継続していくためにAKKODiSアルムナイネットワークを活用してやってみたいことは何かありますか?

井上:アルムナイ同士の飲み会などラフな交流は行ってみたいです。共通の話題があり、今の各々の活動の話があり、盛り上がるだろうなと思います。

ただ、派遣先に常駐するという業務の特性上、一緒に仕事をしたことがない人が多いのがネックになっていますよね。在籍中はAKKODiSが企画している交流イベントやミーティングに積極的に参加しないとなかなかコミュニケーションをとることができません。

ーなるほど。業務上関わりが少ないからこそ、アルムナイ同士で気軽に交流できる企画にニーズがあるのですね。

井上:仕事上ではあまり繋がりがなくても、みんなアルムナイ同士で繋がりたいからネットワークに参加しているのだと思います。エンジニアはシャイな人が多いので、少しずつ交流していければどんどん盛り上がっていくと思います。

ー盛り上げていきましょう!

アルムナイへのメッセージ

ー最後に、井上さんからAKKODiSとアルムナイへ向けたメッセージをお願いします。

井上:私は、AKKODiSには本当に感謝しています!会社の環境も大好きですし、様々な方に可愛がってもらえて素敵な会社だと思っています。私が現在、トレーナーとして自分の人生を歩めているのは間違いなくAKKODiSのおかげです。

アルムナイに関しては一緒に仕事をしたことのない人も多く、私もシャイなのでガンガンいけませんが、一度繋がれば絶対楽しいですよね(笑)。せっかく退職後も関係を継続できるコミュニティがあるので、もう一歩前に出て話してみたいなと思います。

ー本日は貴重なお話ありがとうございました!

※こちらは過去にAKKODiSコンサルティング(旧Modis、旧VSN)に在籍していた方専用のネットワークです