2021年4月にアルムナイネットワークの運営を始めたAKKODiSコンサルティング株式会社（旧 株式会社VSN、以下AKKODiS）。アルムナイの千葉健太郎（ちば・けんたろう）さんと、簡牛洋陽（かんぎゅう・ひろあき）さんは、転職を経てAKKODiSに再入社しました。その経緯や、外に出た経験が今どう活きているのか、なぜ再びAKKODiSを選んだのかを伺いました。
※こちらは過去にAKKODiSコンサルティング（旧Modis、旧VSN）に在籍していた方専用のネットワークです
プロフィール
千葉健太郎さん（写真左）
2000年に製造業の企業に入社し、SEとしてWebアプリの開発に携わる。2018年に退職し、株式会社VSN（現 AKKODiS）に入社。電機メーカーの開発会社で勤務する。2021年3月に退職し、外資系コンサルティング企業へ入社。PMOの経験を積む。同年6月にVSN（現 AKKODiS）に再入社。
簡牛洋陽さん（写真右）
株式会社VSN（現 AKKODiS）に入社し、自動車用コネクタ設計、商用車アクスル回りの設計業務を担当。同社を退職後は外資系コンサルティング企業へ入社し、約3年間インターネット広告にかかわるトラブルシューティングに携わる。その後、AKKODiS再入社。ステアリングコラム領域にかかわる設計業務に携わる。
VSNから転職した理由
ーー最初にVSNから転職しようと思った理由を教えてください。
千葉：大学の同級生がコンサルティング会社で働いていて、彼から「同じような仕事は、うちでもやってるよ」と聞いたのがきっかけです。当時、私はVSNで英語を使う仕事に携わっていて、海外と関わる仕事も楽しいなと思っていました。外資系であればそういう機会も増えるだろうなと考えたんです。「マネージャー寄りの立場でエンジニア系の仕事ができる」と聞き、エンジニアとしてのキャリアを生かして、もっと自分の世界を広げられるだろうと思って転職しました。
簡牛：ものづくりを経験していく中で、出来上がったものがどのような戦略で世の中に広まっているのか気になり、広告業界に興味が出たため退職を決意しました。今まで学んできた機械系の知識を一度棒に振ることになる不安もありましたが、新天地での業務が楽しみでした。
再びVSNを選んだ理由
ーー転職してみてどうでしたか。
千葉：コンサルティング会社では、プロジェクトマネジメントが主体でした。たしかに技術は知っていなければいけませんが、実際にシステムを設計したり、プログラムを組んだりする機会はなく、スケジュールやお金の管理が中心。そこで自分はマネージャー職よりも、やっぱりエンジニアとして手を動かしたいんだなと気づいたんです。
また配属先の部署も孤軍奮闘の雰囲気があり、各自で成果を出していかなければいけないシビアな環境で、自分には社風が合いませんでした。VSNの時はチームで成果を出すスタイルだったので、真逆の雰囲気だったんですよね。そこを続けていくのはちょっと難しいなと感じ、VSN時代に仲が良かった営業の方に相談して再入社を決意しました。
ーー簡牛さんが再度転職しようと思った理由は何ですか。
簡牛：30歳という節目に改めて、自分がこれから数十年どんな仕事をしたいか見つめ直してみたんです。そこで思い浮かんだのが、設計業務に携わってきた思い出でした。もちろん良い思い出だけではなく、苦労したこともありますが、それも含めて、ものづくりの楽しさや仕事のやりがいを感じていました。改めて設計業務に携わりたいと思い、退職を決意しました。
ーー他社へ転職する選択肢もあったと思うのですが、VSNを選んだ理由は何だったのでしょう。
千葉：やっぱりVSNがおもしろかったんですよね。不満があって退職したわけではありませんでしたし、全く知らない会社に転職するのもリスクがあるので、それだったら良かったところに戻ろうと。
私は「楽しく仕事をしたい」という思いが1番にあり、チームで成果を出していけたら最高だと思っています。あとはエンジニアの仕事が好きなんですよね。コンサルだけ、マネージャーだけやるのではなく、プレイングマネージャーのような立場でチームビルディングができるキャリアを目指したいと思いました。
簡牛：VSNは研修制度がしっかりしているとわかっていたので、安心してブランクを埋めることができると考えたためです。また風通しがよく雰囲気が好印象でしたし、せっかくなので前職で経験したコンサル業務が、当時のVI（バリューチェーン・イノベーター）で生かせればと思っていました。
再入社前の心境
ーー千葉さんは短期間で再入社することに不安はありませんでしたか。
千葉：人事部の中には不安に思う社員もいたようです。カムバック入社の時は退職理由や経緯などをヒアリングされるのですが、その面談で「3ヶ月で戻ってくるって、本当に大丈夫なのか」という話になりました。でも私が在籍していた頃を知る社員が「千葉さんは大丈夫だよ」って説得してくれたんです。それで納得してもらって、内定をいただきました。
いざ再入社したら、さすがに「もう戻ってきたの？」って言われるんだろうなと思っていましたが、周りがいい人たちばかりで、笑い話ぐらいの感じでした。仕事も前と同じお客さんを担当させていただきましたし、今はさらにいろんなことをやらせてもらっていています。まさにプレイングマネージャーとしての仕事ができて、かなり楽しいです。
ーー簡牛さんは再入社前に不安などはありましたか。
簡牛：お客様先で活躍できるかどうか不安がある一方で、どんな設計業務に携われるのかという楽しみや、勤務地がどこになるのかなぁというわくわくもありました。実際に入社してからは、現場でのスピード感に日々苦労しています。厳しいお言葉をいただくこともありますが、周りの方もサポートしてくれます。なんといっても設計したものが目の前に製品として出てきたときはやりがいを感じますね。
外に出て気づいたVSNの良さ
ーー外に出て気づいたVSNの良さを教えてください。
千葉：人間関係が良いと思っています。フランクに仕事ができますし、良い意味で遊び心があります。私は仕事ばっかりだと余裕がなくなって追い詰められてしまうので、がんばる時はがんばって抜く時は抜く、そんなバランス感が自分に合っているなと。あとはキャリアプランナーがその人に合った案件を考えて割り当ててくれるところも良いところですね。
簡牛：やはり風通しがよく雰囲気がいいなと感じています。「日本を、課題解決先進国に。」というビジョンを掲げ常に挑戦し続ける姿勢が良いところだと思います。
ーー今後、AKKODiSでどんなキャリアを築いていきたいですか。
千葉：今のプレイングマネージャーのポジションでやっていくのが自分には合っているので、このままスキルを磨いて楽しく仕事をしていきたいです。そしてお客様に喜ばれるものを出していければと思っています。空いてる時間には英語のスキルを磨いて、将来的には海外の仕事に携わる機会が出てくるとうれしいです。
簡牛：まだ再入社して間もないので、まずは業務上必要なスキルやフローを身につけ、お客様先で貢献したいです。ただ、前職では多くの広告代理店や広告主様と話す機会が多かったため、コミュニケーションのスキルは大きく成長していると感じています。そのスキルは現在、他部署の方との調整する場で活かせていますね。
アルムナイへのメッセージ
ーーAKKODiSがアルムナイの施策に取り組んでいることについてはどう思いますか。
千葉：私みたいに外に出てみないと、AKKODiSの良さに気づけない人もいるので、退職後もAKKODiSと繋がれるアルムナイネットワークのような取り組みは、すごくいいと思います。また外で経験を積んだ人が戻ってきてくれると組織としても強くなるので、非常にいい施策だと思いますね。
簡牛：再入社や退職を考えている方々へ参考になるので良い施策だと思います。
ーーアルムナイへメッセージをお願いします。
千葉：私の場合はカムバックまでの期間が短かったですし、「戻ったらいろんなこと言われるのかな」と思いましたが、特にそういったことはありませんでした。社員のみなさんはもちろん、お客さんにも「また戻ってきてくれたんだね」と喜んでいただけました。他にも何人かカムバック入社していると聞きますし、あまり抵抗なく戻れると思います。
簡牛：お客様先とAKKODiS業務の両立が難しいこともありますが、自身の携わりたい部品や業務を明確にすると率先して動いてくれたり、相談に乗ってくれる風通しがいい職場だと思います。また研修制度が充実しているため、自身のスキルアップを支援してくれる環境が整っています。興味のある方は再入社という選択肢も、前向きにご検討いただければと思います。
